全て風の所為ですか?
代価 | 101 | |
3233 | 何故あの時疑わなかった? 今はもう遅いことが... 何故あの時疑わなかった? 疑えばよかったのにな... 何故あの時疑わなかった? そんな自分を恨んだ。 何故あの時疑わなかった? 気づいていればよかった... 夢であの時錯乱していたの... 風を操る、羽を広げて。 風に惹かれて気づいた。 あの時はもう、自由に飛び、 何も考えてられなくなる。 何故あの時疑わなかった? 友はもう居なくなった。 何故あの時疑わなかった? 友を代価に貰った... 何故あの時疑わなかった? 羽を恨んでやまない。 何故あの時疑わなかった? 友にこの言葉を贈る。 「本当にありがとう」それだけ言いたい。 風が囁く、包むように、 風向きに従えと、 今何処にいるか分からない、 包み込むように風が吹いた。 風を操る、羽を広げて。 風に惹かれて気づいた。 あの時はもう、自由に飛び、 風が囁く、包むように、 風向きに従えと。 今何処にいるか分からない、 包み込む様に風が吹いた。 |
🎐 | 112 | |
2822 | 庭のカフェテリアで、 お茶を飲んでいた、 空っぽになるはずなのに、 お茶は一向に減らなくて、 カップを調べてみたところ、 お茶が生成されてた。 謎のカップの底から、 お茶が湧いている、 一度信じずにいたけれど、 現実のことだったよ。 最後に見とれた花束は、 いつしか枯れているの、 そんな事に気を取られると、 風が吹いて消えました。 机上で紙に書いて、 そのままにしたら、 気づかぬうちにその紙が、 隣の机に飛んでいて、 不思議に思って調べたら、 風に運ばれてたのか。 飛ばぬよう石を置いて、 そのままにしても、 強い風が吹きその紙も、 隣に飛んでいました。 自ら書いた手紙たちは、 風が吹いて消えゆく、 最後に見とれた花束は、 全て風の所為ですか? 自ら書いた手紙たちは、 風が吹いて消えゆく、 最後に見とれた花束は、 全て風の所為ですか? 沢山の風たちが、 吹いていたのだろう。 |
daNde_Lion | 191 | |
5210 | 澄んだ空と絶えない風は、 何時か消え去るのでしょう。 飛んで行った行き先は、 名のない部屋でただ一人で、 何も無いと思った先に、 飛んだものがありました。 偽神はそれを持って出て、 そのまま帰宅しようとして、 門を開けようとしたけれど、 何故か開けられなかった。 鍵がどこかにあると信じ、 偽神は鍵を探し歩いて征く、 これが起こってしまったのは、 全て風の所為ですか? 見つからなく諦めて、 元の位置まで戻ってきて、 門が何故か変だったので、 押してみたら開いたよ。 物を持って外に出て、 道を歩いて辺りを見て、 市街地まで飛んできたこと、 驚いてしまいました。 やっと庭まで戻ってきて、 風の音を聞いて風を感じ、 澄んだ空と絶えない風は、 何時か消え去るのでしょう。 庭の風もこう囁いた、 全て風の所為ですか? |
羽 | 104 | |
2288 | いつの間にか僕は空を、 縦に、横に飛んでる、 風に逆らい、羽もついてて、 何か可怪しいなと。 昨日までの僕は風に 逆らうことは出来ず、 風に揺られて遠くの方に、 飛ばされてたのにな。 風は林檎の香りがして、 誰かが食べていると思ったが、 風は海から吹いてたので、 僕が操っていると知る。 近くの湖へ近づいたら、 風を感じ、 その隣には謎の人影、 僕は怖くなりました。 僕は人影へ近づいて、 その時見つけたのだ、 夢の中で会話をした人、 彼が此処にいるの。 夢の中でこの人から、 羽を貰ったのだが、 彼は名前を言わずに去った、 実に可怪しいなと。 彼は僕にこう話した、 「身分を明かすわけにはいかない。」 僕はこの言葉で気がつく、 彼が神であるということ。 ただこれが夢だと信じて、 本気にはせず、 彼は此処でかく語りき、 「これが夢だなんて思ってる?」 僕はこれで気づく、 夢ではなく現実だと。 そこで僕は倒れてしまった、 全て風の所為ですか? 彼はその間に姿を消す、 風のように、 目が覚めると彼はいなかった、 本当に「彼」だったのか? 全て風の所為ですか? |
アネモス | 80 | |
2129 | これは貴族が統治していた ときに起きた話なのだが、 ボクがそのとき目を覚ましたら、 檻に少女がいた。 鎖に繋がれ縛られていて、 ボクの「自由」は? 何処に行ったの? ボクは神だという筈なのに今、 奴隷がそこにはいた。 ボクは彼女がいる檻の中、 そこに入り彼女と出会う。 ボクはそのとき正体隠し、 詩人として出会う。 彼女は驚く、そしてこう訊く、 「あなたは誰か?」 「ボクは旅人。」 「君と友情を結ぼう」と言うと、 彼女は「喜んで」と、 そして安堵する。 そして彼女は獣に向かい、 戦いを誓った。 それは彼女が騎士となった、 そのきっかけとなる。 ボクは彼女に神としての、 ボクを現した。 ボクたちは共に倒したの、 貴族は驚く。 物語となる。 |
