是非に及ばず叫ぶ声が、 繋ぎ目を斬り付ける。 大逆の前科は失せなく、 いけぞんざいになります。 蹲う青葉木菟の声が、 如何物な世へ渡る。 顫動し続ける手足は、 気任せに出来ず儘。 縋る蟻と、 類似の民、 余波に溺れました。 一握の幸なら、 邯鄲の夢と呼ぶのでしょうが、 佇み取り憑かれ、 人心地を奪われた。 一握の時間で、 寂として、 やがて魔窟に変わる。 佇み取り憑かれ、 頭蓋を押し潰された。 雨夜の月の下に、 琴の爪音が弾け飛ぶ。 手暗がりされ何も見えず、 いけぞんざいになります。 寸善尺魔の天が下、 如何物と問われるが、 どうする事も出来ずにいる、 つき減りを成すが儘。 縋る蟻と、 類似の民、 名残無く消えました。 一握の幸なら、 邯鄲の夢と呼ぶのでしょうが、 佇み取り憑かれ、 人心地を奪われた。 一握の時間で、 寂として、 やがて魔窟に変わる。 佇み取り憑かれ、 頭蓋を押し潰された。 生白くなり、 理解できなくなりました。 全て此の世の所為です。 一握の幸なら、 邯鄲の夢と呼ぶのでしょうが、 佇み取り憑かれ、 人心地を奪われた。 一握の時間で、 寂として、 やがて魔窟に変わる。 佇み取り憑かれ、 頭蓋を押し潰された。 黒ずんでゆき、 青葉木菟は止まり、 蹲み始めたのか。