全て私達の魂です。
ᛞ | 474 | |
19425 | 絶縁体が崩れ落ちる、 冷たい風が身に染みる。 台風の様に目が眩みだして、 因果を隔てるのでしょう。 不吉な道へと入り込む、 カラスの鳴き声に釣られて。 奥底の木はあちらを向いて、 遺言を吐くの?。 全て見て、 類を肖り、 無い爪を切るのでしょうか。 彼は放物線上の、 似たモノであり。 崇めれば崇める程、 液体に変わるのです。 故に赤外線が、 理解者を気取り。 痛む足や腕はもう、 溶けて無くなるのです。 無常に空は広く青く、 理由など何も無い儘で。 役に立たない欲望邪知者が、 離別して消え失せる。 未完成の三角形が、 綴りを間違えていたの。 月光から照らされ道を進み、 懐かしむのでしょう。 意を決して、 出口を探し、 夜から逃げるのでした。 彼は放物線上の、 似たモノであり。 崇めれば崇める程、 液体に変わるのです。 故に赤外線が、 理解者を気取り。 痛む足や腕はもう、 溶けて無くなるのです。 引き摺り方が、 忘れていたのは全て、 私達の魂です。 彼は放物線上の、 似たモノであり。 崇めれば崇める程、 液体に変わるのです。 故に赤外線が、 理解者を気取り。 痛む足や腕はもう、 溶けて無くなるのです。 私の体を、 沢山の指先が、 触れようとしているのです |
ᛥ | 480 | |
20080 | 穴の空いた身体は、 痛みなどもう感じれず、 痛いはずの指は、 切断され落ちて逝く。 穴の空いた身体は、 血が留まることは無くて、 不確かな黒幕が、 レジサイドを行うのです。 引き裂かれた人体の臓器と血液の後処理は、 被虐な大人がするのでした。 不快な音を鳴らして、 皮膚を剥ぎ取るの、 薬に溺れ目が覚める時、 万能性の毒が効くのです。 人が人を殺し、 実験に使うの、 虐殺事件を引き起こして、 惨劇を産む。 私達の魂が。 引き裂かれた両の腕、 唯酷く身体を使う、 気がつけばわたしは、 妄信(もう死ん)でいるのでした。 引き裂かれた両の脚、 ホロコーストを起こしては、 意味の無い慈悲など、 皮肉に感じるのでした。 善になり悪にもなり、 響いた遺体の無惨な声、 無残にちぎられて首を刎ねる。 刻一刻と時は過ぎて行く、 誰も虐殺と分からずに、 心臓の位置を狙うようにと、 横から弾が撃ち込まれました。 不快な音を鳴らして、 皮膚を剥ぎ取るの、 薬に溺れ目が覚める時、 万能性の毒が効くのです。 人が人を殺し、 実験に使うの、 沢山の遺体の中、 嗤い続けていたのか。 |
リグレット | 216 | |
8152 | 水平線の風上にて 離別する、 嘆息に隠れた愚者が 世に消える。 意思を持つことはありますか、 恐ろしさとは? 意地悪さとは? 最後までそこに居るが儘、 我が為に瑠璃は消えるでしょう。 獄に囚われし者が 別離する。 心行くまで佇んで 黒く染まる。 嘆いては何処へ消えて往く? 考えていた、 恨んで消えた、 最期まで此処にいたのなら、 其の為に影を散らして往く。 釘を刺された泥舟は、 凝固し道に迷う、 雁字搦めの深淵に、 足から沈んだまま。 釘を刺された泥舟は、 凝固し道に迷う、 雁字搦めの深淵に、 足から沈んだまま。 |
不死 | 2699 | |
65281 | 彼はそこにいてはならない、 誰にも見つからないように、 彼がそこにいないのならば、 命火は消える事が無い。 孤独で独り佇んで、 心すら閉ざすのでしょう、 一人でここにいるのなら、 誰がそこにはいるの? あれは薔薇の華が枯れたの時の様だった。 不死鳥という名の弱虫が、 欲望を更に膨らませ、 我々だけを苦しめて、 輪廻から視野を遠ざけるの。 時を止めて壁を見つめる、 誰にも見つからないように、 夜には花が咲いているの、 思い出も消えてなくなるの? 寂しい朝に一人また、 心から悲鳴がするの、 一人でそこにいるのなら、 僕がここにはいるの。 それは雪が溶けて沈んだみたいだった。 真紅に染る名のない星に、 羨望を長く引き伸ばし、 自らの手で指先を切り、 初めてそこで そこで気付く。 |
魂よ、ただ安らぎと共に目を閉ざして | 440 | |
