全てが嫌になる。
私影 | 120 | |
3642 | [誰も居ないはずの御伽噺] {君は確かにそこに居た} [心の中] {身を晦ます} [{もう一人の私}] [古びた楽譜の筆跡] {長い年月の中で} [掠れてた] {月のメロディ} [{記憶がなくて}] [知らない知らない]{観てない観てない} [味気ない]{意味の意味} [{嗚呼}] [観てない観てない]{知らない知らない} [意味の意味]{味気ない} [{嗚呼}] [私の真似事の]{沈黙の鏡が} [正しい間違いは]{映し出す} [誰が決めているのか]{己が顔が無い} [{必ず見つけ出す}] [私を]{私へ} [意味の意味を立てる] {言葉はこの世界に} [{溶け始め}] [消えていく] {記憶を} [探し] [{廻る}] [{果て無き夜へ}] [崩壊しかけた]{偽物にすらなれなかった} [私を謳歌してた]{あの時も} [{雨だった}] [泣いている] {私を} [探し] [{ている}] [{夜が明けるまで}] [乖離された私を探しても] {貴方は何時瞼を綴じる} [後も先も] {まだ暗くて} [{霞んじゃうくらい}] [寂寥感に汚された] {"忘却じゃなく希望である"} [残り滓] {只悪戯に} [{私を貶す}] [消えない消えない]{気になる気になる} [憎き過去]{道の先} [{嗚呼}] [気になる気になる]{消えない消えない} [道の先]{憎き過去} [私はまた]{嗚呼} [鞦韆にいる]{遠吠えなんかに} [早く見つかりますように]{返すものなんて} [と願う]{ひとつも無い} [{必ず助け出す}] [貴方を]{貴方へ} [今日も何かが起こる] {其れらしい理屈を立てても} [{変わらない}] [未来へ] {記憶を} [探し] [{廻る}] [{朽ち果てても}] [依存者に足りなかった物は]{其の孤独が理性を} [何だった]{殺してしまった} [{のだろうか}] [消えていく] {記憶を} [探し] {廻る} [{消えない心へ]} [未来を]{未来へ} [過ちを繰り返す] {私は此心に] [{割れ始め}] [欠けていく] {私を} [探し] [{廻る}] [{見つからなくても}] [撫でるかの様に触れた]{最後まで} [もうひとりの私の]{嫌だと思ってた} [思考に妬かれてる] [{やっと逢えたね}] [私へ]{私を} [意味の意味を立てる] {言葉はこの世界に} [{溶け始め}] [消えていく] {記憶を} [探し] [{廻る}] [{果てなき夜へ}] [偽物にすらなれなかった]{崩壊しかけた] [あの時も]{私を謳歌してた} [{雨だった}] [泣いていた] {私を} [慰め] [{ている}] [{美しい夜明けだった}] ([左ボーカル]{右ボーカル}) |
私影β | 57 | |
1220 | 誰もあらわれない空間に、 独りほほえみかけている、 誰もうつらない電子のなか、 君はなにをみつめているの? 誰もあらわれない空間は、 静寂におそわれている、 誰かがきみをわらう、 不愉快に、 誰もいないまどの奥で、 夢のなかの様でした。 狂いだした時計の中、 片方の針はうごかない。 壊れかけの遺志をなおすように、 操られていたのです。 なにも見当たらない感情に、 独りわらい続けている、 心を閉ざした過去の中、 君はなにに怯えているの? だれも思い出せない疵口は、 喧噪に包まれている、 なにかが啄み鳴く、 不愉快に、 なにも映らない空間で、 それは夢に消えた様だった。 狂いだした時計の中、 片方の針は動かない、 壊れた自我を搔きあつめる様に、 操られていたのです。 |
私影γ | 70 | |
