全て残滓の所為です。
澱 | 41 | |
1148 | 濁流と化した廃液に、 何が泛かぶのですか? 片手に取った数粒の、 ミスの記録を潰して游ぶ。 沼に浸かって微睡んだ、 淺く、目を逸らした。 掠れる素描とは? 堰堤に何が澑まったのか? 遡上さえ無謀なようで、 重なり積もって塞ぐのです。 綴る波形は付点二分、 絡まったフィルムを破いて、 濁流と化した廃液に、 何が泛かぶのですか? 片隅に畄めたメモは、 何れ挟まり無くなるのです。 隙間風を掴もうとした、 型は殘さないで。 過密した羣れとは? 滝壷はかつて熙っていた? 錆び付いた望遠鏡が、 「嵐影湖光も霞みゆく」と。 払暁に滲む五拍子を、 溢れた荒波が攫った。 ざらついた境界線は、 全て残滓の所為です。 褪せた空の夜を薙ぎ、 零せど底に残る結晶。 棒を傳った雫と傘立てで、 配合を書き換えた。 綴る波形は付点二分、 絡まったフィルムを破いて、 濁流と化した廃液に、 何を泛かべましたか? ざらついた境界線は、 全て残滓の所為です。 |
꙳ | 45 | |
829 | 調味料を零した先から、 傘立てで埋めて、 脆く腐食して融けたのは、 疾うに変形したフレームで、 枯葉の跡を模して、 残響を確かにした。 抑えた木陰の縁が、 目論見を踏み躙り、 かさ為らない創意と、 幕の穴を塞ぎました。 途切れた電波と誘う声、 調理法も知らぬ儘、 鼻であしらったお飯事、 潤けた言葉足らず。 貝の寒さを破るのは、 蒔いた趣で。 覗く足跡も目覚めて、 螺旋階段の向こう側に。 三重の褪せた在処を、 フィルターごと測りました。 緩んだ的の網戸が、 桟橋に引っかかり。 避けられない波形を、 湖に描きました。 鼻であしらったお飯事、 潤けた言葉足らず。 途切れた電波と誘う声、 全て残滓の所為です。 鼻であしらったお飯事、 潤けた言葉足らず。 途切れた電波と誘う声、 全て■■の所為です。 回避した逃走の中、 凍る1粒は? |
しぶき門[short] | 25 | |
324 | 螟ァ螟臥筏縺苓ィウ縺ゅj縺セ縺帙s縺後? 縺薙?蜍慕判縺ッ繧「繝??繝ュ繝シ繝芽' 蜑企勁縺励◆轤コ螺 縺碑ヲァ縺ォ縺ェ繧九%縺ィ縺後〒縺阪∪縺帙s螺 縺セ縺溘?蠕。繧「繧ッ繧サ繧ケ繧 偵♀蠕?■縺励※縺翫j縺セ縺吶? 拙く書く二重線が、 水面の銀にほどける。 一歩先に撒いて、見えない。 ぽつり、カメラを遮る。 忽然と消えた。 かれらの価値観は? 私の跡から途絶えて、 虚空に淘汰された。 褪せた色の様な、 掠れた海路に、 絵空の街ごと奪った。 細く滴る水脈が、暗澹に続いて。 覚えてないはずだった。 縺セ縺溘?蠕。繧「繧ッ繧サ繧ケ繧 偵♀蠕?■縺励※縺翫j縺セ縺吶? |
積怨[short] | 37 | |
436 | 痺れてる。 未曾有の底で。 木霊、 自ら、 発すのは。 軋んでいく、 抑揚のついた。 管を、 積み上げ、腐食した。 燻るモノ 零落の目 祀る月輪 鮮明に。 戻れない、 方眼辿った。 疼く心底、 獅子の爪。 濾過を繰り返す、 雨垂れと。 君は、 多彩に… 昏い空、見えなくなって、 乾いた喉を潤した言葉。 二人の目交差する、 その場所は、 霈然に消えて。 確かに差が開いた。 澱んだ僕を見下ろしていた。 無価値なモノ、 瓶底に一人きり。 積怨、溢れました。 |
溺惑[short] | 18 | |
