全て月夜の所為です。
U² | 19 | |
766 | 正楽の先で俯いていた。 その消えかけの呼び声に気がついた時は遅く、 もういないんだ でも叫び続けた、 貴方だけは生きて欲しくて。 壊れたその記憶さえ、 愛し続けてる...! 終焉を知った私は、 泣き叫び壊れゆく。 「さよなら」のその声を聞かせてよ。 またあえる日まで さようなら。 |
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ | 11 | |
209 | 睡蓮花の咲く宵の月に、 見惚れて近ずいていた。 嫌だ嫌だと叫び続け 蔑ろにされ弛む。 永く続くあの刻を、 満たすことは出来なくて、 怖い怖いと思い続け 終わるのは? |
燭鬱 | 11 | |
264 | 誰のかも分からないものを、 壊して消し去るのは誰? 誰にも判りえない私を 見つめているのでした。 逃げても逃げても追いつかれ、 殺され屠られ終わる 次第に私は消え去って、 終焉を迎えました。 |
U²(old) | 19 | |
766 | 正楽の先で俯いていた。 その消えかけの呼び声に気がいた時は遅く もういないんだ でも叫び続けた 貴方だけは生きて欲しくて 壊れたその記憶さえ 愛し続けてる…。 終焉を知った私は 泣き叫び壊れゆく。 さよならのその声を聞かせてよ またあえる日まで さようなら。 |
☾☾ | 12 | |
165 | 形而上が見つめている その根拠は何処へ? 失せなき顧みも、 世の所為にするのだろう? 終わりなき旅人も 終いには消え去るのだろう。 待ち望んでいた 悲劇も もう戻せないのだから さよならの一言だけ言わせて 消えていく その前に 軈て壊れゆくだろう。 羨望を望む人々を 嘲笑うのは何故? 何を感じ何を思い 見つめていたのでしょうか |
月夜 | 9 | |
193 | 戯れに描いた傘は 誰のものなの? 月夜に照らされ ■かれる あなたを見てた。 |
アラルガンド | 28 | |
747 | 鳴る音、 空高く舞い上がる その刻が、 撓れた世界の反射点を眺めていたい。 漣響く空の反転を覗いて、 傀儡となり嘯く儘に、 ソレを穢した、 継ぎ接ぎだらけの街道は、 桜舞落ち咲き誇って、 消え去る時の指していた時計の針へと歩む。 |
偃月(short) | 20 | |
621 | 蛍光灯で照らされてた、 あなたに見つめられていた、 ふときずくと、 声が聞こえ、 なにもかんじなくなり。 不快な音が鳴り響き、 もはや心地よく、 どうして私を見つめてるの? 繰り言を吐いた。 苦しみを 耐えきれずに 私の元へ来たのか (演奏) ごめんなさい。 |
偃月(demo) | 8 | |
184 | 携帯を鳴らす明かりの下、 只管にぼやけてみえた。 形のないものだけが映る 鏡があった。 断りを断つことは出来ず 悶え苦しんでいた 再開出来ずまま ずっと待っている。 壊れてた もう戻せない 空回りの絵空事 この世を写す鏡が ずっとずっと隠れてる 隠された記憶も言葉も 戻せはしないんだ。 |
✮(short) | 28 | |
743 | 冷笑する君達は、 栄転!成るのを問うた? 暦を廻す言の葉達は、 囀、時に晒し目に見える。 透過する月夜の針が、 また凪ぐ、叫ぶ、帰らずに! 敷衍しても針は戻らない。 明確な理由は咲かないが、 苛む五月雨の先、 消えてゆくだけなのでした。 散り征くか? 水無月の縁、 また、 嗚呼、 成す術非ず儘、 神よ!只管に藻掻く私を、 見捨てずに見守ってくれないか? 熄!寄る辺在らずの身罷りは、 全て月夜の所為です。 |
關と●針 | 32 | |
435 | 五月雨夢音、 徒然なる儘に、 惹かれ、焼かれて、 蕩けてゆくのです、 揶揄されて怒る1人の小さな影、 見えぬ時計を只管に刺す。 私が消えた楽園は燃えていて、 あなたが求め探し揺らぐものも 全て全て月夜の所為とするべきなのでしょうか と言うだけでした。 |
· | ||
738 | 期した懺悔の音、 水無月踊る細石、 騒ぐ網の紙が、 頬を濡らし、示く夜。 足枷を外す罪人が、 叫ぶ夜の諍いに堕ちて、 叶う夢をただ抱くと言うのなら、 闇夜へ堕ちる。 誓う願いを知って、 殺される僕の声、 泣き続けてもまだ、 痛みは狂い続けた。 足枷を外す君の音、 漣響く僻みの様で、 崇め奉る夜の帳は、 全て月夜の所為です。 全て虧月の所為です。 如何か、忘れぬ様に。 |
ヴェルリーズン | 21 | |
