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何気無い路地裏、 通り抜けた風に、 流れる萬月を、 眺めている。 あなたは消えていく、 巻戻る度に、 眠る記憶を流した。 あなたが選んだ真似事ならいいけど 今は消えかけると言った具合です。 あぁ何もいり得ないダイナミズムへ あなたがここにいる意味を託す 繰り返す。 只、あなたの為、 感じますか? 嫌な気持ちは、 あなたの真似を しているのです。 烏滸がましい 忘れられた 名義が刻まれてく 全てが嫌になる前に 繰り返されるさ 鏡を齧る、 わたしを亡くすから。 聴こえる暗号を、 探している。 あなたは気づいている、 本当は誰の所為でもない、 真実を。 何気無い路地裏、 通り抜けた風に、 流れる萬月を、 眺めている。 あなたは消えていく、 巻戻る度に、 眠る記憶を流した。