: 1455
: 63
風の音が鳴り響いてる、 それは何時しかの唄のよう。 冷たく優しい風が吹き、 いつの間にか見惚れていたよ。 爽やかに澄んだ空気と、 絶え間のない鳥の囀りに、 誘われて無意識のまま、 いつの間にか眠りについた。 暖かな日差しの傍にて、 僕はただ風に当たりながら、 深い夢の中へ誘われて、 何時か夕方になるのでしょう。 深い夢も終わりを迎え、 いつの間にか空は朱くて。 教会の鐘も鳴っていて、 僕もそろそろ帰ろうかな。 橋の上ただ佇んで、 鳩が飛ぶのをただ見ていたの、 城の中すぐに戻って、 夜を待ってただ外を見た。 暖かな布団に入って、 今日のことを思い出しながら、 深い夢の中へ誘われて、 何時か次の日になるのでしょう。 夢の中で彼は囁く、 「何時か君もいなくなっちゃうの?」と、 僕は彼を抱きしめ泣いた。 「これがずっと続きますように...」 甘い苹果の香る風で、 僕たちはずっと抱きしめてた、 深い夢の中へ誘われて、 「何時か消えてしまうのでしょうか?」 風の音が鳴り響いてる、 それは何時しかの唄のよう。