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全て歌詞の所為です。のロゴ 全て歌詞の所為です。

全て夢の様でした。

全て夢の様でした。 2607 古びた絵本を、 篝火の中に投げ入れた。 無色の毒が光から、 淡く、昏く、漏れていたので、 視界を遮られ、 霧中へと去りました。 歪んだ足枷を、 叩き、潰し、壊して歩む、 正常は失われ、 還らずとなりました。 さざめく驟雨に身を匿し、 折れた骨を抱え、 誰そ彼時の海に堕ちて、 溺れてしまいました。 砕けた標識を、 抉り、屠り、追いかけ回す。 数多の影に気付かずに、 いつまでも嬲り続けました。 あまりにも目の前が見えず、 動けなくなりました。 捕らえた逃げ水を、 掬い、浚い、飲み込みました、 あまりに苦すぎて、 吐き出してしまいました。 さざめく驟雨に身を焦がし、 折れた骨を掲げ、 彼は誰時の空に堕ちる、 全て夢の様でした。 心地よい風に吹かれても、 教育は途絶えずに、 酷く、燃える、青い炎は、 いつの日にか死に至る。 さざめく驟雨に身を捧げ、 折れた骨を称え、 四芒星の夢に落ちてく、 全て**の所為です。 漂わぬ 泡沫に触れた。
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全て夢の様でした。 1861 異常も無く進む者に、 眼差しが向けられている。 水溶液が無差別に、 愚弄し始めていたのです。 孤独の使徒が踏み入れる、 蠱毒を溜め込んだ儘、 身体を奇妙に震わせて、 楽園へと向かうのです。 認可を無視し、 幻想を、 掌で締めました。 それは此の世の理ごと、 破壊して周るかの様に、 遥かよりの祈りさえも、 踏み躙られるのです。 それは緊急事態を呼び、 数多を脅かす為に、 贖罪から逃げ続けて、 命を落とすのです。 是非に及ばず理解する、 吊革には血が塗られ。 短兵急接の薬物に、 異を唱えて殺すのです。 虹の掛かる曇り空で、 二重螺旋の真理の、 元凶を直視した者は、 来世へと繋がるのです。 廉価に落ちて、 内臓を、 意味も無く棄てました。 それは此の世の理ごと、 破壊して周るかの様に、 遥かよりの祈りさえも、 踏み躙られるのです。 それは緊急事態を呼び、 数多を脅かす為に、 贖罪から逃げ続けて、 命を落とすのです。 走馬灯過ぎ、 最期に見えたのは、 現か幻かそれは、 全て夢の様でした。 それは此の世の理ごと、 破壊して周るかの様に、 遥かよりの祈りさえも、 踏み躙られるのです。 それは緊急事態を呼び、 数多を脅かす為に、 贖罪から逃げ続けて、 命を落とすのです。 私達の空が、 幾千の眼差しで、 満たされていたのだろうか。
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全て夢の様でした。 2052 雨水の音が、 耳に届く。 渇いた葉に、 雫が落ちる。 雨水の音が、 頬を伝う。 群青の中、 零れ落ちる。 彼は誰の島颪が、 寂しげに匂う、 白い花が瞼に咲くまで、 目を閉じて。 不可抗力に抗い続け、 液化した空を泳ぐ、 知覚を持たざる人形は、 虚ろの中、朧の中。 見たことの無いモノに怯え、 顕れては消え失せる、 過ちに虚偽を上書きし、 現実を見る。 全て夢の様でした。 雨水の音が 口を噤む 知らないふりで 誤魔化すのです 雨水の音が 瞳を奪う 盲目的に 操るのです 戯れに傘を差すが 意味を成さず 濡れたままの指を翳しつつ 目を閉じる 意味無きモノの意味を探り 夜に迷い込んだら 身体は痺れて軈て 命を落とすのでしょう 不可抗力に抗い続け 液化した空を泳ぐ 知覚を持たざる人形は 虚ろの中 朧の中 見たことの無いモノに怯え 顕れては消え失せる 沢山の眼差しに見られ 泡沫の如く消えた