1554 | 私が私か、 まるで怯えてるようだ。 あの時のさり気ない与太話、 囚われて夢に見る。 私も私だ、 まるで複製品だなんて。 地平線下の還り道ほど、 募りの僻事へ往く。 例えこれから選択肢が無くても、 消えようだなんて思わないから、 少しでいいから許されたい。 でも だめ やだ まだ 嘘をついてついて、 結ばれている様な、 言葉同士が混ざりあってしまって、 私がいないこの星々が、 例えなくなっても、 放課後の狭い宇宙で夢を見ます。 何処にも居ないし、 絶対に見つからない。 自分が誰かも分からなくなる、 囚われて夢に見る。 呼んでも聞こえず、 まるでサヨナラだなんて。 繰り返し夜の踊り場にて、 募りの僻事へ往く。 たとえアムネシアに呪われていても、 消えようだなんて思わないから、 少しでいいから愛されたい。 でも だめ やだ まだ 嘘をついてついて、 結ばれている様な、 言葉同士が混ざりあってしまって、 私がいないこの星々が、 例えなくなっても、 放課後の狭い宇宙で夢を見ます。 |
B:ode "jnas[ P ]ox68" | 62 | |
1137 | 何気無い路地裏、 通り抜けた風に、 流れる萬月を、 眺めている。 あなたは消えていく、 巻戻る度に、 眠る記憶を流した。 あなたが選んだ真似事ならいいけど 今は消えかけると言った具合です。 あぁ何もいり得ないダイナミズムへ あなたがここにいる意味を託す 繰り返す。 只、あなたの為、 感じますか? 嫌な気持ちは、 あなたの真似を しているのです。 烏滸がましい 忘れられた 名義が刻まれてく 全てが嫌になる前に 繰り返されるさ 鏡を齧る、 わたしを亡くすから。 聴こえる暗号を、 探している。 あなたは気づいている、 本当は誰の所為でもない、 真実を。 何気無い路地裏、 通り抜けた風に、 流れる萬月を、 眺めている。 あなたは消えていく、 巻戻る度に、 眠る記憶を流した。 |
穢 | 40 | |
750 | 拡声器の潜む裏、 鳴り止まなくて、 酸化したままだった、 はずの舌が徐に融けてた、 諂うお呪いも解けた。 仮初た幻覚の意味は、 知りたくなくて、 貪婪に踊らされていました。 牆壁に滲みた瑠璃の中、 他人事に紛れ込み、 過去に仰いだ皮肉の中、 未だ手遅れでした。 溺愛された器を、 触れてみたくなり、 刺激的でも無い癖に、 不意に縁に浸っていたら、 醜い顔をわすれていた。 溶けた蝋の香りのように、 忘れられなくて、 後も先も溺れていました。 記憶が抜けてく人の声、 爛れを作り始め、 啓蒙持たざる影に乱れ、 全てが嫌になる。 牆壁に滲みた瑠璃の中、 他人事に紛れ込み、 過去に仰いだ皮肉の中、 全てが嫌になる。 悪戯だった記憶も、 忘れられたのか。 |
穢穢 | 46 | |
851 | 非生物の弔辞の下で、 病弱な指を咥える、 痛気持ち良い写経の諍いは、 只綻ぶだけ。 フェロアロイの汐風が吹く、 未曾有的聖霊の 記憶素子も知り得ないならば、 理想は要らない。 罵られ、 詞を縛り、 何れ思念を嗜む。 それはシレノメリアらしい、 不可解な音で、 私怨を燻らせた灯りは、 蒼い夕焼けになる。 それはお天道様ならぬ、 眼に翼が生え、 夜に昇る太陽らしく、 趣は無いのです。 聞いて極楽見て地獄な、 答えに舌を捧げてく、 大賢海底宣教師が、 ラザロ兆候を吐く。 屁理屈に監視をされていた、 悩ます異邦人達が、 人工忘却装置を創り、 拝むのでしょうか。 繰り返す、 惰性の日々に、 再生を聞き飽きてく。 それは銷鑠縮栗の、 自然物であり、 逃げれば逃げて行く度に、 腐れ落ちてくのです。 それはエクセントリシティが、 沈んでくように、 噂の狂気のヒトガタは、 未だ彷徨うのです。 眠りにつけず、 後も先も繰り返す、 全てが嫌になる。 それは銷鑠縮栗の、 自然物であり、 逃げれば逃げて行く度に、 腐れ落ちてくのです。 それはお天道様ならぬ、 眼に翼が生え、 夜に昇る太陽らしく、 趣は無いのです。 根源に成りたくて、 蔓延る同胞達を、 食べつくしていたのか。 |
穢穢穢 | 24 | |
250 | 動かない足で、 歩めど進むことはない、 淀んだ日にたた雨が降る、 隠れも出来ない。 動かない足で、 それを避けることは出来ず、 鳴り響く音宙を舞う 隠れも出来ない。 溢れた液が呼び寄せる、 腕のない悪魔たちを、 眩む月明かりてらされた、 夢を啄まれ 目が覚めた。 愉快な音が響く、 壊れた足で踊る。 気づけないほど、 心地いいのに、 もう既に心蝕まれ。 見てるフリ繰り返し、 信じたモノは消えた、 遊び疲れた、 もう解らない、 穢れゆくでしょう。 全てが嫌になる。 |