199 | 溶媒の底に、 屍骸と化したモノは、 燃ゆる幽玄が手招いていたけど、 有象無象は巴で。 霹靂が宙に灯る。 タイトロープから軋む音が聞こえた。 煌々として、 鎖が絡まったの。 目を逸らしていたから、 ねえ、ねえ、ひとりきりで。 黒色に縋っては、 もう、もう、寸前の光を見る。 風影湖光が霞んでいく、 それ故わたしは虚像を追いかけたの。 蛍火が崩れそうで。 全て残滓の所為です。 |
虚無感 | 48 | |
973 | 全て残滓の所為です。氏とすべて貴方の所為です。氏の合作として「虚無感」を登録しましたので、こちらのバージョンは削除していただけると幸いです。 削除依頼のボタンが機能しなかったのでこちらに書いています。 |
虚無感 (XXXIII . IX Ver.) | 15 | |
212 | 夜の非違を打ちつけた、 いつもどこかで忘れずいた。 同じだと不気味に感じ、 違うと危険な様で。 何処かで怨んでた、 林檎の切れ端の中身を。 風船で飛んだ幸せが、 誰かの不幸に成ると。 数多の罪を重ね、 全てが錆びていた。 しかし、とある街で、 誰かの燠火を待っていた。 沼地の奥に潜んでる、 誰かの残滓です。 ひび割れた硝子板で、 濁る水を濾していました。 四辺形が変形した、 すべて貴方の所為です。 狂い果てた霊媒も、 彼岸の花の時間軸も、 惰性を打ちつけた先も、 全てが危険な様です。 猶予のない傀儡も、 瑠璃の色の残滓の所為で、 全てを裏切った様で、 それが影響と成る。 ひび割れた硝子板で、/絡まったフィルム破き、 濁る水を濾していました。/片隅に残した貴方を、 四辺形が変形した、/彼岸花に吸収され、 すべて貴方の所為です。/全て残滓の所為です。 全て残滓の所為です。/すべて貴方の所為です。 |
虚無感 | 48 | |
合作 | 973 | 夜の非違を打ちつけた、 いつもどこかで忘れずいた。 同じだと不気味に感じ、 違うと危険な様で。 何処かで怨んでた、 林檎の切れ端の中身を。 風船で飛んだ幸せが、 誰かの不幸に成ると。 数多の罪を重ね、 全てが錆びていた。 しかし、とある街で、 誰かの燠火を待っていた。 沼地の奥に潜んでる、 誰かの残滓です。 ひび割れた硝子板で、 濁る水を濾していました。 四辺形が変形した、 すべて貴方の所為です。 狂い果てた霊媒も、 彼岸の花の時間軸も、 惰性を打ちつけた先も、 全てが危険な様です。 猶予のない傀儡も、 瑠璃の色の残滓の所為で、 全てを裏切った様で、 それが影響と成る。 ひび割れた硝子板で、/絡まったフィルム破き、 濁る水を濾していました。/片隅に残した貴方を、 四辺形が変形した、/彼岸花に吸収され、 すべて貴方の所為です。/全て残滓の所為です。 全て残滓の所為です。/すべて貴方の所為です。 |
33ッ9 | 80 | |
1151 | 沙羅双樹に散った頃に、 埋めた濁色、去って泣いて。 徒花に縋った██■█、 軋み出すの。 残滓の所為で。 為体、感嘆符打つ桟橋。(感情に、) 茜さす、空ばっか見る簪。(支配され、) 神さびた街灯を読む蝙蝠。(層状に、) 境目を書き換えた紺青の日。(積み重ね、) 嗚呼、片手に取り、 潰してしまった情景に。 嗚呼、調理法は無く、 途切れてしまうの。 嗚呼、澱のように、 しぶき上げた濁流に。 嗚呼、溺れ惑い、 潤けてしまうの。 嗚呼、虚無が襲い、 この思いは硝子越し? 嗚呼、恨み募り、 枷を外したの。 嗚呼、澱のように、 しぶき上げた濁流に。 嗚呼、溺れ惑い、 潤けてしまうの。 |