556 | 水平線の消えかかる頃、 星空は凛としているみたいで、 絡まり謗り藻掻くだけと、 言う声は消えて行くだけ、 風花雪月に揺られるのか? 存在するか?意志を穢すか? 私の心が動いた時。 人々はただ失うのみで。 遥か遠くの夜空へ歩く道筋 犇めく思い出は壊され、 あなたの声が揺らいだ時に、 見えぬ夜の声が聞こえた。 継ぎ接ぎだらけの舟は沈み、 また明日へと燃える。 僕の想いは分からないのでしょう? 闇夜へと堕ちてゆく。 顧みるだけの愚者を殺し、 また1つ崩れる。 君の想いは僕に届かない。 全て月夜の所為です。 |
回答 | 40 | |
762 | 誰かが見つめている。 僕らには気づけなくて、 それを模した形を破壊し続けるのでしょう。 君達を見つめているんだ、 ただ変わることが出来ないから、 僕を穢す不貞楽、 無くなってしまえばいい。 なかないできえたぼくのこえ、 きえないで問う言の葉、 継承するはずのこの言葉を失うだけならそれでいい。 願うのみだけ、神様は見捨てないでくれるから! あの時を忘れられないのでしょうか。 雪月という音の声がする。 回る世界は夜へと消える。 きっと...大丈夫だと思いつづける。 全て月夜の所為です。 |
絶歌死音 | 279 | |
3935 | 陽が沈みだした落雷を、 翳す楽園を咲いた。 探してく熙を絶えず変え、 叫ぶ帳たち、 冥は陽が屠り、 晒す訳にはいかないな? 目には見えぬ儘、 縫わぬ世界達、 冥を去る界隈達を、 栄を為す羨望は見えず、 ただゆらゆらと蝕まれて往くか? やめてやめてと叫ぶ声は、 なきじゃくるだけでした。 快楽に溺れるくらい、 只管に苦艶を裂いた、 探してく熙を絶えず変え、 悲しみに明け暮れては、 囀る星の音を聞く、 きえるあなたのこえをきいた! |
✮✮ | 30 | |
806 | 脆く潰えた、 御礼の護符と、叫ぶ淀み達は奏じるか? 僻む天罰から雷霆が鳴り、 軈て壊れて消えた。 嘲笑去れど 消灯するべく 月下冷笑な海鳥は消えてき、 崇拝者達は燃えてゆく。 匙は 落とされ 憂鬱 は翳り、 嘘達は、 人々と 混ざり合い 溶けてゆく、 目に見えた行いも全て 全て月夜の所為です。 |
dystopia | 103 | |
1392 | 回を重ね、 未だ、見えぬ様にと流してゆくので、 まだ、 縫わぬ月夜へと、双音が鳴る。 白夜の駆る現世へ、 見える針の神経の身。 穿つ聾者の憐憫はまだ見えぬままでいたのです。 連想する君の声、 降下する雨と霧が泣く、 泣き叫び続けるこの思い、 分からずじまいでいる。 回帰符の鳴る向こうへと、 泣いて消えてくディストピア! もう帰らない、戻せはしない。 如何か、忘れぬ様にと!!! |
死宛て恋手紙 | ||
1115 | 虚ろへと泥んでた、 重い、 想い、 ずっと願い続けて、 愛し続けてしまうのは、 許されません。 この思い忘れてしまおう。 嗚呼、辛すぎて 苦しくて 泣いてる、 この言葉 あなたには 分からず、 笑ってるその君をただ見続けてさ、 愛してる ずっと、 苦しくて 辛すぎて 屹度、 殺してしまおう! 僻む言葉は戻りやしない、 あなたと。 描くその理想郷の中で願ってました。 消える 声は届いてますか? 全てあなたの所為です。 あの時に、壊されちゃった、 また狂ってしまって、 擬えた許りで、 嗚呼。 愛してずっと僕だけ、 誰も彼も忘れて、 あなたを願うだけで、 ずっと。 僻む言葉は戻りやしない、 あなたと。 描くその理想郷の中で願ってました。 消える 声は届いてますか? 全てあなたの所為です。 暗澹の果に暗れ惑う、 嗚呼、忘れぬ記憶の奥底でさ、 誰も僕の想い分からないんだろうからさ。 消えてく無縁なその言葉、 全て月夜の所為です。 |
廻る廻り続けるこの街で、 | 16 | |
479 | 歌声響く空、 遍く声は届かずに消えて、 盈虚の拠り所を探す。 何も変えられない。 泡の音が聞こえてたのは、 偃月を見てたから! 誰の為に映し出される? 此の世の終わり。 探し続けた。 きえさった かなしいけれど あらわにされてないていたよ なりひびいてた このまちすらも 帰れなくなるのか 廻る廻り続けるこの街で、 憐憫に駆られる夜の帳を、 虚ろに見える巡りを祓い壊し、 亡きものとする。 形容出来ぬ形の無いものも、 Nと0の交わる響きすらも、 失われた言葉の意図は、 全て月夜の所為です。 |
_/¹ | 34 | |
