長い眠りから覚めて、 目を凝らし白い光を見た、 それは即ち、 悪夢を色付け、 ばら撒く密売人。 心地だけは良い音を拾って、 綺麗な模様を付ける、 変貌し、 見知らぬ音叉が、 頭蓋を締め付ける。 長い眠りを覚まして、 自らの銘を探しにゆく、 分け入っても、 手に取りきれない、 不快な砂嵐が。 黒い匂いのする間に浮かぶ、 白い意味ありげな言葉、 錆びて汚れた、 ナイフを片手に、 笑顔で頷いて。 型を変え乱切りに視察をして、 群がって食べ進めてく、 微睡みの向こう迄、 結び目ごまかしました。 長い眠りから覚めて、 見知らぬ似た人の顔を見る、 彼は今まで、 わたしの名を騙り、 甘い水を撒いてた。 何処か怖くて近寄り難いのに、 何処か香ばしく、 気がつけば、 四肢を取り込まれ、 気を失いました。 五感を容易く手繰り、 見たくないモノを押し付ける、 いくら避けても、 避けたその口で、 生きたまま食べていく。 縦に綴られた意味立ての言葉も、 すごく怖いのに、 形骸化した、 わたしの言葉は、 手も届かないのです。 型を変え乱切りに視察をして、 群がって食べ進めてく、 微睡みの向こう迄、 結び目ごまかしました。 型を変え乱切りに視察をして、 群がって食べ進めてく、 微睡みの向こう迄、 結び目ごまかしました。