ユー
全て夢の様でした。 4450 夜明け、窓の外、 篝火に投げ入れた絵本の中、 心地よい音に誘われた犇めく愚者が、 堕ちゆく。 雨降る街、 その姿誰にも見せることなく、 彼は誰時の月が沈まぬ事を、 ただ願っていた。 写し鏡を手に何思う? それは「小人閑居して不善をなす」と。 あなたは、理解りますか、 靡かぬ夕風を。 どれほど、繋げど、 忘れど、無意味に。 あなたは、知り得ますか、 暗澹の憂鬱を。 どれほど、脅えど、 恐れど、溺れてゆく。 薄暮、檻の中、 現実と交差する御伽噺、 幻覚に惑わされ未知の摩天楼へと、 消えてゆく。 狂える街、 壊されたモノは元には戻らず、 走馬灯見えた時はもう既に遅し、 死ぬのでしょう。 錆びた偶像が寝言を吐く、 「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」と。 あなたは、 理解りますか、 無常の優雅さを。 どれほど、 世をは儚めども、 溶けゆく。 あなたは、 知り得ますか、 泡沫の幽玄を。 どれほど、認めど、 全て、夢の様で。 幾度となく揺り籠を揺らし、 邯鄲の歩みとなってゆく、 鵜の鳴き声を聞いたのならば、 和集合は斯く語りき。 あなたは、理解りますか、 靡かぬ夕風を。 どれほど、繋げど、 忘れど、無意味に。 あなたは、知り得ますか、 暗澹の憂鬱を。 どれほど、脅えど、 恐れど、溺れてゆく。 あなたは、理解りますか、 無常の優雅さを。 どれほど、世をは儚めども、 溶けゆく。 あなたは、知り得ますか、 泡沫の幽玄を。 どれほど、認めど、 全て、夢の様で。
エデン
全て夢の様でした。 3398 約束された成れの果ては 灯台の下を蠢き 飲み込めますか 信じますか そこに在るなず無いのに 天国とか 楽園とか 考えています 定めを避けることなど 網の目に風は止まらず どこにいますか そこにいますか 人は疑いもせずに 夜がいつか見える事 信じているのです 夢に想うのです 空に響く鐘の音が わたしの事を包み連れ去る 確執が無くなる頃まで 叫ぶ 叫ぶ 叫び続ける 地に響く天使の声が やがて福音へと変わる 杞憂が朽ち果てる頃まで 嘆く 嘆く 嘆き続ける 祈る 祈る 祈り続ける
現世
全て夢の様でした。 2868 薄暗い檻に閉じ込められ、 消えた摩天楼の人。 仄暗い信号に隠された、 刹那に微睡む物語。 くらくら堕つ月の影を見てる、 あなたの後ろの現世の光。 遠く靡いた風に揺られて、 無限を祈っていた。 遠く綴った白紙の絵本、 いつの間に消えていた。 青白い檻に閉じ込められた、 誰かの残したモノ。 球体の自転に置いて行かれた、 那由他に潜む御伽噺。 からからと鳴る骸を創り出す、 あなたの後ろの現世の光に、 吸い込まれ、 手も足も動かず、 助けを求めていた。 遠く響いた彼方の産声、 夢に見られていた。
免罪符
全て夢の様でした。 22344 道端に咲いた花の、 色を忘れてしまった。 そんな記憶すら捻じ曲げて、 縺れてゆくのです。 名前の付かない花の、 色を覚えているのです。 今すぐに忘れるようにと、 ナイフを入れたのです。 ノイローゼを起こした音に、 ノイズが混じり音を塞いだ。 未だ逃げ出せずに囚われていた、 あなたの所為で。 憂き身を窶す咎人も、 カセットの中のエゴイズムも、 迸る潮に流された、 全て夢の様でした。 漏れ出した黒い液が、 まだ身体に染み付けている。 反芻を繰り返し、 掌でこ途切れていた。 吐き出した光る液の、 味を忘れられずにいる。 剥がれ落ちた仮面の向こうは、 黒塗りだったのか? 