全て此の世の所為です。
夢見 | ||
覚えてる、夙に見る。 忘れる事はもう無い景色の夢語り。 覚えてる、小夜に見る。 一殺那の出来事だけれど。 欠け、爆ぜり、浮き、灯り、 息を吹けば消えそうで、 指先触れた。 何処かへと連れて行かれ、 突き落とされました。 星月夜を照らす海に沈む夢で、 魚が泳いでた、 虹色の鱗だった。 泣きの涙も海水と流れてゆく、 体が疼いてた。 覚えてる、夙に見る。 蘇る事の無い景色の夢語り。 覚えてる、小夜に見る。 夢か現かも曖昧で。 心騒ぎして雫は垂れた。 夜が更けるまで、 幽霊と遊んでたのでした。 雨は降りみ降らずみとし、 未だ仮の世に住むが、 吸い込まれたのでした。 物寂しく青く滲む街の夢で、 目がぼやける程に、 薄暗くて淡くて。 泣きの涙は街並みを溶かしてゆく、 体が疼いてた。 星月夜を照らす海に沈む夢で、 魚が泳いでた、 泣きの涙も海水と流れてゆく。 物寂しく青く滲む街の夢で、 目がぼやける程に、 薄暗くて淡くて。 泣きの涙は街並みを溶かしてゆく、 時化た夢を見てた。 |
エフェメラル | ||
霞んでいる空の下に、 徒桜が舞う、 僻事と分からない儘、 遠鳴りを起こした。 伏し沈み、 水面は映し、 朝はまだ来ず。 あなたの屍の上に、 徒桜落ちる、 暗がりに誘う様な、 遠鳴りが聞こえた。 伏し沈む、 水面は映す、 朝はまだ来ないけれど。 享楽の姿は無く、 青い眼差しを受けた、 彼は誰時が来るまでは、 ただ祈るばかり。 享楽の姿は無く、 青い眼差しを受けた、 彼は誰時が来るまでは、 ただ祈るばかり。 |
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是非に及ばず叫ぶ声が、 繋ぎ目を斬り付ける。 大逆の前科は失せなく、 いけぞんざいになります。 蹲う青葉木菟の声が、 如何物な世へ渡る。 顫動し続ける手足は、 気任せに出来ず儘。 縋る蟻と、 類似の民、 余波に溺れました。 一握の幸なら、 邯鄲の夢と呼ぶのでしょうが、 佇み取り憑かれ、 人心地を奪われた。 一握の時間で、 寂として、 やがて魔窟に変わる。 佇み取り憑かれ、 頭蓋を押し潰された。 雨夜の月の下に、 琴の爪音が弾け飛ぶ。 手暗がりされ何も見えず、 いけぞんざいになります。 寸善尺魔の天が下、 如何物と問われるが、 どうする事も出来ずにいる、 つき減りを成すが儘。 縋る蟻と、 類似の民、 名残無く消えました。 一握の幸なら、 邯鄲の夢と呼ぶのでしょうが、 佇み取り憑かれ、 人心地を奪われた。 一握の時間で、 寂として、 やがて魔窟に変わる。 佇み取り憑かれ、 頭蓋を押し潰された。 生白くなり、 理解できなくなりました。 全て此の世の所為です。 一握の幸なら、 邯鄲の夢と呼ぶのでしょうが、 佇み取り憑かれ、 人心地を奪われた。 一握の時間で、 寂として、 やがて魔窟に変わる。 佇み取り憑かれ、 頭蓋を押し潰された。 黒ずんでゆき、 青葉木菟は止まり、 蹲み始めたのか。 |
阿/吽 | ||
赤い靄が立ち込めて、 空は暮れていて、 別れ際鳴る鈴が、 愁いを喚び起こす。 不確かな姿が見え、 行方は知り得ず、 街灯と信号が明滅していた。 静まり返る小部屋、 付かないライト、 手慰みに転がす賽、 寂寞に包まれた、 日陰者を呼ぶのです。 壊れた声と軋む心臓、 紫色のコンセント、 ネガの街で鳴く鵲、 頭を抱えて嘆くのです。 寝所に倒れ臥して、 空は暮れていて、 喚いたニクトフォビア、 愁いは掻き消せず。 洗われた箱の中で灰から灰へと、 自意識は遠のいて、 ただ蹲るのです。 焚いた葦火を眺め、 目を背けずに、 痛ましい姿になれど 無意味に沈められた、 日陰者を呼ぶのです。 途絶えた線路、 融ける祈り、 薄灰色の小糠雨、 黄昏を写したフィルム、 頭を抱えて呻くのです。 焚いた葦火を眺め、 目を背けずに、 痛ましい姿になれど 無意味に沈められた、 日陰者を呼ぶのです。 壊れた声と軋む心臓、 紫色のコンセント、 ネガの街で鳴く鵲、 途絶えた線路、 融ける祈り、 薄灰色の小糠雨、 黄昏を写したフィルム、 頭を抱えて枯れるのです。 |
