全て星空の所為です。
✦ [short] | 23 | |
485 | 澱む、 疑念の下、 物憂げに語る湿気た顔をした君。 滴る雨の影を追って、 足を取られた涙。 淡く輝く星を見ては、 闇夜を照らす、 月を眺め、 踏切の音が鳴る頃に、 まがい物の夢を見た。 電池切れのクジラ、 子守唄の記憶を辿った霜焼け。 止まらない耳鳴りの鳴り響く、 感情の抜けた部屋。 踏切の音が鳴る頃に、 闇夜を照らす、 月を眺め、 淡く輝く星を見るのは、 全て星空の所為です。 |
✦✦ [short] | 26 | |
560 | 絡まった糸を引いていると、 いつの間にか消えていた。 どうか届くようにと叫び、 雲の無い空を眺めたことを知れば、 白くなり、 手を上げれば、 色は褪せて消えるでしょう。 何時か忘れて仕舞うのかと、 よく語られていますが、 儚く散った、 あの頃はもう、 遠くへ消えていった。 足を引きずりながら、 失くした想い、 忘れないで。 全て星空の所為です。 絡まった糸を引いていると、 |
DSC_5000.MP4 | 18 | |
979 | インスト曲 |
✦ | 186 | |
5047 | 澱む、 疑念の下、 物憂げに語る湿気た顔をした君。 浮いた、 紙風船を眺めて、 蟻が地を踏んでいる。 目さえ集められず、 ただひたすら、 踊る時代の中では、 滴る雨の影を追って、 足を取られた涙。 淡く輝く星を見ては、 闇夜を照らす、 月を眺め、 踏切の音が鳴る頃に、 まがい物の夢を見た。 電池切れのクジラ、 子守唄の記憶を辿った霜焼け。 夜行性のバスに身を任せて、 身を揺らし続けている。 乗り込んだ船には、 ひたすら青く佇むだけの人影。 止まらない耳鳴りの鳴り響く、 感情の抜けた部屋。 踏切の音が鳴る頃に、 闇夜を照らす、 月を眺め、 淡く輝く星を見るのは、 全て星空の所為です。 踏切の音が鳴る頃に、 闇夜を照らす、 月を眺め、 淡く輝く星を見るのは、 全て の所為です。 煌びやかな一等星に、 気づかずにいるままで。 |
✦✦ | 122 | |
3266 | 是か非かを問うている鳥を、 安全な籠に入れ、 ゼロに戻どした事を忘れ、 完全なモノを見るの。 絡まった糸を引いていると、 いつの間にか消えていた。 どうか届くようにと叫び、 雲の無い空を眺めたことを知れば、 白くなり、 手を上げれば、 色は褪せて消えるでしょう。 何時か忘れて仕舞うのかと、 よく語られていますが、 儚く散った、 あの頃はもう、 遠くへ消えていった。 それは明星に彩られ、 針が指し示すので、 抗うことも、 出来ずにもう、 遠くに消えていった。 「明日の夜にあの丘でね。」 名の無い星すら見た。 愚直に信じた星占いを 理解しようとせずに。 白く光ったあの場所まで、 ロープで足を結び、 梅の花はとっくに落ちて、 止め処なく流れた季節の先はもう、 白くなり、 手を上げれば、 色は褪せて消えるでしょう。 何時か忘れて仕舞うのかと、 よく語られていますが、 儚く散った、 あの頃はもう、 遠くへ消えていった。 それは明星に彩られ、 針が指し示すので、 抗うことも、 出来ずにもう、 遠くに消えていった。 足を引きずりながら、 失くした想い、 忘れないで。 全て星空の所為です。 何時か忘れて仕舞うのかと、 よく語られていますが、 儚く散った、 あの頃はもう、 遠くへ消えていった。 それは明星に彩られ、 針が指し示すので、 抗うことも、 出来ずにもう、 遠くに消えていった。 結んだ約束さえも、 燦然と輝く星が照らし、 影さえも消えたのか。 |
三味線です。 | ||
インスト曲 |
無題です。枠ではありません。 | ||
インスト曲 |
ネック | 95 | |
2072 | 何時か契った約束は、 蒼へと沈んで往く。 淡く光る其の亢宿は、 溢れ漏れ出た涙。 「行かないで」、喉を通らぬ。 竦んだ足と、 凍え果てた手。 何も見えなくなった世界は、 初雪の降った箱庭。 千切って捨てた思い出も、 絡まり合って空に溶けてく。 拠り所が飽和しても、 刹那に輝いていた。 「忘れないで」、喉も通らぬ。 醜く見えた、 濁る光も、 初めから何も在りはせずに、 花弁が舞い、 堕ちて征く。 心地よい風に吹かれて、 いつか臆する事すら忘れて、 気づけば流れ着いた先でも、 満ちた月も空も、 堕ちた感情の先までも。 |
S² | 238 | |
6174 | 窓の外にひとつ、輝き続けていた。 眩しい星の光に、 狂わされて飛び込むのを見た。 鐘の鳴るとき、誰かが居たのならば、 出会ったことのない感情に、気づくことは無いのでしょう。 道の先へ進む事も、為せないと悟った、 少女は、俯いていた。 少女は、泣くことも出来なかった。 形有るモノの価値だけ、守り続けていたなら。 繰り返しだけ、貫いていた。 抑揚の薄い声に導かれ、幾度やり直しても、 確かな事など無いのでしょう? 暗闇を照らすのは、一面の星空で、 抽象化された視界は、 ひとつひとつ、消えてゆく。 根を張るのは、首を絞める事だけで、 撲りつけてくるのかな、またあの時みたいにさ。 動かすことの出来ない身体を、燃やしてしまえば、 澱みは、滲んで消えていた。 澱みは、独りでに流れてた。 行く先も決まらず居て、差し伸べられた誓いも。 腐りきって逃げきれないの。 二度と戻れはしないと、知っていても、 唄い続ける事で。 似非者の踊り始める様を、 見ていた。 嗚呼、繕う仮面も果てに潮時で。 居なくなる事も容易く、 見逃してしまう。 白鳥の歌とするの? 形有るモノの価値だけ、守り続けていたなら。 繰り返しだけ、貫いていた。 抑揚の薄い声に導かれ、幾度やり直しても、 確かな事など無いのでしょう? 形有るモノの価値だけ、守り続けていたから。 失うことが心地よくて。 抑揚の薄い声は影になり、朽ち果てて仕舞うけど。 少女の声は消えていた。 輪郭だけを残していた。 |