彼方の産声が響いて、 | 双極的に踊り狂い、 いつか見える夜を信じていた、 | 帰り道にヒグラシが鳴いて、 幾度も揺り籠を揺らし続ける、 | 不死のイデアを生み出し続けていた、 あなたの性で。 | あなたの性で。 篝火の中の絵本も、 虹の掛かった曇りの空も、 濡れたままの指を翳した、 全て夢の様でした。 ただ歌っていた、 意味も理解らずに、 答えを求めた、 辿り着く場所で。 叫び続けていた、 嘆き続けていた、 祈り続けていた、 朽ち果てるまでに。 この歌の意味は? この歌の意図は? この歌の意志は? この歌の意趣は? 愚か者の意識は、 慰む金色の花。 支配されていた人々は、 現世の光に呑まれてゆく、 契を交わしたかの愚か者が、 現実をみる。 此処に残された手紙も、 君という名の一番星も、 私の一部なるあなたも、 全て█の様でした。 ノイローゼを起こした音は? ノイズが混じりやがて消えてゆく! 終止符を打てずに聞こえた音は、 夢の様だった。 四芒星に込めた歌が、 符号に寄せた支配者の声が、 彼は誰の空に響いてゆく、 全て夢の様でした。 全て夢の様でした。 全て夢の様でした。 全て夢の様でした。 未だに顕にならない詩、 妙にずれた線と点が視える。 間違いだらけの咎人が、 免罪を望んでいた。
全て夢の様でした。 1883 暈されたデータの内部から漏れる、 文字の中、欲念だけが書き足されて。 逃げ道に、キラキラと、 映る、赤い、光。 薄暗い壁の外へ踏み出した。 その行為は何れ咎められ、 双極的に踊り狂い、 自由自在に割れた窓と、 戯れていたのでした。 不正に挿し込んだ、 誰かの造形を嗜め。 危殆なエンコード、 未だ黙る丸石。 他人を騙してはいけません。 破棄され画素の跡形が錆びつく、 海の底、伝播する歪んだプロセス。 藍色に染められて、 追われ、負われ、終わる。 暗闇が画面越しに嘲笑う。 知らずうちに淵に、無知の知を、 無為無策に論われて、 不自由に正された鏡と、 戯れるしかないのです。 不当な熱伝導、 非正規化されたイデオロギー。 脆弱な色彩、 今は未だ疎らで。 他人を殺してはいけません。 その行為は何れ咎められ、 双極的に踊り狂い、 自由自在に割れた窓と、 戯れていたのでした。 不正に挿し込んだ、 誰かの造形を嗜め。 危殆なエンコード、 未だ黙る丸石。 不当な熱伝導、 非正規化されたイデオロギー。 脆弱な色彩、 今は未だ疎らで。 二度と後戻りできません。
支配
全て夢の様でした。 2909 何かに操られた此の身は、 あなたに近づく事はできず、 誰かに造られた此の世で、 わたしは変わらぬ夢を見る。 当為的に閉ざされた、 壁の奥に、 映る限りの無い光が、 目に灼き付いて残る衝動が、 わたしを壊したのです。 有限個の可能性の中、 意識さえ身を委ね、 移り変わりゆく理に、 未だ常に支配されていた。 何かを操るこの場所で、 誰かに徒花が咲き誇る、 わたしを造るこの場所には、 あなたは存在しないのか? また一人と息絶えてゆく、 静まり返る火点し頃、 廻り続ける時計は、 既に壊されていた。 有限個の可能性の中、 意識を身に宿して、 変わる事の無い理を、 いま無情に支配していた。 交わる事の無い世界が、 強制的に繋がりだし、 何時か何時かと待ち続けて、 やがてあなたに支配される。
