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嘲笑う時の囀る音の酔は、 死に様のように見せ、 幽世の憂愁を、 鳴呼、 幽冥勝る回帰の果てに、届どかず、 揶揄する愚弄者に月夜の影は落ちる。 諸行無辜の緋、 手は重ならず、 類刻の日々、 奇を衒うのです。 夜月の叛旗、 虧月の翳り、 殺され続く 君の音。 躍る穹の雲夢を壊した! ただ揺らぐ意味の無いもの、 ただ許せぬ思いが募るだけなのですか? 嗚呼! もう戻れなくなった! 堕ちる如月の音に、 殺してよ! と歌は続くのだ。 殺される驟雨。 五月雨に堕ちるのか? 躍る穹の雲夢を壊した! ただ揺らぐ意味の無いもの、 ただ許せぬ思いが募るだけなのですか? 嗚呼! もう戻れなくなった! 堕ちる如月の音に、 殺してよ! と歌は続くのだ。