809 | 苛まれ続けて、 蝕まれていくのです。 月夜の出ずる幼子は、 逃げ場所を探してる。 空回る絵空事は、 水溜まりの中、 少雨のふり注ぐ雨の中、 また消えた。 退廃に溺れて、 くらくらと眩暈する 彼のようにはなれないと、 蔑まれていたのです。 咲いた花も、 散り燃えて、 消えてしまうのでしょう? 戯れに描いた世界では、 諦観を謳い、 星月夜を見て泣いていた、 それも全て君の所為。 あの方のようになりたいけど 私にはなれやしないんだろうな この星も、 この夜空さえ、 軈て壊れるだろう? 戯れに描いた絵空事、 焦燥に駆られて、 劈く音に苛まれて、 僕の所為と謳うのです。 宵を彷徨う光の先へ、 蠢くあなたは、 記憶を失ったのも全て、 全て月夜の所為です。 |
¹\_(short) | 15 | |
415 | 常世へと落ちる柵へと、 罪なき人々は進み行く。 全部嘘だと言われても、 嘯きを続けてる? 睡蓮に溺れる月明かり。 然れど、 輪廻は廻り続ける。 無意識と月夜を見上げてる。 界隈の始まりを告げていたんだ! 戯れに攫う時計の針。 それは無為となる? 最後最高の答え合わせ、 軈て壊れゆくだろう? |
_/² | 29 | |
568 | つかぬ噂に駆られてく、 見ず知らずの転影を掻くか? 儚く散りゆくたちは、 音を絶えず流した、 基ずくものへと入り込むか? 暗がりの弧は見えず絶えず、 流れて燃えて見えなくなる。 全て月夜の所為です。 罵られ 壊されてく 推敲を重ねるか? それは揺蕩う物狂いのように見えていて、 消えるだけならもう殺して! 最後の影の奏を。 そしてまた堕ちてしまう苛む人々が あの日のようにまた泣いて、 消えるしかないのです! |
✧(short) | 20 | |
653 | 諌め行く曇り空、 天霊を翳るなら、 鳴る思いですら、 非無き月の定め。 蝕んでいく闇夜の中、 雷霆のなる紙へと歩く。 時計の針が指し示した時、 如月の咲く酔へ、消えた。 |
✧✧(short) | ||
絶影に浸る熙の華が、 潰えて悶え消えて行く。 対し澪標を成して 意志を遮るのでした。 幽華の咲く霊帝は 瑠璃色の傘をさす様に見え、 咲いて、泣いて、意外で。 濃淡を殺しました。 泥炭を見、 水解する。 元に戻れないのです。 それはまた凪ぐ風の先にある、 泣く月夜の橋が、 見えぬ様にと目を隠して、 ただゆらゆら揺れていく。 そして人の為した栄をまた、 消しされと勘違い? そんな君たちは信じられぬ、 如月に咲く酔を、 |
嘘慿きと我楽多 | 13 | |
318 | 永月の成る桜の木々たちは、 一つ一つの記憶を散らす。 涙を流すあの楽園は、 宵へと堕ちて行く。 いつもいつも通りの道を、 歩いているのは僕だけ? なんでなんでなんで僕は、 いつもいつもいつもされ、 また泣いてしまうでしょう。 貴方に見据える記憶はとうに廃れているのでした! また1つ忘れてしまったよ。 僕はもう諦め、辞めて、 死のうとしたんだ、でもさ怖いんだ。 君のいないこの世は空白にみえるんだ。 戯れに攫う時計の針、 それはあなたのもので、 最期の君の声は届かず、 いなくなってたんだよ。 戯れに描いた世界では、 諦観を謳い、 星月夜を見て泣いていた。 全て月夜の所為です。 |
二月双音 | 21 | |
532 | 声が出せない儘で消える。 壊死が目に見えて往くの? 鴉に啄まれて消えてしまうのか? 召せぬ双子の匙は燃え、 そう、消える、消えて無くなるんだ! 滅亡する夜雨の声、 抗えず殺され続け、 月夜桜は無為に、咲いて泣いた壊れる酔いへと堕ち、 消える帳の中 欺いた戯曲の音を、 あなたの所為と歌い続ける! 快楽に溺れるくらい 只管に苦艶を裂いた、 探してく煕を絶えず変え、 悲しみに明け暮れては、 囀る星の音を聞く、 消えるあなたの声を聞いた! |
✮✮✮ | 44 | |
1188 | 啄む鴉の声、 刺し続けられ動けずに、 息の出来ぬ人々は今に、 死を待つのみと悟った、 空っぽの脳をひらき、 膿を取り繕うのでした。 戻れない所へきたあなたを、 ただ殺すのみなのです! 声もだせず、 躰を切り開かれてしまい、 血を流しては、 次へと飛沫が飛ぶ、 焼き尽くすこの躰は、 直向きに啄み続ける、 あなたの声も届かずにきえる。 揺らぐ摩天楼の中で、 微笑する君の声が、 最期にきこえるのです。 頭の中が真っ白になって、 おわりをしった。 全て月夜の所為です。 |
☪︎(demo) | 21 | |