全て夢の様でした。 7329 電源の点かない街灯の下で、 何かに追われていた? 先の見えない回廊で、 正解の無い道路を擦る。 誰かの記憶を巡っていた、 応えは届く筈なく。 歓びを知らない秤とは? 使者(あなた)は理解するのか? 望まぬ戯言が戻り征く、 正せど、正せど変わらないまま。 堕落を呼ぶ完全五度は、 赫々と駆け巡る列を成し、 電源の点かない街灯で、 頭が蹲るのです。 未だ解けぬ蟠りは、 電子の池の片隅に或り。 己の記憶に残らずに、 いつの日か忘れるのです。 憐れみを謳う模造品は? 支配者(わたし)に問い詰めるのか? 酒杯を啜る者へ啓す、 「帯に短し襷に長し」と。 過つは完全一度と、 愚者足らしめる所以と成りて。 彼は誰を彷徨う情景は、 全て夢の様でした。 数多の罪を重ねども、 止め処なく降る雨に打たれて。 何時しか交わした約束を、 未だに忘れられず。 堕落を呼ぶ完全五度は、 赫々と駆け巡る列を成し、 電源の点かない街灯で、 何かに追われてました。 彼は誰を彷徨う情景は、 全て夢の様でした。
あした世界が終わるのなら
全て夢の様でした。 12437 雨上がる空、 沈む影を背に、 緩やかな風を浴びて、 祈る。 静かな町は儚く昏く、 人々の記憶も消えてゆき。 もし君が覚えてるならば、 名前を呼んで、 さぁ。 あした 世界が終わるのなら、 君は僕の隣に 居てくれるだろうか。 夕焼け小焼けの空の下、 君という名の一番星が光っていた。 燈火ともる、 憂愁の中に、 暖かな光差す日の、 記憶。 ふたりならんであるいたみち よりそいむじゃきにわらいあった もし もしすべてをわすれても ここでまっているから あした 世界が終わるのなら、 僕は君のそばに 居れるのだろうか。 夕焼け小焼けの空の下、 僕は、 僕は何ができるのだろう。 星占いはいつも、 外れてばかりいるけれど、 まだ、 まだ信じ続けていたいんだ。 明日を夢に見てる。 あの日交わした約束すら 君も、僕も、忘れてしまうのだろうか、 夕焼け小焼けで日が暮れて、 涙零す手を握りしめた。 あした 世界が終わるのなら、 君は僕の隣に 居てくれるだろうか。 夕焼け小焼けの空の下、 僕は、 僕は何ができるのだろう。 あした 世界が終わるのなら、 僕は君のそばに 居れるのだろうか。 夕焼け小焼けの空の下、 君という名の一番星が光っていた。 雨上がる空、 さよならを告げて。
疑問符
全て夢の様でした。 3033 微睡みの玉手箱の中、 ただ、 フタを開けず眺めていた。 白い、白い息が漏れ出て、 消えてしまいそうな気がしたので、 中身を覗いてみたけれど、 目の前が暗くなった。 杞憂を纏う夢の中で、 ただ、 ひとりぼっち考えていた。 生きてくいく上の目的とは? 死に対する念慮とは? 耳垂れに宿した音の中、 記憶違いの未視感を止め、 ノイローゼを起こす弦の響きが 脳裏に焼き付きました。 憂き身を窶す咎人達、 いま、 光る水に溺れ始め。 赤く、赤く燃える炎で、 満たされた檻の至る所に、 滲む血液の痕跡を、 追跡されていたのか? 奪い奪われて切りがなく、 ただ、 指を咥えてみつめるの? 屈み糟糠を繰り返し、 液晶が割れていました。 ノイローゼを起こす音の中、 記憶違いの既視感を止め、 耳垂れに宿した弦の響き、 脳裏に焼き付きました。 耳垂れに宿した音の中、 記憶違いの未視感を止め、 ノイローゼを起こす弦の響きが 脳裏から消えず。 ノイローゼを起こす音の中、 記憶違いの既視感を止め、 耳垂れに宿した弦の響き、 全て▇の様でした。 疑問を抱いていた。
終止符
