全部あなたの所為です。
analogy | 83 | |
2534 | 誰も知れず、 誰も触れない。 そんな夢の様な、 暮らしが欲しいな。 騙された そんな、 事が起こるの。 誰も知らないまま、 時が過ぎる。 誰が為に指が、 消えてなくなるのでしょう? 唯脊髄に操られるがままに 口を開け 続ける、 似た者同士なのなら、 全てあなたの所為と言うか? 鏡を覗いたら最後。 みるみる沈んだ。 模造品にもなれずに 朽ち果て 死んだ。 夢の夢で、 咲いた菜の花。 夢が覚めるのなら、 外は何処なのか。 彷徨えた月夜、 誰も止めない。 酔えた時にはもう、 だれもいないだけ。 夢に見たのは、 夢のまた夢で。 未だ脊髄に操られるがままに 口を開け 続ける、 似た者同士なのなら、 全てあなたの所為と言うか? 鏡を覗いたら最後。 みるみる沈んだ。 模造品にもなれずに 朽ち果て 死んだ。 |
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2981 | 携帯電話の裏は、 割れていました。 触れたと思っていたのに、 割り込む影ゆえに何も為せず。 心みる気持ちも無くて、 ただ朽ちていくのでした。 拳を握る術すら、 見失うの。 ほろ善い気持ちに誘われ、 すき間が増えていました。 夢に見た偶像の中、 目が覚め 消え失せて、 宵に結ばれた憎悪も、 無意識にほどけた。 書き出した紙切れの矢は、 羽根が無くて。 触れたと思っていたのに、 何も感じることが出来なくて、 試しに投げてみたけれど、 飛ぶわけもなく落ちたよ。 舞い散る紙片達が、 よく分からなくて。 目を凝らし見つめていたら、 目に入り込んでました。 宵に結ばれた憎悪も、 目が覚め 消え失せて、 夢に見た偶像の中、 全部あなたの所為です。 宵に結ばれた憎悪も、 目が覚め 消え失せて、 夢に見た偶像の中、 全てあなたの所為です。 たくさん指がささり、 悶えているのか。 |
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2008 | 蛍光灯の明かりの下に、 艶やかな足跡は無く、 四辺形の角で身を潜めて、 手を握るのです。 抗いもせずに身を潜めた、 厄災を携える者、 瞬く間に入り込む呪いが、 雷雲をおこす。 泣きじゃくれて、 息を潜めず、 害を及ぼすのでした。 あなたの夢に囁くが、 何も応えない。 崇拝をすることに意味を 与えてはいけません。 彼方に響く轟は、 全てに応えて、 飽きがまわるそんな時を、 待ち続けていたのか。 ここにネタはありません。 糾える運命の行き先、 何も見えないその先に、 偶像と偶像のすき間から、 理にかないますか? 磨り硝子の向こう側のそば、 見つめている有象無象、 間違えたモノだけ手繰り寄せて、 背を向けるのでしょう。 泣きじゃくれて、 息を潜めず、 害を及ぼすのでした。 あなたの夢に囁くが、 何も応えない。 崇拝をすることに意味を 与えてはいけません。 彼方に響く轟は、 全てに応えて、 飽きがまわるそんな時を、 待ち続けていたのか。 わずかな時間を、 見つけない 見つからぬ儘、 全部あなたの所為です。 あなたの夢に囁くが、 何も応えない。 崇拝をすることに意味を 与えてはいけません。 彼方に響く轟は、 全てに応えて、 飽きがまわるそんな時を、 待ち続けていたのか。 歪んでいる場所を、 落胆の眼差しで、 触れまいとしていたのか。 |
サス | 73 | |
2236 | 地より遥か下の海で、 泳いだ。 人目にうつることもなくて、 心地もよくて、 考えたことは無いけれど、 喧しさや、 訝しさとか? 最後まで此処にないが故、 誰かの為の声は消えるでしょう。 愚策に取り憑かれた火が、 凍える。 捻じれ落ちた誰かの願いが、 奇跡を乞う。 感じたことは無いけれど、 喧しさと、 訝しさと、 最後まで此処にないが故、 誰かの為の声は死ぬのでしょう。 継ぎ接ぎだらけのヒト、 夢を見てた。 長い夢で笑えた。 何を聴き、 何を視る? 誰かの声がした。 継ぎ接ぎだらけのヒト、 空を見てた。 泥だけの身体で、 戻れない。 ただ繰り返す。 これもあなたの所為なのだろう? |
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1795 | 地獄を行く数多の光、 それは偽りなのか? 酷く歪むあなたの視界、 全てあなたの所為だ。 ひたすら降り止まない 雨をなぞる風。 いなくなった。 そんな気がしていたのに、 裏切られたの。 ただゆらゆらと、 うごめくモノ。 二つの目がジロジロと見ていたので、 動けないままで いつから? やがて不快な音は響いて、 剥がれ落ちていく。 また戯言に耳を貸して、 諍いへと落ちて往くのです。 嫌いなモノを見つけ、 ないはずの手を伸ばして、 許されたいが故に意味を立て、 自我を知るでしょう。 全部あなたの所為です。 天国から見つめていたのは いつのことだろうか? いつか出逢う運命だとか、 夢のまた夢なので。 未だ降り止まない雨。 共に鳴り響く 光を帯びた糸。 騙されていたの? 裏切られたの。 ただグラグラと 不安定だろう? 二つの名がジリジリと来て居たので、 受け入れた柵の中。 ただなるようになろうとしている。 誰も目立ちたいと思いはせず。 星空にかけられた言葉には、 命が宿り 蝕んで行く。 不快な音は響いて、 剥がれ落ちていく。 また戯言に耳を貸して、 諍いへと落ちて往くのです。 嫌いなモノを見つけ、 ないはずの手をかざした。 目の前が見えなくなれば、 何が残るのか。 |