全てわたしの所為です。
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彼女を思い綴った、 オタマジャクシの恋文が、 甘い雨水に黒く濡れて、 沢山の手が伸びる。 彼の織り上げた言葉が、 アミノ酸のようなコクを増して、 細い四肢を長く伸ばして、 沢山の心掴む。 彼女を思い綴った、 色とりどりの稲光も、 甘い香りを漂わせても、 待人は現われず。 長い刻の間に晒され、 腐ったナメクジを嘲る、 六つの点を渡り歩き、 宝物庫の夢を見る。 自暴自棄の狂った心も、 悍みの教育を経て。 次第にまろやかに静まり、 蝸牛でこだましました。 彼女を想い綴った、 三位一体の動く点も、 次第に金色に染まりゆき、 一面を溶かしました。 まばゆく狡い光に、 陶酔された愚か者が、 目覚ましの音を聴いた途端、 掌を返すのでしょう。 偶像崇拝のシナジーが、 位置エネルギーを高める。 彼の心を座に収めた、 全てみんなの所為です。 小偶像の心拍数が、 思わぬ支えの元となり、 根も余すことなく腐敗した、 全てあなたの所為です。 |
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長い眠りから覚めて、 目を凝らし白い光を見た、 それは即ち、 悪夢を色付け、 ばら撒く密売人。 心地だけは良い音を拾って、 綺麗な模様を付ける、 変貌し、 見知らぬ音叉が、 頭蓋を締め付ける。 長い眠りを覚まして、 自らの銘を探しにゆく、 分け入っても、 手に取りきれない、 不快な砂嵐が。 黒い匂いのする間に浮かぶ、 白い意味ありげな言葉、 錆びて汚れた、 ナイフを片手に、 笑顔で頷いて。 型を変え乱切りに視察をして、 群がって食べ進めてく、 微睡みの向こう迄、 結び目ごまかしました。 長い眠りから覚めて、 見知らぬ似た人の顔を見る、 彼は今まで、 わたしの名を騙り、 甘い水を撒いてた。 何処か怖くて近寄り難いのに、 何処か香ばしく、 気がつけば、 四肢を取り込まれ、 気を失いました。 五感を容易く手繰り、 見たくないモノを押し付ける、 いくら避けても、 避けたその口で、 生きたまま食べていく。 縦に綴られた意味立ての言葉も、 すごく怖いのに、 形骸化した、 わたしの言葉は、 手も届かないのです。 型を変え乱切りに視察をして、 群がって食べ進めてく、 微睡みの向こう迄、 結び目ごまかしました。 型を変え乱切りに視察をして、 群がって食べ進めてく、 微睡みの向こう迄、 結び目ごまかしました。 |
全てわたしの所為です。 | ||
風の匂いを肌に感じて、 此の世に芽吹いた生命は、 パルス波の如く、意の儘に 此の世にメスを入れるのです。 風の匂いを肌に感じて、 此の世を知り尽くした日には、 己を盲信し続け、 赤いガラスが割れました。 偏に呑みすぎた「の」の字を、 気持ちの下に抱え込んで、 浅学の石壁に、 押し潰されました。 依怙贔屓の糸車が、 動摩擦の末、 不本意な火種の元となり、 深い海へと身を伏せる。 意気阻喪の藁人形が、 独りでに歩き、 ふしだらな火種の元となる、 全て██████の所為です。 風の吐息を肌に感じて、 此の世に帰還し生命は、 パルス波の音が嫌になり、 葉脈を手で齧りました。 風の吐息を肌に感じて、 地下熱の冷えた生命は、 誂え向きの此の場所を、 選び静かに孵化しました。 偏に誑かした、此の星も、 羨望の眼差しを向け、 浅学のガラスから、 離れられなかった。 誰も彼も構わず愛し、 自ら推測するモノが、 不定量の負荷を加圧して、 静脈を停滞させる。 依怙贔屓の糸車が、 動摩擦の末、 不本意な火種の元となり、 深い海へと身を伏せる。 意気阻喪の藁人形が、 独りでに歩き、 ふしだらな火種の元となる、 全てわたしの所為です。 |
火種 | ||