230 | 帰する言葉の奇怪とは? 想思試し揺らぐのみ、 風葉の拠る錆びの無辜と、 要らずの祝福達。 映し出される日々の終怨、 来世は夢華と五月雨 遡り続けや失うのみ、 揺らぐ視界の中で、 抗う刻を咲かせるのなら! 舞わぬ君の声を轟かす、 去りゆく人々の涙はまた、 次の歌へと歩む。 |
迷月祖華 | 49 | |
526 | 抗いなど見向きもせずに、 回帰符の様に見えて往くか? 問う虚ろな物たちは、 消えてゆくだけでした。 明日を乞う声達は消えてしまうのか? 願うのみだけ神様は見捨てないでくれるから! あの時を忘れられないのでしょうか? 閉鎖されるのみの 枯葉のように舞い散るだけで 消えてゆくだけなのです。 迷い続ける言葉を飲み込むことは出来ぬ儘、 切り裂いた思い出は爆ぜた! 陽が沈むただの夜は、 闇夜へと流れ落ちてゆく、 月夜は消えてしまわぬまえにと光を探し求める、 あなたはもう居ない探すことも出来ないから 降下するのみの普遍が、 神よ! 只管にもがく私を、 見捨てずに見守ってくれないか? 目に見えるものはただの戯言、 次のうたを待つのみ。 |
U² (2023) | 24 | |
378 | 快楽に溺れてしまった、 その人々達は、 揺らぐ陽の音と散るのみだと歌った。 形の無くなるこの街の静寂を、 ただただ見るだけなのなら死ぬだけ。 私の言葉はもう届かないので、 サヨナラを言う。 |
··(short) | 21 | |
398 | 吊るした反芻の鳴き声を、 駆る事の重みを知らずして、 前が見えぬと嘘を付き、 永定する火の残り。 誰が為の光の峭刻は、 会えない緋を殺してる。 流れる夢を裂いた時。 ただ、 月夜を見上げただけなのでしょう。 害される街の中で、 燃える涙と声の所為で、 僕らは嗚呼、また無くしたんだ、 全て虧月の所為です。 (足枷を外す君の音、 漣響く僻みの様で、 崇め祀る夜の帳は、 全て月夜の所為です。) 死の音か鳴って、 殺される? 全て月夜の所為です。 |
鶫 | ||
1219 | 前生咲き誇る夜鳴き微は、 冀う相違の翳り。 屈めろ彼岸の声、 陽閉める賛美の呼ぶ紙、 箍の外れぬ檻を、 ただ削ぐ鏡の奥。 叫ぶ加害者には、 殺される被害者が軋めき、 崇める夢の音沙汰が... 見据えた!漣の酔う華を、 抱え壊すだけの泪を、 前生咲き誇る夜鳴き微は、 冀う相違の翳り。 (囁く言葉は惨めで、 虧月は夜へ沈む。) |
髮カ | ||
764 | 錆びた日々の応えを、 陰踏む、 蒼穹の嘲りを! 嗚呼、鳴いた鶫の声を、 只、見据えて殺される。 忘却される記憶の端、 騒然とする紙が擦れて、 私はもう戻れやしないから、 攫う時の表。 月夜の橋が落ちて、 泣いた人々はただの枷と、 雷霆響く宵の空、 嗚呼、 あなたをただみつめる。 忘却される記憶の端、 騒然とする紙が擦れて、 私はもう戻れやしないから、 全て虧月の所為です。 |
髮カ關ス | ||
766 | 泣いた! 宵伽に殺され、 意思を持ったからくりの様。 死の音響く夜空に堕ち、 夜を廻る狂信者、 抱きしめる陽の彼方の音、 黄泉の苦艶に殺されて、 冀うだけの愚弄者は、 宣い蔑む様です。 言の葉く双月の緋は、 扉を開けた、化け物。 それを思い出すだけなのなら 所以の影。 嘲笑った僕を知らない君達、 逃げることはできない。 死を悟るものは、 許されぬ。 全て虧月の所為です。 |
late | ||
457 | 嘲笑う時の囀る音の酔は、 死に様のように見せ、 幽世の憂愁を、 鳴呼、 幽冥勝る回帰の果てに、届どかず、 揶揄する愚弄者に月夜の影は落ちる。 諸行無辜の緋、 手は重ならず、 類刻の日々、 奇を衒うのです。 夜月の叛旗、 虧月の翳り、 殺され続く 君の音。 躍る穹の雲夢を壊した! ただ揺らぐ意味の無いもの、 ただ許せぬ思いが募るだけなのですか? 嗚呼! もう戻れなくなった! 堕ちる如月の音に、 殺してよ! と歌は続くのだ。 殺される驟雨。 五月雨に堕ちるのか? 躍る穹の雲夢を壊した! ただ揺らぐ意味の無いもの、 ただ許せぬ思いが募るだけなのですか? 嗚呼! もう戻れなくなった! 堕ちる如月の音に、 殺してよ! と歌は続くのだ。 |
如月采芭の遺した記憶.m4v | ||
