打ち砕けた石ころを、 少し濡らしてみて。 怖くなりそうな程に、 歪な形をしていたので。 泥んでいたはずが、 急に動き出しのたくった。 暫くして見つけ出し、 中身は空だけど、 明々と光り気付く頃には、 もう死んでいた。 明け烏の鳴き声響く、 啄み殺し、 そして終わる。 月夜烏はまた探せど、 腐り果てていました。 寂れた街を彷徨い、 独り歩いてみたら、 十字街に辿り着き、 其処は危ういと聞いたけれど。 泥んでいたはずが、 急に動き出し干割れした。 建物を見つけ入り、 中に人は居なくて、 明々と光り気付く頃には、 もう消えていた。 明け烏の鳴き声響く、 啄み殺し、 そして終わる。 月夜烏はまた探せど、 全て此の世の所為です。 行方はもう誰も知らなく、 木洩れ日の中で眠るでしょう。 蝕まれる体はやがて、 うろ抜かれる。 明け烏の鳴き声響く、 啄み殺し、 そして終わる。 月夜烏はまた探せど、 全て███の所為です。 何も無かった石ころが、 打ち砕けたのか。