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微睡みの玉手箱の中、
ただ、
フタを開けず眺めていた。
白い、白い息が漏れ出て、
消えてしまいそうな気がしたので、
中身を覗いてみたけれど、
目の前が暗くなった。
杞憂を纏う夢の中で、
ただ、
ひとりぼっち考えていた。
生きてくいく上の目的とは?
死に対する念慮とは?
耳垂れに宿した音の中、
記憶違いの未視感を止め、
ノイローゼを起こす弦の響きが
脳裏に焼き付きました。
憂き身を窶す咎人達、
いま、
光る水に溺れ始め。
赤く、赤く燃える炎で、
満たされた檻の至る所に、
滲む血液の痕跡を、
追跡されていたのか?
奪い奪われて切りがなく、
ただ、
指を咥えてみつめるの?
屈み糟糠を繰り返し、
液晶が割れていました。
ノイローゼを起こす音の中、
記憶違いの既視感を止め、
耳垂れに宿した弦の響き、
脳裏に焼き付きました。
耳垂れに宿した音の中、
記憶違いの未視感を止め、
ノイローゼを起こす弦の響きが
脳裏から消えず。
ノイローゼを起こす音の中、
記憶違いの既視感を止め、
耳垂れに宿した弦の響き、
全て▇の様でした。
疑問を抱いていた。