全て夢の様でした。 6568 既に失われた色覚で、 澄み渡る空を見上げる、 目を閉じればあなたの醜い、 横顔が映るのです。 既に失われた聴覚で、 漣の音に耳を澄ました、 当たり前が受け止めれず、 頭が蹲るのです。 灯火の下を瞬く覚悟は、 誰かの為で無く、 たった一つの命を、 蝕む為でした。 不可抗力に支配され、 停止した手足も動かず、 誰もに棲む赤い魔物が、 優雅に舞い散り錯乱させた。 見境無しに囚われて、 囂々たる囹圄仕舞われる、 其処から逃げ出すその施為は、 死に値する。 全て夢の様でした。 既に失われた触覚で、 あなたの指先に触れる、 気が付けばもう何処にも居なくて、 別れを惜しむのでした。 既に失われた痛覚で、 騒つく胸元に傷を入れた、 零れ落ちる血液すら、 美しく感じるのです。 わたしが成した愚かな行為は、 当然の報いと言えるのか、 行く先も解らず倒れ、 またやり直すのです。 ただ真っ直ぐに書き連ねた言の葉が、 迸る潮に流されて、 いつか、 まだ見ぬ花を咲かせ名も無き儘枯れてゆく。 不可抗力に支配され、 停止した手足も動かず、 誰もに棲む赤い魔物が、 優雅に舞い散り錯乱させた。 見境無しに囚われて、 囂々たる囹圄仕舞われる、 其処から逃げ出せずにやがて、 悶えて消える、 終止を迎えられずに。
ダウト
全て夢の様でした。 8367 線路沿いを渡る、顕にならない文を綴り、 互い違いに並びゆく、蛇足が絡まり福と成す。 欺瞞が蔓延った、統括されゆくリアリティの、 五線譜を飛び回るなら、 電波が眩んだ。 舵を外し、痛む、 エナメルの渡り鳥。 手を差し伸ばせど尚、届かずに終わるのでしょうか。 単位行列と蜉蝣は、 身を削り薪を焚べる。 別れは雨ですが、 心拍数はダウトでした。 私の一部なるあなたも、 結ばれるべきなのでしょう。 野良猫の予報は、マイクロプラスチックが混ざる。/言葉は影を踏んでいた。 半目開きの欲望が、疑わしきは罰せずと言う。/反転する双星の顔は、 黒塗りだった。 空室から漏れる、漆で染まる受信機の音。/形見を備えて囁く。 轆轤首が探していた、/眼で視れども見えざればその心、 紛い物の跡。/此処に在らず。 襟を正し、絆す、 可塑性のヒエラルキー。/死者蘇生の悍ましさとは? 他を寄せ付けないほど、 醜く輝くのでしょうか。 5×9=45に足りないほど、 目覚めは遠く果てなく。/目覚めは遠く果てなく、 何時までも。 別れは雨ですが、 心拍数はダウトでした。 私の一部なるあなたも、 結ばれるべきなのでしょう。 朱い星はまた塗り替わり、 饕餮の居る底無しの、 模倣的同型化達が、 騙っていた。/語っていた。 別れは雨ですが、 心拍数はダウトでした。 私の一部なるあなたも、 結ばれるべきなのでしょう。 別れは雨ですが、 貴方であり、 わたしである、 嘘を吐いていた咎人も、 結ばれるべきなのでしょう。 息を絶やすべきなのでしょう。
現実をみせて
全て夢の様でした。 5963 私の時も忘れて、 佇む光さえ消してゆく、 屍から飛び出せば、 破滅の鐘が此方へ近づいた。 落とされた賽を振るのは、 瞬く季節の移り変わりで、 描かれた扉をこじ開けて、 音の出ない魂は眠る。 結われた糸が解け始めた、 涙痕で塗れたノートの文字。 最期に見えた波の子供の、 息詰まる終わりの歌。 現実をみた君の眼が、 キラリ、涙を浮かべた。 月明かりの差す方は、 閉ざされた春景色でした。 幽かに浮く黒い星が、 夜の帳を食べ尽くして、 窓辺から見えた世界は、 夢の様だと嘆きました。 絶たれた糸を紡ぎ直して、 汲み取られた水を苗に溢し、 渇きの果てに、 野に咲いたのは、 慰む金色の花。 現実をみた君の眼が、 キラリ、涙を浮かべた。 月明かりの差す方は、 閉ざされた春景色でした。 結んでは開きを繰り返し、 疲弊した魂は土に還る。 鳴り止まない欲望の声は、 日の出ずる刻を求め。 現実をみた君の眼が、 キラリ、涙を浮かべた。 月明かりの差す方は、 閉ざされた春景色でした。 現実から目を逸らしたら、 ふらりと蹌踉めきました。 陽の光が差したのは、 解けだした雪景色でした。 夕空が裏返る、 日は月と重なる。 灯る星が紅く染まれば、 この時を戻せますか? またあなたに会えますか?