288 | いきなりで申し訳ないのですが、 貴方達は如月采芭という1人の少女をご存知ですか? 如月采芭 彼女は幼き頃に家族を失い、 心に深い傷を覆いました。 何をしたらよいのかもわからず ただ廻るこの街を、ひたすらにさまよい続けているだけなのでした。 2023年7月30日 「絶歌死音の音が聞こえる。 鳴呼、 私の所為で...」 ごめんなさいごめんなさいごめんなさい 采芭の謝る声が聞こえた。 彼女は悪くないのに、全部あいつが悪いのに。 2023年9月6日 鶫の鳴く夜に、私はある場所へ向かった。 もう誰も嫌な思いになんかしたくない。 私さえいなくなれば全部終わる。 2023年10月22日 朙妖の鴉の鳴き声が近づいてきた。 嗚呼、もう二度と醒めない夢を見ているよう。 私は、逃げやしない。ただその時を待て。 |
✭[short] | ||
1085 | 沈みゆく星空、 夢見る破落戸。 掬われた月夜を前に、 情けなど無いと言いますか? 歪みゆく闇夜に、 祓う言葉など非ず。 見えやしないのだろうから、 願うことをやめたの。 忌み嫌うのなら、 殺してしまえばいい。 許されざるその言葉は、 もう戻せはしないのだから、 歪みゆく闇夜に、 祓う言葉など非ず。 見えることなどないのでしょう? 全て月夜の所為です。 |
✭✭ | ||
881 | 前頭の羽が崩れて、 冷たい音にただ身を馳せゆく、 躊躇うことを知らぬものたちは、 いま死を 知ろうとするの。 夢を見た、 鏤骨を壊す、 五月雨を消すのでした。 泥む時の奇を衒って、 忌み嫌う理。 喉を掻き切る、 泥炭の音、 全てを消すのです。 あなただけを見つめていた、 只管に壊れてしまいましょう? 全て月夜の所為です。 |
絵空事を謳って | ||
1947 | 天月酔聯の曙光、 時に影を悠す素行、 語る呂律は病症へ、 微睡む影を見捨てる夢の歌。 絵空事を謳うのならば、 暗夜に眠る秤を壊して、 止め処無く啜り泣いたのは、 あなたの事を思い出してしまうから! 蟠る夢に浮かぶ声を、 何時か、何時かと信じ願うのです。 雨現に堕ちるモノは、 歪められた恋の歌! 褪める欠片とあの日の記憶、 二度と戻ることなく。 紗夜の海に沈む、零落の歌、 忘れてしまう。 応えられますか? 私の想い、風に溶ける。 君宛てに歌うその言葉は、 全て消えてしまった。 記す雨空に、宵は溶け出す。 如何か、忘れぬ様に。と叫ぶのです! あなたと描き出す、 君宛ての死行き列車、 蟠る宵へと歩みましょ、 共に醒めぬ夢に堕ちてしまいましょう。 良いでしょ?愛してるなら、 もう戻れやしないのです。 騒く虚ろに咲いた花弁、 それは狂性ですか? 紗夜の海に沈む、 感嘆の詩符、消えてなくなる。 答えられますか? 私の思い水に溶ける。 君宛てに願うその言葉は、 全て月夜の所為です。 潰えた今宵を見ぬ月時雨、 天秤にかけたあの日の記憶。 それすら分からず居て、 また彷徨い続けるの。 絵空事を謳い続けてさ、 また忘れちゃうかな? 掠れてる声すら愛おしいのは、 何故なんだろう? 限りなく尽くしたつもり、 それでも足りないのでしょうか? 夢見た私の言葉は届きやしないのでしょうか? 僕の事忘れないで。 |
転影 | ||
645 | 浮かぶ声に耳を澄ませた、 衒う音沙汰、在りやしないのだと。 意味を訊いた忌み物の正気は、 何時か、消えてなくなるのです。 廻る言葉願えど、 叶わぬ夢でしょう? 泣き叫び世に帰す者よ、 時に伏して、目を遮るの。 それすら意味などないと知るのです。 暗れ惑う、 闇の中、 落ちてしまう。 還す言葉は月夜に照らす、 写鏡。 闇に葬られた彼の者共は死を。 書き綴ってた日記の中は、 何も在らず。 逃げることは出来ぬのです。 浮かぶ声に耳を澄ませた、 それゆえ叫ぶ、憎き愚弄の歌。 水に溶ける常世の闇へと、 苛まれて死ぬだけでしょう。 ノイズ越しの普遍に、 揺られて事を知る、 声すらも出せぬ様です。 許せぬ秤に、 落ちる重りが、 壊れてしまう、 死を知ろうとする愚者共が喚いた。 只管に、願うのは、 ただのエゴで、 逃げ続けた、 末路か? 知りやしない。 どうでもいい。 意味もなく惑い続けている、 その言葉で。 もう戻せやしないとわかっているのに。 書き綴ってた日記の中は、 何も在らず、 私は死ぬだけなので。 |
魄 | ||
454 | 揺らり揺らり揺れる列車が、 飾る俤の様に見えてたので、 鴉は鳴き夜は崩れてゆく。 嗚呼、願うばかりで。 明け暮れた果て逃げ惑って、 只、貴方の所為と言い続けてる。 泣いて願うことを出来ず儘、 死を待つだけなのです! 影は消えていった。 声も残さずに。 只、死を見据えて消えた。 戻らぬ記憶の奥底へ堕ちてゆくのなら! 貴方を愛した。 それも 全て消える! と謳いました。 影は燃えていった。 声も残さずさ。 早く私を許して。 戻らぬ記憶の底で堕ちてゆくのなら! 私がいるから、 やめて 貴方を愛し続けている。 |
