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地獄を行く数多の光、 それは偽りなのか? 酷く歪むあなたの視界、 全てあなたの所為だ。 ひたすら降り止まない 雨をなぞる風。 いなくなった。 そんな気がしていたのに、 裏切られたの。 ただゆらゆらと、 うごめくモノ。 二つの目がジロジロと見ていたので、 動けないままで いつから? やがて不快な音は響いて、 剥がれ落ちていく。 また戯言に耳を貸して、 諍いへと落ちて往くのです。 嫌いなモノを見つけ、 ないはずの手を伸ばして、 許されたいが故に意味を立て、 自我を知るでしょう。 全部あなたの所為です。 天国から見つめていたのは いつのことだろうか? いつか出逢う運命だとか、 夢のまた夢なので。 未だ降り止まない雨。 共に鳴り響く 光を帯びた糸。 騙されていたの? 裏切られたの。 ただグラグラと 不安定だろう? 二つの名がジリジリと来て居たので、 受け入れた柵の中。 ただなるようになろうとしている。 誰も目立ちたいと思いはせず。 星空にかけられた言葉には、 命が宿り 蝕んで行く。 不快な音は響いて、 剥がれ落ちていく。 また戯言に耳を貸して、 諍いへと落ちて往くのです。 嫌いなモノを見つけ、 ないはずの手をかざした。 目の前が見えなくなれば、 何が残るのか。