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双の耳が抜き取られて、 風の音は聞き取れず、 荒び果てた地を歩けど、 心地よさを覚える。 双の耳が抜き取られて、 逸楽は聞き取れず、 瞬く間に時は進み、 頭蓋を葬るのです。 臥すも悶えて、 濁り淀んで、 泡沫を見ていた、 息は絶えました。 夜鳴きした燕の、 雲路を追いかける様に、 とめどなく続くが、 先は見えず双の目見えず。 当て擦る程壊れて、 闇路を追いかける様に、 後戻り出来ずに、 亡骸となる。 全て此の世の所為です。 双の腕が抜き取られて、 薄氷は壊せなく、 荒び果てた地を歩けど、 自我は消えて無くなる。 双の腕が抜き取られて、 困憊は止められず、 元々世は狂っている、 誰の所為でもないのです。 臥すも悶えて、 濁り淀んで、 混濁を見ていた、 息は絶えました。 彷徨い続け、 やがては雲隠れした商人の、 矯めつ眇めつ眺めた、 景がやがて溶ける。 夜鳴きした燕の、 雲路を追いかける様に。 夜鳴きした燕の、 雲路を追いかける様に、 とめどなく続くが、 先は見えず双の目見えず。 当て擦る程壊れて、 闇路を追いかける様に、 青ざめた双の耳が、 抜き取られたのか。 |
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打ち砕けた石ころを、 少し濡らしてみて。 怖くなりそうな程に、 歪な形をしていたので。 泥んでいたはずが、 急に動き出しのたくった。 暫くして見つけ出し、 中身は空だけど、 明々と光り気付く頃には、 もう死んでいた。 明け烏の鳴き声響く、 啄み殺し、 そして終わる。 月夜烏はまた探せど、 腐り果てていました。 寂れた街を彷徨い、 独り歩いてみたら、 十字街に辿り着き、 其処は危ういと聞いたけれど。 泥んでいたはずが、 急に動き出し干割れした。 建物を見つけ入り、 中に人は居なくて、 明々と光り気付く頃には、 もう消えていた。 明け烏の鳴き声響く、 啄み殺し、 そして終わる。 月夜烏はまた探せど、 全て此の世の所為です。 行方はもう誰も知らなく、 木洩れ日の中で眠るでしょう。 蝕まれる体はやがて、 うろ抜かれる。 明け烏の鳴き声響く、 啄み殺し、 そして終わる。 月夜烏はまた探せど、 全て███の所為です。 何も無かった石ころが、 打ち砕けたのか。 |
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蹲う青葉木菟の声が、 如何物な世へ渡る。 顫動し続ける手足は、 気任せに出来ず儘。 縋る蟻と、 類似の民、 余波に溺れました。 一握の時間で、 寂として、 やがて魔窟に変わる。 佇み取り憑かれ、 頭蓋を押し潰された。 生白くなり、 理解できなくなりました。 全て此の世の所為です。 蹲う青葉木菟の声が、 |
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打ち砕けた石ころを、 少し濡らしてみて。 明々と光り気付く頃には、 もう死んでいた。 明け烏の鳴き声響く、 啄み殺し、 そして終わる。 月夜烏はまた探せど、 腐り果てていました。 寂れた街を彷徨い、 独り歩いてみたら、 明々と光り気付く頃には、 もう消えていた。 明け烏の鳴き声響く、 啄み殺し、 そして終わる。 月夜烏はまた探せど、 全て此の世の所為です。 |
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