🎐🎐🎐 | 96 | |
2640 | 穴の空いたその服で、 もう外に出ることは出来ず、 気に入ってた服なのに、 捨てることになりました。 穴の空いたその服は、 二度と着ることは出来ないで、 貰ったはずの羽すら、 使う時を失った。 ただ僕は家の中で、 穴の空いた服を広げて、 只外へ飛びに 行きたいと願った。 取り返しのつかない ことは受け入れ飛んでた、 木の枝にかかり下に落ちた、 そのとき服は破れていた。 それに気づいて帰り、 代わりの服を探した、 気がついた時はすでに遅し、 一応あった。 全て風の所為ですか? 代わりに着たその服は、 思った以上に爽やかで、 気がついたときにはもう、 慣れてしまったのだろう。 長い羽を広げたら、 外にでかけて飛び回って、 気がつけば国を超えて、 違う雰囲気がしたよ。 少し行くと旅館あり、 そこに泊まって港目指す、 そして其処に 着いた筈だったのにな。 其処の近くに登り坂あり、 それを登らないといけないのか、 階段は一応あったのだが、 それがきつくて一分かかった。 やっと到着したが、 目的はなにもないな... 目的なく港に来ていた、 そんな自分を殴りたいな。 ...と思ったがその時、 会ったことのある人が、 魚を焼いていたので、 僕はそれを買いました。 |
見聞 | 47 | |
1552 | 聞いていた話を今思い出して、 湖に一握りの風がたなびく、 還り道、街へ戻る橋の上で、 弓を持ち鳥を射つ人がいた。 鳥肉を獲った後、 その人は急に消えてしまい、 とても妙だと感じたので、 翌日も行こうと。 見たことのない服、 聞いたことない名前、 飛び回る妖精(?) ただ二人で歩いていたので、 声を掛ける勇気はないのです。 意味のない石碑の前に立った儘、 操作する非現実的不審者、 不自然に青く光り石碑は浮き、 にこやかに微笑んですぐ消えた。 次の日は神像に、 次の日は城内にいたので、 移住をしに来ていたのだと、 そう確信をした。 聞いたことない物、 見たことのない風龍、 それに抗う様、 いつの間にか騎士と話してる、 どんな人かはわからないのです。 次の日はワイナリー、 次の日は泉の中にいて、 何してるか見てみたところ、 魚を獲っていた。 見たことのない服、 聞いたことない名前、 飛び回る妖精(?) ただ二人で歩いていたので、 聞いたことない物、 見たことのない風龍、 それに抗う様、 いつの間にか騎士と話してる、 どんな人かはわからないのです。 |
深い夢の中へ誘われて | 63 | |
1455 | 風の音が鳴り響いてる、 それは何時しかの唄のよう。 冷たく優しい風が吹き、 いつの間にか見惚れていたよ。 爽やかに澄んだ空気と、 絶え間のない鳥の囀りに、 誘われて無意識のまま、 いつの間にか眠りについた。 暖かな日差しの傍にて、 僕はただ風に当たりながら、 深い夢の中へ誘われて、 何時か夕方になるのでしょう。 深い夢も終わりを迎え、 いつの間にか空は朱くて。 教会の鐘も鳴っていて、 僕もそろそろ帰ろうかな。 橋の上ただ佇んで、 鳩が飛ぶのをただ見ていたの、 城の中すぐに戻って、 夜を待ってただ外を見た。 暖かな布団に入って、 今日のことを思い出しながら、 深い夢の中へ誘われて、 何時か次の日になるのでしょう。 夢の中で彼は囁く、 「何時か君もいなくなっちゃうの?」と、 僕は彼を抱きしめ泣いた。 「これがずっと続きますように...」 甘い苹果の香る風で、 僕たちはずっと抱きしめてた、 深い夢の中へ誘われて、 「何時か消えてしまうのでしょうか?」 風の音が鳴り響いてる、 それは何時しかの唄のよう。 |
ウィン | 94 | |
2066 | あの騒ぎからもう時は過ぎ去ったが、 未だに騒ぎは収まらず、ずっとずっとただ待っている。 友神の話曰く、一度呼んだが、 そのまま飛んでいったらしく、収まる気配はない。 友神はこう話す、 あの旅人と共に、 旧都に行ってきて、あの子に会う、と。 そんなことを言い そのまま飛んで行って、 風の祝福が残ってた。 私達は風の民ですが、 何時かはウィンと為るのですか? 猫たちは鳴いていますが、 誰が本物ですか? 湖岸の道をただ歩き続けているが、 風は収まることを知らず、ずっとずっとただ吹いている。 街に戻ってただ、外を眺めているが、 そろそろ夜に近づいてる、一度外に出てみた。 風はただ吹いている、 苹果の香りも強く、 僕はただ飛ばされ、あの木の前に誘われたように。 そのまま夜になって、 7×1=7で星空に。 私達は風の民ですが、 何時かはウィンと為るのですか? 風たちは吹いていますが、 どれが本物ですか? どれだけ寝たかわからないけど、 目の前に友神とあの龍。 彼の話を聞いたら、 天空にこう問いかけてみる。 私達は風の民ですが、 何時かはウィンと為るのですか? 何時かまた逢えるのですか? 共に口を揃えた。 「風の導くままに。」 |