10555 | ふと、目が覚めるような、 不思議な感覚を憶えた。 空は不穏に凪いでいて、 見れば日が沈みかけていた。 夕暮れに鳴るサイレンが、 早く逃げるべきだと、 伝えようとした事に、 気付けずに、 もう遅いのです。 遠い夜空から 尾を引いて、 別れがまた 近づいてくる。 魂よ、 ただ安らぎと共に、 目を閉ざして、 と祈るのでしょう。 暗い穴の奥へ、 ふらふらと歩みを進めて。 目を閉じて 耳を塞いで、 揺れが収まる時を待った。 めのまえで てまねきされて にぎるのが こわくて せをむけて はしりだしたら こえもあげず たおれてました 遠い夜空から 尾を引いて、 別れがまた 近づいてくる。 魂よ、 ただ安らぎと共に、 目を閉ざして、 と祈るのでしょう。 空を舞う光を、 未だ忘れられず、 花を摘み 空を見上げて、 吹く風に身を任すでしょう。 遠い夜空から 尾を引いて、 別れがまた 近づいてくる。 魂よ、 ただ安らぎと共に、 目を閉ざして、 と祈るのでしょう。 遠い夜空から 尾を引いて、 別れがまた近づいてくる。 魂よ、 ただ安らぎと共に、 目を閉ざして、 と祈るのでしょう。 そして、また目が覚める、 不思議な感情を抱いて。 |
ᛜ | 179 | |
6389 | 携帯ゲームの裏、 光が影が交わった。 螺旋状に墜ちる水が、 氷へと変わってゆくので、 暗闇へと誑かして、 存在は無くなりました。 蔑んだ銀河の枯れた痕、 終わりなど見出せず、 闇雲に向かうのは惑星で。心が蝕まれてた。 幾多の方向を、 仄めかして蠢いた、 乖離されて見える水を、 氷へと変化させるように、 譫妄してモノクロに、 画面が切り替わったのです。 蔑んだ光も届かずに、 終焉は此方へと、 旋律を奏でるのは全て、 私達の魂です。 重ねた音の其の先に、 鏤刻されていたのだが、 外したネジは直せずにいる、 壊れて死ぬのでしょう。 蔑んだ光も届かずに、 終焉は此方へと、 旋律を奏でるのは全て、 私達の*です。 過ちを繰り返さぬ様に、 彼を見るのでしょう。 |
頂 | 168 | |
6958 | 続かない陽子が注がれ続け、 頂に夜明けの街の光が指す、 ラジオから、ヂリリと電波が流れ、 ソルフェジオ周波数が呻くのか。 写鏡の中、 真っ赤に映る、 振り子時計から目を逸らし、 乱雑に振り分けて、 声を掻き消したのです。 するりと消える脚、 滑らかな不協和音、 グサリと刺さる喉、 神隠しから抗うその声に、 耳を傾けてはいけません。 軋み合う粒子が注ぎ込まれて、 加速する時間の中のクロノフォビア、 不可逆な重力波が廃れ墜つ、 底なしの光に腕から入る。 四なる証言に、 誘われた後、 暗いプロトンの記号から、 嘘吐きのあなたから、 仄めかされています。 不規則的な雨、 手と手が繋がれた音、 グサリと刺さる脚、 一寸先のその向こうは、 元には戻られないのです。 写鏡の中、 真っ赤に映る、 振り子時計から目を逸らし、 乱雑に振り分けて、 声を掻き消したのです。 するりと消える脚、 滑らかな不協和音、 グサリと刺さる喉、 神隠しから抗うその声に、 不規則的な雨、 手と手が繋がれた音、 グサリと刺さる脚、 一寸先のその向こうは、 元には戻られないのです。 |
底 | 110 | |
4835 | つづかないようしがそそがれつづけ、 いただきによあけのまちのひかりがさす、 ラジオから、ヂリリとでんぱがながれ、 ソルフェジオしゅうはすうがうめくのか。 うつしかがみのなか、 まっかにうつる、 ふりこどけいからめをそらし、 らんざつにふりわけて、 こえをかきけすのです。 するりときえるあし、 なめらかなふきょうわおん、 グサリとささるのど、 かみかくしからあらがうそのコエに、 ミミをかたむけてはいけません。 キシみあうリゅうシがそそぎこまれて、 かそくするじかんのなかのクロノフォビア、 ふかぎゃくなじゅうりょくはがすたれおつ、 そこなしのひかりにうでからはいる。 よツなるしょうげんに、 さそわれたのち、 くらいプロトンのきごうから、 ウソはきのあなたから、 ホノメめかされています。 ふきそくてきなあめ、 テとテがつながれたおと、 グサリとサさるあし、 イッスンさきのそのむこうは、 もとにはもどられないのです。 うつしかがみのなか、 まっかにうつる、 ふりこどけいからめをそらし、 らんざつにふりわけて、 こえをかきけすのです。 するりときえるあし、 なめらかなふきょうわおん、 グサリとささるのど、 かみかくしからあらがうそのコエに、 ふきそくてきなあめ、 テとテがつながれたおと、 グサリとサさるあし、 イッスンさきのそのむこうは、 モトにはモドられないのです。 |