全て宇宙の所為です。
永/古 | ||
絡まった電子の海に溺れ、 屋上に夜明けの海達 惨くて、 光から漏れ出てゆく月夜が、 差し済みの磐余に指を落とす。 小さな窓の奥、 真っ赤に染まる、 硝子張りの奥よく覗いてみては 滑り無く盈虚に身を寄せてる。 滑りとした呻き、 穏やかに凪ぐ硝子張り、 思想と増える声、 紫色の燃え盛る人目に、 目と目を合わせればあなたも死ぬでしょう。 廃れてた陽子の海に溺れ、 抑揚と手捕りに身を寄せ 続かず、 帰り道 奥底で身を慣らし、 滑り泣く盈虚に身を寄せてた。 二乗は割り切れず、 仄めかす声、 淡い光が身を溶かしゆくので、 滑り無く盈虚に身を寄せてる。 滑りとした動き、 穏やかに凪ぐ紫が、 手と手を突い始め、 憎しみに説く 喰えた下部達に、 目と目を合わせて幾らか身を蠢く。 小さな窓の奥、 真っ赤に染まる、 硝子張りの奥よく覗いてみては 滑り無く盈虚に身を寄せてる。 滑りとした呻き、 穏やかに凪ぐ硝子張り、 思想と増える声、 紫色の燃え盛る人目に、 滑りとした動き、 穏やかに凪ぐ紫が、 手と手を突い始め、 憎しみに説く 喰えた下部達に、 目と目を合わせて幾らか身を蠢く。 |
イルサイド | ||
人を殺したあの日の行方は、 とても輝いている。 数多の記憶と化した欲望、 とても憎たらしいのです。 死海の奥底へと沈み逝く、 その心地よさに浸り、 動きが受け止められずにいる所為で、 夏が来るのです。 歩いた先は無人の集落、 此処はとても廃れてて、 遺骨を抱えて走り出したけれど、 届かないのです。 砕けた其の中 醜根から 鐘の音が鳴り響き、 黒烏が鳴いているだけで、 未だ 夏は終わらない。 甘い匂い、 心地よくて、 心臓に触れる様 首を討ち、 あなたを殺すの。 存在せぬ魂、 だけど私には見えるのでしょうか? 心地よい音に身を伏せていたら、 今、 冬が来るのです。 この足跡から過ぎ去って往く、 枯渇した欲望で、 頭の中から抜け落ちるもの、 全て宇宙の所為です。 数多の記憶を下げるものは、 常世への最終禄、 輪廻がまだ終わることもなくて、 全てあなたの所為です。 |
シデタル | ||
地平線の遥か彼方から、 声が聞こえる。 只、果かなく消えゆく背骨に、 意思を付け。 壊しても、 嘘をついて、 只、身を抜けず嘆く様で。 まやかしの虚ろには、 信号が写る。 虚無に染まり愚か者が目に、 砕け散った。 軍団に導かれし者も、 打ち砕ける。 宿命は、 とても愚か。 瀕死の苦痛に耐えねば、 まやかしの虚ろには、 何が見えるの? 只、ひたすら泣くシデタルの最深部。 骨身に浸るが骨を折る覚悟で。 人心地に泣く悲しき人の夢で。 骨身に浸るが骨を折る。 只、ひたすら泣くシデタルの最深部。 骨身に浸るが骨を折る覚悟で。 人心地に泣く悲しき人の夢で。 骨身に浸るが骨を折る。 |
⎤ | ||
余韻の正当性を噛み、 腐害なあたなです。 腐れた街影を歩いて、 こぼれた足跡を回った。 間違った一つの声は 私を探しているのです。 惜別の彼方へ惜しんだ。 愛隣を何処かへと埋めた。 解体にデジタルを放ち、 あからさまな様でした。 歩き疲れたまま疲れて、 靉靆の余韻が身を蹴る。 歩き続けるも進まずに、 足を腐らせるのです。 朝起きたら目が覚めていた。 身体が冷たくて、 不可解な嫌悪を感じて、 微かな音沙汰を耳にし、 レスペルの荒波に飲まれ、 液晶を光らせ割る。 廃れた記憶に縋れずに、 静寂の余韻に浸ってる。 水晶に輝く光で、 画一的な声です。 歩き疲れたまま疲れて 靉靆の余韻が身を蹴る 歩き続けるも進まずに 全てあなたの所為です 壊れた■■には縋れずに、 逸材を騙る声がする。 秋対を泥る声がする。 全てあなたの所為です。 壊れた■■には縋れずに、 逸材を騙る声がする。 秋対を泥る声がする。 全てあなたの所為です。 腐れた街影を歩いて、 何を求めるのでしょう? |
★ | ||
何時も、何時も同じ道が、 少し続くだけの思い。 一つ、一つ、変わり果てては 元に戻す術も無く、 それが、それが連なり輝く、 鏡が割れていました。 荒び果てた地は歩けず、 一人停滞して止まる。 それが、それが重なり眩く 祟りを招いていました。 見失えど 心地よさの中、 微睡みの向こう側で腐る。 もしも全て やり直せど、 何も変わらないのに。 淀み、揺らぎ下底の底、 誰も知ることは出来ない。 少しだけの物語すら、 終わらせるには難しく、 それに、それに怯えているだけで 何も儘らないのにね。 少しだけど唆され、 何もできずに蹲る。 それは、それは日を重ねる程 醜く見える物です。 微睡みの向こう側で腐る。 見失えど 心地よさの中。 独りぼっち 悲しいけど、 全て忘れて仕舞おう。 微睡みの向こう側で腐る。 見失えど 心地よさの中。 独りぼっち 悲しいけど、 ▇▇忘れて仕舞おう。 誰も、誰も見ていないから 全て終わりにしよう。 |
u | ||
貴方に向けたこの声が、 零の目だけで紡がれてたので、 記憶紛いの物の怪達が、 顔を覗いてきたのです。 |
何時も、何時も同じ道が、 少し続くだけの思い。 一つ、一つ、変わり果てては 元に戻す術も無く、 それが、それが連なり輝く、 鏡が割れていました。 荒び果てた地は歩けず、 一人停滞して止まる。 それが、それが重なり眩く 祟りを招いていました。 見失えど 心地よさの中、 微睡みの向こう側で腐る。 もしも全て やり直せど、 何も変わらないのに。 淀み、揺らぎ下底の底、 誰も知ることは出来ない。 少しだけの物語すら、 終わらせるには難しく、 それに、それに怯えているだけで 何も儘らないのにね。 少しだけど唆され、 何もできずに蹲る。 それは、それは日を重ねる程 醜く見える物です。 微睡みの向こう側で腐る。 見失えど 心地よさの中。 独りぼっち 悲しいけど、 全て忘れて仕舞おう。 微睡みの向こう側で腐る。 見失えど 心地よさの中。 独りぼっち 悲しいけど、 ▇▇忘れて仕舞おう。 誰も、誰も見ていないから 全て終わりにしよう。 |
4/N2 | ||