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私の罪さえも消し、 旅立つ夜まで影になりて、 白い足跡滲む道へ、 花束を手向けに行くのでした。 有り触れた言葉の花が、 涙のーつで傾きました。 漂う海月に重ねて、 面影は人の波に溶けてた。 蟠る空に浮かぶ罪が、 縋る由無い愁いを語る。 冷笑じみた涙が濡らす、 色褪せた手紙の歌。 天秤にかけた己が声が、 ゆらり、揺れ動きました。 言葉の重みが繋いだのは、 忘れていた季節でした。 仄かに咲くランタンが、 静まる夜に灯りを灯し、 秤が傾いたのは、 あなたの所為だと謳いました。 微睡む草木が誘う仕草に、 揺蕩うその目は澱み融ける。 濃淡に酔い、 突き動かすは、 身を焦がす星の火花。 天秤にかけた己が声が、 ゆらり、揺れ動きました。 言葉の重みが繋いだのは、 忘れていた季節でした。 瞬く間に罪は流れ落ち、 旅立てぬ心は目を伏せた。 溢れ出した知りたがる声は、 寝静まる夜を抜けて。 天秤にかけた己が声が、 ゆらり、揺れ動きました。 言葉の重みが繋いだのは、 忘れていた季節でした。 天秤を捨て駆け出したら、 くらりと目眩がしました。 あなたの涙が紡いだのは、 色褪せた記憶でした。 夜空が反転をした。 影は光と化した。 星々に祈り歌えば、 あの時に戻れますか? あなたに会えるのですか?

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2024-12-18(ver.1470)

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