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全て夢の様でした。
https://youtu.be/qQptyAUG56U
K²模倣

2023年7月7日


2024年2月20日0:37

: 5418

陽だまりの向こう側で、嘶いていた。 翼をもがれた烏達が、 毒林檎を啄んでいた。 さざめく雨音に、蠢いた身体は、 欲動と自我の間にまだ、彷徨うのでしょう。 見捨てられては、救われた、 色の無い眼の、 怪物は、嫌われていた。 怪物は自ら、命を絶った。 一条の光が、ぱっと差し込む誰そ彼。 それは宛ら、走馬灯の様。 幻だけを映し出す。 絶え間なく響く、遙か彼方の歌声は、 幾千光年先へと紡がれてゆく。 無機質さに囚われた、傍若無人は、 形代を被るその姿が、 如何にも気に入らないようで。 突然降る雨に、戦慄いた夜明け前。 何かを憾む事よりも、夢を見ているのでしょう。 心、思考、感情さえ、 忘れたままの少女は、 祈りだけを、捧げていた。 その祈りは、誰かに聴こえていますか? ひとりぼっちは嫌だ、 きっと、 届いてくれるよね。 ふと聴こえた幽き言葉、 「貴方だけを探している。」 雨水の音が、雑踏の中を劈いた。 こわがらないで。あなたのことをずっと、 見守っているだけ。 わかり辛かったね、“ごめん”だけを言わせて。 現実を見つめてる。/振り返ったその先。 暗闇の中惑う。/もう戻れないようだ。 お話の続きはまた、(明日ね。) 一条の光が、ぱっと差し込む誰そ彼。 それは宛ら、走馬灯の様。 幻だけを映し出す。 絶え間なく響く、遙か彼方の歌声が、 美しさへと変わるまで、 瞼を閉じて。 一条の光は、きっと貴方を照らします。 それは憂いが消え去る頃、 希望だけを与えます。 雨模様の空、乾いた頬を濡らす。 怪物は、笑っていた。 祈りは、届いたかな?

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2024-12-18(ver.1470)

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