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全て夢の様でした。 5418 陽だまりの向こう側で、嘶いていた。 翼をもがれた烏達が、 毒林檎を啄んでいた。 さざめく雨音に、蠢いた身体は、 欲動と自我の間にまだ、彷徨うのでしょう。 見捨てられては、救われた、 色の無い眼の、 怪物は、嫌われていた。 怪物は自ら、命を絶った。 一条の光が、ぱっと差し込む誰そ彼。 それは宛ら、走馬灯の様。 幻だけを映し出す。 絶え間なく響く、遙か彼方の歌声は、 幾千光年先へと紡がれてゆく。 無機質さに囚われた、傍若無人は、 形代を被るその姿が、 如何にも気に入らないようで。 突然降る雨に、戦慄いた夜明け前。 何かを憾む事よりも、夢を見ているのでしょう。 心、思考、感情さえ、 忘れたままの少女は、 祈りだけを、捧げていた。 その祈りは、誰かに聴こえていますか? ひとりぼっちは嫌だ、 きっと、 届いてくれるよね。 ふと聴こえた幽き言葉、 「貴方だけを探している。」 雨水の音が、雑踏の中を劈いた。 こわがらないで。あなたのことをずっと、 見守っているだけ。 わかり辛かったね、“ごめん”だけを言わせて。 現実を見つめてる。/振り返ったその先。 暗闇の中惑う。/もう戻れないようだ。 お話の続きはまた、(明日ね。) 一条の光が、ぱっと差し込む誰そ彼。 それは宛ら、走馬灯の様。 幻だけを映し出す。 絶え間なく響く、遙か彼方の歌声が、 美しさへと変わるまで、 瞼を閉じて。 一条の光は、きっと貴方を照らします。 それは憂いが消え去る頃、 希望だけを与えます。 雨模様の空、乾いた頬を濡らす。 怪物は、笑っていた。 祈りは、届いたかな?
感嘆符
全て夢の様でした。 2564 地面を這いずる鳴き虫が、 ヤグルマギクをひとつ摘みまして、 間違いだらけの詩と共に、 ナイフを入れてゆくのです。 味を占めた偽善人が、 為せば成ると謳い目を背ける、 正しい電磁波が途絶えて、 概念を作るのです。 軋む音、 ラジオをつけて、 井戸の底へ沈んで行く。 それは青い景色が、 霞んでいってしまう様で、 逃げる事も 瞬きさえも、 許されはしないのです。 雨垂れが語り掛けた、 ノイズ混じりの音を塞ぎ、 想えばあの時のココロの、 痛みが止まないのです。 終わりも見えず先も見えず、 路頭に迷い立ち眩み臥せる、 カセットの中のエゴイズム、 情け無く損壊する。 渡る世間に鬼はなし、 短慮に嘯いた烏が翔ぶ、 しがない道を抜けた先で、 概念が壊れるのです。 軋む空、 ラジオの涙、 井戸の底が無いと気付く。 また 青い景色が、 霞んでいってしまう様で、 逃げる事も 瞬きさえも、 許されはしないのです。 雨垂れが語り掛けた、 ノイズ混じりの音を塞ぎ、 想えばあの時のココロの、 痛みが止まないのです。 懐かしい聲に驚いていた、 戻れないと知るあの頃は、 全て夢の様でした。 それは青い景色が、 霞んでいってしまう様で、 逃げる事も 瞬きさえも、 許されはしないのです。 雨垂れが語り掛けた、 ノイズ混じりの音を塞ぎ、 想えばあの時に覚えた、 感嘆は何処に?
帰り道にヒグラシが鳴いた
全て夢の様でした。 2571 夢を見ているのでしょうか、 あなたを彩る夏の中、 あの日は茹だる様な暑さで、 ただ見えぬ熱を感じていた。 入道雲が見下ろした、 焼け付くアスファルトの上、 楽しげに笑っている、 その顔が、 眩しくて。 まるで、 祭囃子の様な音が、 「おかえり」と、 こちら手を振る様で。 帰り道に ヒグラシが鳴いた。 すぐに、 すぐに、 会いに戻ります。 夏の空に見惚れていて、 涼し気な音に耳澄まし、 懐かしいと感じる景色を、 忘れる事は無いのでしょう。 ふうりんのねを ききながら さびしげなめで ほほえんだ どこにもいない わたしへ あなたは てをあわせる まるで、 祭囃子の様な音が、 「いつかまた。」 こちら手を振る様で。 帰り道に ヒグラシが鳴いた。 遠く、 遠く、 故郷を求め。 さようならの言葉は、 二度と伝わりはせず、 静かに消えていく、 記憶にわたしを、 おいていかないで。 まるで、 祭囃子の様な音が、 「おかえり」と、 こちら手を振る様で。 帰り道に ヒグラシが鳴いた。 すぐに、 すぐに、 会いに戻ります。 まるで、 祭囃子の様な音が、 「いつかまた。」 こちら手を振る様で。 帰り道に ヒグラシが鳴いた。 遠く、 遠く、 故郷を求め。 遠く、 遠く、 在るべき所へ。 夢を見ているのでしょうか、 あなたを彩る夏の中。