✭ | ||
1107 | 閉ざされた疑心に、 目を瞑るあなたよ、 夜桜に落ちゆくあの記憶らも、 戻らない。 沈みゆく星空、 夢見る破落戸。 掬われた月夜を前に、 情けなど無いと言いますか? 歪みゆく闇夜に、 祓う言葉など在らず。 見えやしないのだろうから、 願う事を辞めたの。 忌み嫌うのならば、 殺してしまえばいい。 許されざるその言葉は、 もう戻せはしないのだから。 歪みゆく闇夜に、 祓う言葉など在らず。 見えることなど無いのでしょう? 全て月夜の所為です。 架けた瓦礫の中、 泣き喚いて願うだけ。 逃げることは出来ないので、 諦めて死にましょう。 欝がれた退路は、 嘘に満ちて、 映っている。 最後に目に映るモノは、 何もありやしません。 月夜に照らされて、 死を前に焦るだけ。 逃げることなど出来ないのです。 全て月夜の所為です。 |
絶歌死音[Full] | ||
2370 | 陽が沈み出した楽園を、 壊しだす愚弄の音を、 啀み合う夜の月の中、 裂かれた心は、 黒く染まり出す。 全て夢なら良かったのに。 見えなくなるのは、 こわされた心を閉ざしてしまうからなの。 手繰り寄せられた僕のこの想い、 忘れる事は出来ないので、 やめてやめてと叫ぶ声は、 醒めぬ夢へ堕ちるの。 陽が沈み出した楽園を、 壊し出す愚弄の音を、 啀み合う夜の月の中。 裏切られた天命は、 言葉を失うのです。 嗚呼、切り裂いた思い出は爆ぜた。 願った、 あの日も、 全て嘘ならば、 君のことを許さないと誓おう。 それでも、 私の事を、 捨てるのなら、 殺してやる。 願いは、 潰えた、 あの日の約束も、 全部 全部 全部嘘なんでしょ? 逃がすことは無い、許しはしないでしょう。 君の事を 快楽に溺れるほどに、 只管に刺し殺してた、 これも全部君の所為なの? 失われたその記憶、 全て思い出したんだ。 切り裂いた思い出は爆ぜた。 死音の響く彼方の緋、 低廻するこの時の中、 消えてしまうだけなのです。 溶けるあの記憶達は、 もう戻りやしないから、 消えるあなたの声を聞いた。 |
朧夜の宴(short) | ||
霞みゆく空、闇に飲まれる。 回顧、懺悔悖る賽の目が募って、 死を纏う時の中でさ、 見捨てられていた、 その記憶も、 もう戻せはしません。 渦巻く、喧騒へと、 落ちて消えた、 その夢叶わず嘘にまみれ生きるの? 壊れた私は、 死ぬので、 全て月夜の所為です。 歪みゆく音に飲まれる、 声は、虚ろに咲いてる、 足掻いても消える命、 忘れて仕舞えと、 願いを込めて、 消えてゆくの、 渦巻く、喧騒へと、 落ちて消えた、 その夢叶わず嘘にまみれ生きるの、 壊れた私は、 死ぬので、 全て月夜の所為です。 |
サク(short) | ||
淘汰された驟雨、 月に照らされていた目も、 忘れたくは無いのだと、 君のことを願うのです。 何時も、何時も、泣いてるの。 君に捨てられたくないから、 あの日のことはもう忘れたので、 君を愛すと誓う。 途切れた夢の音、 改悛に惑って、 枯れた命の奥底で、 君をただずっと待っている! あなたと描いた空、 月咲く渦の様で、 君だけずっと愛してると、 その言葉を待ち望んでる。 泣きじゃくった、 あの日のこと、 忘れれない、 この想い君に伝えたいの! 全て月夜の所為です。 |
朧夜の宴 | ||
霞みゆく空、闇に飲まれる。 回顧、懺悔悖る賽の目が募って、 死を纏う時の中でさ、 見捨てられていた、 その記憶も、 もう、 戻せはしません! 渦巻く喧騒へと 落ちて消えた。 その夢叶わず、 嘘にまみれ生きるの? 壊れた私は、 死ぬので、 全て月夜の所為です。 歪みゆく音に飲まれる、 声は、虚ろに咲いてる。 足掻いても消える命、 忘れて仕舞えと、 願いを込めて、 消えてゆくの。 わだかまる、 この想い、 忘れたいと願えど、 思い出す、 君の言葉で、 全部...!全部...! 崩れてく、 壊れてく、 闇夜の中で沈んだ、 夢は醒める事無く! 枯れて朽ちた記憶たち、 廻った、街の帳、 掠れた君の声は届きやせず、 消えて、無くなるのです。 渦巻く喧騒へと 落ちて消えた。 その夢叶わず、 嘘にまみれ生きるの? 壊れた私は、 死ぬので、 全て月夜の所為です。 縢る宵の普遍に惑わされて、 狂飈とする言葉の意味を知る。 泥む傀儡の正気も保てず、 憂虞するだけのその意志薄弱な、 お前を二度と許すものかと、 そう吐き出す煩わしい煩悩に、 嫌気がさし続けている、 この思い二度と忘れることは出来ないな? 渦巻く喧騒へと 落ちて消えた。 その夢叶わず、 嘘にまみれ生きるの? 壊れた私は、 死ぬので、 全て忘れて帰すのです! |