大きなその指先で、 綺麗にそれを一摘み、 泣きっ面を狙う蜂の如く、 全て砕けてく。 全身を奮い立てて、 閃光の絵空事始めたら、 飛んで火に入る夏の虫如く、 何処か香ばしく。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全てわたしの所為です。 全ての企みが潰れて、 人の風穴を紡いだら、 重くのしかかる、 岩のメタファーも、 愛し、愛されるままで。 あなたに意味を立てることや、 負荷を掛けたイミテイトすらも、 独り歩いて、 川を流れる、 灯籠のように見えるのです。 大きなその指先で、 迷える子羊を連れて往く、 石橋の叩かれる恐怖も、 寧ろ心地良く。 大きなその指先が、 独り歩く愚者を虐めている、 井の中 海を知らぬ蛙が、 無い袖を振るの? 気持ちの上 凭れ掛かる、 全て彼の仕業です。 振り返った其の先は、 雑踏に踏み入れた足跡。 煙に巻かれ、 ルクスを誤魔化し、 泣いても戻ること無く。 彷徨いの末 道を断った、 陽気なミメシスの職人が、 呻き声あげて、 為す術を無くし、 ランタンで肢体を隠す。 全てを理解していても、 直ぐに動く程の能は無く、 気持ちに操られてく、 全てわたしの所為です。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全てわたしの所為です。 穢れた口腔をくぐり抜けた、 毒が描き出すクレバスに、 頭から堕ちて、 全てを失う。 誰も望まぬ形で。 あなたに意味を立てることや、 負荷を掛けたイミテイトすらも、 独り歩いて、 川を流れる、 灯籠のように見えるのです。 火種は全てを焼き尽くし、 何もかもを黒く染めた。 |
電子の海 | ||
電子の海を、 清掃するアルバイト。 その海は、 果てしなく何処までも、 続いていく。 電子の海には、 沢山のゴミが流れ着く。 僕はただ、 好奇心でそれを 覗いてみるのだ。 黒歴史の創作や、 人々の言い争いも、 僕には全て、 川を流れる、 桃のように見えるのだ。 電子の海を、 泳ぎ渡るアカウント、 その海は、 果てしなくあなたに 向かって続くのだ。 遥か彼方 消えていった、 黒歴史のウェブサイトすら、 彼には全て、 川を流れる、 船のように見えるのだ。 時を刻んで、 言葉変わらずも、 人の声 糸紡いで、 流行り廃りも、 ひとつ ひとつ、 消えること無く。 電子の海を、 清掃するアルバイト。 その海は、 果てしなく何処までも、 続いていく。 電子の海には、 沢山のゴミが流れ着く。 僕はただ、 好奇心でそれを 覗いてみるのだ。 彼の作った傑作や、 人々の明るい談笑や、 遥か彼方 消えていった、 彼の思い出の場所すらも、 光り輝き、 我らを照らす、 炎のように見えたのだ。 僕は不意に、 何かの恐怖に襲われる。 それはただ、 忘れられた彼等の 恨み節なのか。 |
火種[short] | ||
全身を奮い立てて、 閃光の絵空事始めたら。 飛んで火に入る夏の虫如く、 何処か香ばしく。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全てわたしの所為です。 全ての企みが潰れて、 人々の風穴を紡いだら、 重くのしかかる、 岩のメタファーも、 愛し、愛されるままで。 大きなその指先で、 |
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長い眠りを覚まして、 自らの銘を探しにゆく、 分け入っても、 手に取りきれない、 不快な砂嵐が。 黒い匂いのする間に浮かぶ、 白い意味ありげな言葉、 錆びて汚れた、 ナイフを片手に、 笑顔で頷いて。 型を変え 乱切に視察をして、 群がって食べ進めてく、 微睡みの向こう迄、 結び目ごまかしました。 |
電子の海[short] | ||
電子の海を、 清掃するアルバイト。 その海は、 果てしなくどこまでも、 続いてく。 電子の海には、 沢山のゴミが流れ着く。 僕はただ、 好奇心でそれを覗いて みるのだ。 黒歴史の創作や、 人々の言い争いも、 僕にはすべて、 川を流れる、 桃のように見えるのだ。 |
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風の匂いを肌に感じて、 此の世を知り尽くした日には、 己を妄信し続け、 赤い硝子が割れました。 偏に飲み過ぎた「の」の字を、 気持ちの下に抱え込んで、 浅学の石壁に、 押しつぶされました。 依怙贔屓の糸車が、 動摩擦の末、 不本意な火種の元となり、 深い海へと身を伏せる。 意気阻喪の藁人形が、 独りでに歩き、 ふしだらな火種の元となる、 全てわたしの所為です。 |