ジャガーノート
全て夢の様でした。 2376 尽れて消える末の地平を、 独りの賢者が、 見据えた空に託し、 海底へと。 抗うことはできるのか? その力から、 その犠牲から、 無に帰すことを恐れ、 立ち止まるなら、 常なるままに。 輪廻へと繋ぐ道を往く、 一つの囚人が、 電子の川を流れ、 解放する。 抗おうとするのならば、 その力さえ、 その犠牲さえ、 繰り返す事を知り、 変遷の波に、 呑まれるまま。 数多の偶像なる真人が、 継ぎ接ぐ世を満たす、 記憶から消えぬように、 また此処に手紙を遺す。 数多の想い紡ぐ梯が、 浮世に身を匿む、 記憶から消えぬように、 また幾星霜で夢を見る。
合作 2857 夢現と途切れた道の果て、 夜半に微睡む月明りに蕩かされ。 昨日までの記憶など、 あてどなく燻るだけでした。 現世に穿つ意図は彼誰、 吐く息の中甘く残る酖溺は、 ここからぬけだすため。 二度と戻れはしないと、 分かってたはずなのに。 幾ら叫べど、呼べども尚、 応えはないのでしょう? 昼想夜夢と翳の中で 何かが弾けた せめて夢で咲えたなら 此の心何時か癒えますか 幾許鮮やかな痛みは曝れ、 蒼茫たる泥む静寂に苛まれ。 掻き消した追懐は、 止め処なく零れるだけでした。 定か啄む企図は涙雨 翠霞に湛えた底なしの寂しさと あなたを忘れるため 永遠などないのだと、 分かってたはずなのに。 幾ら踠けど、足掻けど尚、 報われないのでしょう? 滔々たる意識の中で、 耳鳴りを聴いた。 何時か夢で逢えたのなら、 この永き夜は明けますか。 暁を希い、 虚を仰ぎ見た。 風は凪を知らぬのなら、 僕の言葉は届きますか。 昼想夜夢に透過され、 祈りは途絶えた。 何時か夢から醒めたとき、 あなたは僕を忘れるでしょう。
✦(old)
全て夢の様でした。 506 古びた絵本を、 手に取り覗いて、 透明な何かに、 引き込まれ動けずにいたので、 身体が浮かびだし、 戻れなくなりました。 歪んだ四肢を見て、 引き摺り回していたら、 その首を掴まれ、 散らけてしまいました。 さざめく驟雨に目を覚まし、 折れた骨を抱え、 窓の外で眺めたモノは、 いつの間にか消えました。 奏でた歌声を、 思い出せなくて、 透明な何かが、 こちらに語り掛けてきたので、 紡いだシナプスが、 千切れてしまいました。 捕らえた逃げ水を、 飲み込もうとしていたら、 あまりに苦すぎて、 倒れてしまいました。 さざめく驟雨に目を覚まし、 折れた骨を抱え、 窓の外で眺めたモノは、 全て夢の様でした。 さざめく驟雨に目を覚まし、 折れた骨を抱え、 窓の外で眺めたモノは、 全て▇▇の様でした。 犇く愚者達を、 追い続けたのか。
遅れました。
全て夢の様でした。 インスト曲
免罪符[short]
全て夢の様でした。 1211 道端に咲いた花の、 色を忘れてしまった。 そんな記憶すら捻じ曲げて、 縺れてゆくのです。 名前の付かない花の、 色を覚えているのです。 今すぐに忘れるようにと、 ナイフを入れたのです。 ノイローゼを起こした音に、 ノイズが混じり音を塞いだ。 未だ逃げ出せずに囚われていた、 あなたの所為で。 憂き身を窶す咎人も、 カセットの中のエゴイズムも、 迸る潮に流された、 全て夢の様でした。 全て夢の様でした。 全て夢の様でした。 全て夢の様でした。
そう、云い遺した。
全て夢の様でした。 重なる針の音と、 等身に見立てた萬。 捧げた草花は、 水を得られないまま。 描き出す火の黛と、 メモリに刻む鶴の声。 身も蓋も無いモノ、 アナタの温度で溶け、 逸らかした。 追えないほど、 目が霞んだ。 瞳孔が開く。 二度と見えないモノ、 横から挿し込まれて、 露と消える、 全て夢の様でした。 そう、云い遺した。

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2024-12-18(ver.1470)

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