全て嘘の魂だったのです。
無題です。 | ||
インスト曲 |
嘘 | 92 | |
4129 | 始まりの歌の裏に 隠された疫病は、 胞衣をもらった時から もう定まっていたのです。 臍帯を切ったその日から 信じてきた真は、 誰に与えられたのですか、 それは本当なのでしょうか。 シュバシコウが飛び去る姿に、 妖しさを感じた。 今までに見ていた物は 全て嘘の魂だったのです。 |
トゥーム | 93 | |
3311 | 往亡日の遥か下を 這っていく、 白ばんだ烏の羽が 虚言を吐く、 解す事が出来なかったのは、 妖しさとか。 秀麗さとか。 終わりまで此処に在るかの如く、 燦然と輝くでしょう。 囂しいその乱鴉が 翔んで往く、 心に彫り骨に鏤み 土に還る、 誰かの為推し量ったのは、 妖しさとか。 秀麗さとか。 終わりまで此処に在るかの如く、 燦然と輝くでしょう。 斑模様の碑が、 その虚実を齎し、 薨ずる魂の後ろで、 静かに哂ったまま。 斑模様の碑が、 その虚実を齎し、 薨ずる魂の後ろで、 静かに哂ったまま。 |
魂は薨ずるのでした。 | 98 | |
3677 | 黄昏を見上げる、 あなたの横顔の、 後景に燦然と輝く、 小さな一つの灯。 天翔けるその灯は、 呆けるわたしの許へ、 薄ら笑いをしながら、 近づいてくるのでした。 何も知らぬわたしの許へ、 蒼穹から近づいてくる、 秀麗な白烏の歌が、 聞こえてくるのでした。 聞き惚れてしまえば、 狐に気づく筈もなく、 目が覚めた時には、 もう既に喉頭蓋の傍。 咬合の悪い、 戯言を生み出す、 ロボットとなったわたしの、 魂は薨ずるのでした。 全てを知ったわたしの許へ、 地下から近づいてくる、 薄汚れた烏の歌が、 聞こえてくるのでした。 聞き飽きてしまえば、 満たされていく筈もなく、 目は醒めていても、 もう既に逃げ出せる術はなく。 聞き飽きてしまえば、 満たされていく筈もなく、 目は醒めていても、 もう既に逃げ出せる術はなく。 聞き飽きてしまえば、 満たされていく筈もなく、 目は醒めていても、 もう既に逃げ出せる術はなく。 真の魂なぞ、 綺麗事に過ぎぬのか。 |
虚実 | 141 | |
6862 | 始まりの歌の裏に 隠された疫病は、 胞衣をもらった時から もう定まっていたのです。 臍帯を切ったその日から 信じてきた真は、 誰に与えられたのですか、 それは本当なのでしょうか。 シュバシコウが飛び去る姿に、 妖しさを感じた。 今までに見ていた物は 全て 嘘の魂だったのです。 光り輝く星空に 飛ぶ烏の群れは、 真実を連れこちらに 飛んできたのでした。 迚も目立つ白鳥が 銜えてきた真は、 私たちの脳髄では、 解すことができませんでした。 白烏が飛び立つ姿に、 妖しさを感じた。 これからに見ていく物は 全て 真の魂なのでしょう。 シュバシコウが飛び去る姿に、 怪しさを感じた。 これからは 全て 嘘の魂に 逆戻りするのでしょう。 嘘の魂を捨てずに 歩いていくのか。 |