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ツチノコはどこかへかくれたよ 誰にも見つからず ウミヘビの言葉でさがしても 何処かひそめたまま 寂れた帰り道 走り抜けたい気持ちが 蝕んだ 前が見えなく なるほどまで 怖いのです やがて知らない帰り道 陽と共に落ちる影が 土を這う いくつもの声 音のほうへ 引き寄せられて 森の中 トカゲ追いかけて いつの間に 歩いてきた道は何処へ 次第に体が 縮みだす そして 指が消えて ツチノコはどこかへかくれたよ 誰にも見つからず ウミヘビの言葉でさがしても 何処かひそめたまま ツチノコはすみかへ帰ったよ 誰にも愛されず シマヘビがどこかで泣いてたよ けれどつかれていた 草臥れ痘痕も靨 走り抜けてた記憶が 水酸化 耐え難きこと 成る事まで こそばゆいので きっときっと帰らない 陰惨とした太陽 それは 病なのかも しらぬ野槌 孵るのです 森の中 霧だけ残して 静寂が 独り歩きをしている そこに誰も 居ないと 笑っている 今も それはいつのまにかきえてたよ 儚い夢の噺ですが それはかためをなくしていたよ 視界が眩むんだ それはことばがわからなくて あるきまわってたよ 浮世に荒ぶ灯篭の藍 未だに曖昧で ツチノコはどこかへかくれたよ 誰にも見つからず ウミヘビの言葉でさがしても 何処かひそめたまま ツチノコはすみかへ帰ったよ 誰にも愛されず シマヘビがどこかで泣いてたよ けれどつかれていた ツチノコは幽世を見つけたよ 何処か潜めた儘

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2024-12-18(ver.1470)

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