: 1947
天月酔聯の曙光、 時に影を悠す素行、 語る呂律は病症へ、 微睡む影を見捨てる夢の歌。 絵空事を謳うのならば、 暗夜に眠る秤を壊して、 止め処無く啜り泣いたのは、 あなたの事を思い出してしまうから! 蟠る夢に浮かぶ声を、 何時か、何時かと信じ願うのです。 雨現に堕ちるモノは、 歪められた恋の歌! 褪める欠片とあの日の記憶、 二度と戻ることなく。 紗夜の海に沈む、零落の歌、 忘れてしまう。 応えられますか? 私の想い、風に溶ける。 君宛てに歌うその言葉は、 全て消えてしまった。 記す雨空に、宵は溶け出す。 如何か、忘れぬ様に。と叫ぶのです! あなたと描き出す、 君宛ての死行き列車、 蟠る宵へと歩みましょ、 共に醒めぬ夢に堕ちてしまいましょう。 良いでしょ?愛してるなら、 もう戻れやしないのです。 騒く虚ろに咲いた花弁、 それは狂性ですか? 紗夜の海に沈む、 感嘆の詩符、消えてなくなる。 答えられますか? 私の思い水に溶ける。 君宛てに願うその言葉は、 全て月夜の所為です。 潰えた今宵を見ぬ月時雨、 天秤にかけたあの日の記憶。 それすら分からず居て、 また彷徨い続けるの。 絵空事を謳い続けてさ、 また忘れちゃうかな? 掠れてる声すら愛おしいのは、 何故なんだろう? 限りなく尽くしたつもり、 それでも足りないのでしょうか? 夢見た私の言葉は届きやしないのでしょうか? 僕の事忘れないで。