霖 | ||
合作 | 彼ノ日ヲ覚エル人ガ、 僕之感情ニ彩吊ラレ。 何時までも続く水すらも、 苦くて過ぎるのです。 此の世、あの世、名前を呼んだ。 「神よ!神よ!嘆きを聴いて!」 「見よ、聴きよ、閲覧せよ!」 叫びは夜空へ消える・・・。 セイをアナドるキミが ボクのゴウリセイをコワして 何時までも続く頭痛すら、 身体を解体する・・・ この世、あの世、名前を呼んだ。 「神よ!神よ!なげきを聞いて!」 「見るよ!聴きよ!閲覧せよ!」 全てあなたの所縁です。 |
✭✭✭ | ||
慨嘆の巻く塒、 瓢列して、錘となる。 目に映るは、 見ゆ、偃月の亡き焦燥の陽炎。 手にかけた范蠡月、 相剋の成せぬ擡頭、 頑なに重んじた、 愚者の声は聞こえぬのです。 意味の無い紛紜には、 縁が無いと念う語り手は、 頭を抱え、 逃げ続けていたの! 小雨降り続く夜に、 刺殺しました。 形骸化した君の瞳は、 酷く美しく見えていたよ、 不快な音を鳴らして、 無い爪を立てました。 記憶を辿ることは出来ずに、 盲信となる。 全て月夜の所為です。 手に架けた月の宴、 掃蕩に惑う神月、 くだらない憤懣を、 忌み嫌った愚者の窮愁。 涕位に溺れる、 顧みもせず、 強く、強く抱きしめて、 戻らない往日を捨て去って、 全てを忘れて帰した。 翳る日和は揺らいで、 時はまた私のモノとなる。 無縁と宣うあなたの所為です。 まだ許せない、 既往の月は、 嘆ずる夜に、 堕ちて往く。 五臓六腑に撃ち込む様にと、 針を刺すのでした。 小雨降り続く夜に、 刺殺しました。 歪む音に耳を澄ませた、 反故にするあなたが悪いから! 失墜した世迷言は、 とめどなく降り注ぐ、 記憶を辿ることは出来ずに、 殺されました。 全て月夜の所為です。 |
夢現と妄言 | ||
インスト曲 |
✭✭✭✭✭ | ||
戯れに攫う時計の針、 それは無意味となって、 夢にまで見た桃源郷は、 廃れ消えかけていた、 歪み行く闇夜に、 祓う言葉など在らず、 見えることなどないのでしょう? 全て月夜の所為です。 ♪ 間奏 ♪ 小雨降り続く夜に、 刺し殺しました。 形骸化した君の瞳は、 ひどく美しく見えていたよ。 不快な音を鳴らして、 無い爪を立てました。 記憶を辿る事はできずに、 盲信となる。 全て月夜の所為です。 |
獺 | ||
3303 | 闇夜に飲まれる月明に、 何を願うのですか? 無意味と知りながら足掻いていた、 わずかに残る望みを辿って、 遺棄されてにじむ世迷言は、 私を強く縛った。 膨らむ不平不満を、 擲つことはできずに、 募らせ続け、 溢れて行く想いを、 恨み、怨み、憾み、続けるでしょう。 誂えた隠微は擁されず、 朽ちた思い出を韜晦して、 闇夜に飲まれる月明に、 何を願うのですか? 歪んだ秤は黒く染まって、 意味もなくただ叩き壊された。 如月に咲く夜月の中で、 あなたを見つめてるのです。 膨らむ焦燥の音が、 蝕み始めたのです。 燻る想いに、 如何か、如何か、願って、 逃げて、逃げて、逃げ続けるのです。 誂えた隠微は擁されず、 朽ちた思い出を韜晦して、 闇夜に飲まれる月明に、 何を願うのですか? 崩れた赤い月は、 醒めない夢に堕ちてしまうでしょう。 妬み、僻み、また謗るのは、 現世の定めでしょう。 誂えた隠微は擁されず、 朽ちた思い出を韜晦して、 闇夜に飲まれる月明に、 何を願うのですか? 黒く染まった夢の中、 全て月夜の所為です。 |
素淡 | ||
302 | 倣う景色、虚構的な命は、 意趣など成さぬべきと言い、 涸れた声の中に居るだけ。 見えない花束を手向けていた、 この言葉準えて、 消えてくだけなので。 見失う言葉、 目の手にあると信じ続けて、 離れた歌に気を取られては、 見捨てるこの音割れて無くなった、 忘れぬ鼓動を、 ただ見てるので、 奏唄に送る音、攫われてた、 遺せぬ詩に閉じ込め、 咲いた花弁の落ちる空の下で、 迷を覚ます貴方の声を届けて! 消えるこの言葉へと、 私のこの歌響かせて! 揺らぐ涙の五月雨の音に消えた。 全て月夜の所為ですか? |
永遠 | ||
534 | 死だけを選んだ功績、 虧月然れど、歌の様で、 病に死を蝕まれて、 殺されるだけなのですか? 貴方の所為と歌うなら、 消えてしまうのです。 私の所為か?と問い続け、 見えなくなるまで刺し続けた、 サヨナラまた合えるその時を待って、 月夜に堕ちて死に至る。 如月の音、軈て壊れゆく。 この言葉苛むだけなのです。 嗚呼、重ね重ねた言葉へ 全て月夜の所為と歌うのです! |
