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雨上がる空、 沈む影を背に、 緩やかな風を浴びて、 祈る。 静かな町は儚く昏く、 人々の記憶も消えてゆき。 もし君が覚えてるならば、 名前を呼んで、 さぁ。 あした 世界が終わるのなら、 君は僕の隣に 居てくれるだろうか。 夕焼け小焼けの空の下、 君という名の一番星が光っていた。 燈火ともる、 憂愁の中に、 暖かな光差す日の、 記憶。 ふたりならんであるいたみち よりそいむじゃきにわらいあった もし もしすべてをわすれても ここでまっているから あした 世界が終わるのなら、 僕は君のそばに 居れるのだろうか。 夕焼け小焼けの空の下、 僕は、 僕は何ができるのだろう。 星占いはいつも、 外れてばかりいるけれど、 まだ、 まだ信じ続けていたいんだ。 明日を夢に見てる。 あの日交わした約束すら 君も、僕も、忘れてしまうのだろうか、 夕焼け小焼けで日が暮れて、 涙零す手を握りしめた。 あした 世界が終わるのなら、 君は僕の隣に 居てくれるだろうか。 夕焼け小焼けの空の下、 僕は、 僕は何ができるのだろう。 あした 世界が終わるのなら、 僕は君のそばに 居れるのだろうか。 夕焼け小焼けの空の下、 君という名の一番星が光っていた。 雨上がる空、 さよならを告げて。