† | ||
鍵の掛かった小部屋で、 小さな言葉を積み上げる、 如何様に礫を投げるも、 誠、非ず。 鍵の掛かった小部屋で、 大人を欺くように叫ぶ、 光の卵が音を立て、 やがて世界と為すのです。 血の匂いがするダガーの 側面は拭き取れず、 軽薄なピラニアに見つかり、 目も当てられなくなるのです。 依怙贔屓の糸車が、 摩擦で擦り切れる、 吝かな火種を祀るもの、 老いに気づかず、 朽ちるのです。 視野の中だけを知って、 理解者を気取るものは、 目の前の事実に気づかずに、 土へ堕つでしょう。 全てわたしの所為です。 鍵のかかった獄の辺で、 凝った水を口に含む、 驕りに溺れたモノノケに、 虫も、好かず。 鍵のかかった獄の辺で、 灼けた手帳を頭に刻み込む、 レールから外れた勤しみは、 やがて徒労と為すのです。 一途に、薫る風の 黄泉へ向かう、 ほうき星は、 羨望に眼を掻き立てようと、 夢にうつつを抜かす。 無気力な儘 海に沈んでゆく、 生き様を捨てて、 不敵な笑みを浮かべ、 ダガーを振り回していました。 依怙贔屓の糸車が、 摩擦で擦り切れる、 吝かな火種を祀るもの、 老いに気づかず、 朽ちるのです。 視野の中だけを知って、 理解者を気取るものは、 幾多の手足に身を掴まれて、 意識を削がれるのか。 |
火種(2018) | ||
大きなその指先で、 綺麗にそれを一摘み、 泣きっ面を狙う蜂の如く、 全て砕けてく。 全身を奮い立てて、 閃光の絵空事始めたら、 飛んで火に入る夏の虫如く、 何処か香ばしく。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全てわたしの所為です。 全ての企みが潰れて、 人の風穴を紡いだら、 重くのしかかる、 岩のメタファーも、 愛し、愛されるままで。 大きなその指先で、 迷える子羊を連れて往く、 石橋の叩かれる恐怖も、 寧ろ心地良く。 気持ちの上 凭れ掛かる、 全て彼の仕業です。 振り返った其の先は、 雑踏に踏み入れた足跡。 煙に巻かれ、 ルクスを誤魔化し、 泣いても戻ること無く。 全てを理解していても、 直ぐに動く程の能は無く、 気持ちに操られてく、 全てあなたの所為です。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全てわたしの所為です。 全ての企みが潰れて、 人の風穴を紡いだら、 重くのしかかる、 岩のメタファーも、 愛し、愛されるままで。 火種は全てを焼き尽くし、 何もかもを黒く染めた。 |
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全身を奮い立てて、 閃光の絵空事始めたら、 飛んで火に入る夏の虫如く、 何処か香ばしく。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全てわたしの所為です。 全ての企みが潰れて、 人の風穴を紡いだら、 重くのしかかる、 岩のメタファーも、 愛し、愛されるままで。 大きなその指先で、 迷える子羊を連れて往く、 石橋の叩かれる恐怖も、 寧ろ心地良く。 気持ちの上凭れ掛かる、 全て彼の仕業です。 振り返った其の先は、 雑踏に踏み入れた足跡。 煙に巻かれ、 ルクスを誤魔化し、 泣いても戻ること無く。 全てを理解していても、 直ぐに動く程の能は無く、 気持ちに操られてく、 ▇■■■■■▇▇■■。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全て■■■の所為です。 ▇■■▇■■▇■■、 ▇■▇▇■▇■■■、 ▇■■■■■■、 ▇■■■■■■■、 ▇■、▇■■■■■■。 火種は全てを焼き尽くし、 何もかもを黒く染めた。 |