赤いお月様の出る夜に | ||
何時しか消え去った思い出は、 もう二度と戻りやしないから、 あの日の約束を果たす為、 僕は歩き続けた。 赤いお月様の出る夜に。 現世と夢世は入れ替わって、 夢を見ているこの街の中、 僕は泣き叫んでた。 僕はある所へ向かってた、 君と手を繋いで歩いてる、 朝が暗闇に堕ちた時に、 月は上へと昇る。 祭りは始を迎えて、 人が集まって、 闇夜の中で遊んでる、 現世の世界と夢世の世界が分からなくなって! 歌が、 聞こえてくる街の中、 僕と世界は廻り続ける。 この夜が明けるまでの時間、 何もかも忘れてさ...! 歌が途切れ途切れに聞こえて、 人はざわめき慌てふためく、 でもね でもねもう間に合わない 夜に姿を消した。 君は帰ろうと言ったけれど、 まだ朝は来ないと言って、 僕らしか居ないことに気づくことは出来ないや、 踊り続ける2人の声が、 闇夜の中へ落ちて消えてく、 「もう戻れないのかな、」 君は泣き叫んでたんだ! 祭りは再び音を立てて、 人はざわめき歌い続ける、 でもここはいつもと違うから、 僕は泣き崩れてく、 もう二度と戻れないのですか? 現世はもう変り果てたので、 僕はもう最期だと悟って、 醒めない夢へ堕ちる。 |
☾² | ||
5511 | 鏡に映ってる、 僕を見てた、 過去に犯した罪を数えても、 救われないと知ってるのに... 低廻の末に、辿り着くなら、 君に縋ったら許されると、 迷信に身を染めていたの。 照らされて傷ついた、 記憶の中でさ、 思い出したくないあの日に、 また苛まれては、 苦しんだ。 目にも見えないような、 雨が降り注ぐ、 夢を見ているような感覚で、 月夜に照らされていた、 水面は美しく、 2人の影を映し出した。 慨嘆の末に、 蹲っていた、 過去の理に囚われ続けて、 思いを隠し続けました。 縢る日に風が吹き、 また崩れて往く、 苦しみをまたぶつけちゃって、 君の邪魔になってしまったよ、 目にも見えないような、 痛みがグサリと、 音を立ててまた刺されていた。 闇夜に呑まれてしまう、 昏い影の音も、 本当の想いを伝えたとしても、 また壊れちゃう、また崩れる、 嗚呼、途切れて消えた月夜の中、 醒めない夢を見ていた、 でも声がしたよ、 君が起こしてくれたんだ! 目にも見えないような雨が降り注ぐ、 夢を見てるような感覚で、 月夜に照らされていた水面は美しく、 2人の影を映し出した。 目には見えないような、 想いが募って、 壊れそうになってしまったよ、 それでもこの言葉だけ君に送りたくて、 最後に言わせて欲しいんだ。 これからもずっと一緒だよ! |
ファブリケイト | ||
1542 | 雨が降る月の出る夜に、 あなたが手を振り待っていた。 虚空に咲いた疑念とは、 嘘に微睡むモノでしょう? 感嘆とか、 慨嘆とか、 自ずと消えるのを待つのみなので、 絡まった欺瞞の渦に、 私は意味を探ろうとして、 朽ちた記憶を無くすなら、 それで良いのでしょう。 隠れた声も、 見えない音も、 全部全部信じていたいのです。 消えゆく、過去の思いを、 軌跡を辿り探し出しました。 雲夢に苛むあの音に、 全部捨て去ったのです。 壊れた過去の思いは、 もう二度と表れやしないので、 何度探しても無駄なのでしょう? 全部嘘なのだから。 |
躁呑 | ||
734 | 誰かが謳った、奇怪なメロディー 何時か、消えてくとしても。 歪んだ月夜に寂しく、心を奪われても、 罪過の似非に、 戻ることは無いのでしょう。 見えなくなる糸は、 黒に染められて、 断ち切られ捨てられてゆくの? 浅海の陽が夢見た、 全て月夜の所為で? 奏傷、限られた由縁の奇に、 何時か、微睡むのです。 扇形の指す四弱に、 流離えるので、 聯解、判らずの批判の奇に、 心を乱されたよ、 だから、もう終わって。 信じた光をいつまでも握る。 それでも足りないのですが。 零落に等しい枷は、心を奪うのです。 決別の音を謳っても、逃がしやしない。 見えた影を追った、 赤色の灯り、掻き消して、 忘れられたのは、 貴方の事では無くて、 僕の事なのでしょう? 躁転、警鐘の鳴る闇夜に、 惑わされるのでした。 絡まった渦に落ちて、死を待ちました。 縁を断ち切れずに苦しんで、 ほんと、バカみたいだね? 僕は許されない。 |