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全身を奮い立てて、 閃光の絵空事始めたら、 飛んで火に入る夏の虫如く、 何処か香ばしく。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全てわたしの所為です。 全ての企みが潰れて、 人の風穴を紡いだら、 重くのしかかる、 岩のメタファーも、 愛し、愛されるままで。 大きなその指先が、 独り歩く愚者を虐めている、 井の中 海を知らぬ蛙が、 無い袖を振るの? 気持ちの上 凭れ掛かる、 全てわたしの所為です。 彷徨いの末 道を断った、 陽気なミメシスの職人が、 呻き声あげて、 為す術を無くし、 ランタンで肢体を隠す。 全てを理解していても、 直ぐに動く程の能は無く。 気持ちに操られてく、 ▇■■■■■▇▇■■。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全て▇▇▇の所為です。 ▇■■▇■■▇■■、 ▇■▇▇■▇■■■、 ▇■■■■■■、 ▇■■■■■■■、 ▇■、▇■■■■■■。 火種は全てを焼き尽くし、 何もかもを黒く染めた。 |
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インスト曲 |
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インスト曲 |
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大きく四と書かれたロボが、 奏でる子守唄。 靡く魚の謳い文句が、 胡蝶の夢をかすめ取るので、 あなたが感化し水を注ぎ、 みんなでそれを歌う。 目を隠した鋳物を撫でるように、 彼はハサミを巧みに使い、 わたしはあなたのサインを見て、 閃光の絵空事始めます。 深層水が左から右へ、 解読されビリリと泣き叫ぶ。 ミルラのように見える粉末が、 遅れて肢体を蝕むのか。 牙を剥く都会のシクラメンが、 私利私欲の上で酔い漬れる。 形を模した青銅模型が、 全てわたしの所為です。 心を失くしたナメクジが、 忙しく笑って、 蜻蛉の軌跡に断ち切られた、 線路が赤く輝いたので、 試しにひとつ試食をしたら、 喉元が焼かれました。 足を取られた蠏を拝むように、 腐敗した沼の底から抜けて、 五線に記された信号が、 中点を二分し別離するのです。 出た桜が頬から空へ、 鮭を通りヒラリと舞い落ちる、 路頭のように心地よい露が、 遅れてわたしを導いた。 彫心鏤骨の青いミカンが、 技のないあなたの上にって、 意味もなく威を張ることを嫌う、 全てわたしの所為です。 深層水が左から右へ、 解読されビリリと泣き叫ぶ。 ミルラのように見える粉末が、 遅れて肢体を蝕むのか。 牙を剥く都会のシクラメンが、 私利私欲の上で酔い漬れる。 形を模した青銅模型が、 全て の所為です。 手脚を殺め、 笑っていたのか。 |
火種(最新?) | ||
大きなその指先で、 綺麗にそれを一摘み、 泣きっ面を狙う蜂の如く、 全て砕けてく。 全身を奮いたてて、 閃光の絵空事始めたら、 飛んで火に入る夏の虫如く、 どこか香ばしく。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全て誰の所為ですか? 全ての企みが潰れて 人の風穴を紡いだら 重くのしかかる 岩のメタファーも 愛し、愛されるままで あなたに意味を立てることや 負荷を掛けたイミテイトすらも 独り歩いて 川を流れる 灯籠のように見えるのです 大きなその指先で、 迷える子羊を連れて行く、 石橋の叩かれる恐怖も、 寧ろ心地よく。 大きなその指先が、 独り歩く愚者を虐めている。 井の中 海を知らぬ蛙が、 無い袖を振るの? 気持ちの上に、 凭れ掛かる、 全て誰の仕業です? 振り返った其の先は 雑踏に踏み入れた足跡 煙に巻かれ ルクスを誤魔化し 泣いても戻る事無く 彷徨いの末 道を断った 陽気なミメシスの職人が 呻き声あげて 為す術を無くし ランタンで肢体を隠す 全てを理解していても すぐに動けずに経ちすくんで 頭を抱え込んでる 全てわたしの所為です。 気持ちの下に、 野垂れ死ぬ。 全てわたしの所為です。 穢れた口腔をくぐり抜けた、 毒が描き出すクレバスに、 頭から堕ちて、 全てを失う。 誰も望まぬ形で、 あなたに意味を立てることや、 負荷を掛けたイミテイトすらも、 独り歩いて、 川を流れる、 灯籠のように見えるのです。 火種は全てを焼き尽くし、 何もかもを黒く染めた。 |