全てが無意味でした。
| ʅ | ||
| 絡繰りの音、 雨音が聞こえていた、 堕ちた瞼を探していて、 此処へ辿り着いたので、 やむ終えず見回してみると、 蜜が溶けました。 厭きれた蝋人形が、 何処かを焼き尽くす、 其の音は誤動作を起こし、 意味を嫌いました。 手探りで見る、 ガラクタが嘆いていた、 崩れた窓を探していて、 今へ廻りあったので、 意味もなく触れてみてみたら、 意思が消えました。 厭きれた蝋人形が、 何処かを焼き尽くす、 其の音は誤動作を起こす、 全てが無意味でした。 厭きれた蝋人形が、 何処かを焼き尽くす、 其の音は誤動作を起こす、 全てが▇▇▇でした。 焼き切れた回廊に、 取り残されたのか。 |
| 反復 | ||
| 誰も覚えていないのに、 知ったままでいたくて、 誰も覚えていないなら、 聞いているのはだあれ？ それは醜く着飾ったバケモノの様だった。 意識の中の異常性を、 自ら埋め込んで、 制御された思考回路で、 言葉を反復するのです。 誰も気付いていないのに、 知ったままでいたくて、 誰も気付いていないなら、 頷いてるのだあれ？ それは汚く蔑んだバケモノの様だった。 意識の中の異常性を、 自ら埋め込んで、 制御された思考回路で、 言葉を反復するのです。 意識の中の異常性を、 自ら埋め込んで、 制御された思考回路で、 言葉を反復するのです。 |
| χ | ||
| いじましく鳴いた鴇の声、 紛れ込んだ可視光線、 翠緑に染まる軌跡は、 偶像を見つめていた。 狡猾に貪られてく、 孤影と化す世迷言で、 顧みる亡者の声は、 爛然とするのですか？ 滲む足跡、 夏至を迎えて、 手が震えていました。 素気無く途絶える声、 続くものが後を絶たず、 追いつける者はもう居なく、 羨望を抱くのです。 毒針に気が付かず、 盲目と化す明日の声、 暗闇の酸で身を溶かし、 増殖するのです。 諦念の心持ちで、 朧げに解く判じ物が、 屈辱を喰らう己は、 連絡が途絶えていた。 日照に壊されていた、 難渋は辛く酷く、 劈めく不可の彼方へ、 天涯を覗くのでした。 雫が堕ちる、 窓辺を見つめ、 憂さを晴らしました。 素気無く途絶える声、 続くものが後を絶たず、 追いつける者はもう居なく、 羨望を抱くのです。 毒針に気が付かず、 盲目と化す明日の声、 暗闇の酸で身を溶かし、 増殖するのです。 心悲しい想いを無視し、 跡形も無く消えて行った、 全てが無意味でした。 素気無く途絶える声、 続くものが後を絶たず、 追いつける者はもう居なく、 羨望を抱くのです。 毒針に気が付かず、 盲目と化す明日の声、 暗闇の酸で身を溶かし、 増殖するのです。 彼方に消えた、 星の行方を、 探ろうとしていたのか。 |
| ➡︎ | ||
| 虚ろげな中呟いた、 翊は静かに。 平常心が分からなくて、 時が過ぎて行く、 推敲の中、 無意識に声を出せば、 囈というもので。 月の満ち欠けに連動し、 通り過ぎて行く、 鏡像の外、 意味を求めることすら、 不幸だと呟いた。 尋ねた音で奏でる、 精密に出来たノンバーバル。 重ねた行動の意味、 それは不明なままで。 見せかけの妄想論が、 明日は来ぬと語る。 水平に保つ指先が、 全てを否定し、 昔日を見る、 紡がれた生の意志が、 生贄を差し出して。 計画的な夢見事が、 正常を忘れ、 關となる、 現像を行なっては、 泡沫と化すのです。 尋ねた音で奏でる、 精密に出来たノンバーバル。 重ねた行動の意味、 全てが無意味でした。 尋ねた音で奏でる、 精密に出来たノンバーバル。 重ねた行動の意味、 全てが▇▇▇でした。 仮初の生命で、 何ができるのか？ |
| ➡︎➡︎ | ||
| 相対的に生まれるは、 罵声浴びるあなたの知恵、 人形劇を行うならば、 血を躊躇わずにいる。 回想を見る我々に、 碿を運び出すというが、 何れは静寂を見る筈で、 丁重に扱うの？ 口を閉じ、 流浪とする、 流れが途絶えるのです。 何時か消えゆく声を頼りにし、 体も成さぬ程の有様、 推敲した答えの中、 解は無いのです。 何時か分かる時が来ると信じ、 正常に動く肉体は、 時の流れ一つですら、 掴めなくなる。 答えを探す愚者の群れ、 手繰る精神の足枷、 盈虚の声に惑わされては、 追いつかれているもので。 盲目に信じ崇める、 止め処なく続いていく儘、 瞑想してる彼方の星は、 西を向いていたと言う。 口を閉じ 流浪とする、 何も起こらないのです。 何時か消えゆく声を頼りにし、 体も成さぬ程の有様、 推敲した答えの中、 解は無いのです。 何時か分かる時が来ると信じ、 正常に動く肉体は、 時の流れ一つですら、 掴めなくなる。 声を挙げた所で、 届きやしないので、 全て諦めたくなる、 全てが無意味でした。 何時か消えゆく声を頼りにし、 体も成さぬ程の有様、 推敲した答えの中、 解は無いのです。 何時か分かる時が来ると信じ、 正常に動く肉体は、 時の流れ一つですら、 掴めなくなる。 忘れやしないと、 誓ったけれど、 それは果たせなかった。 |
| ツキ | ||
| 今流れ出す鐘の音色に合わせて、 栄光を待つ、 尚続く者は精巧に裁かれては、 帰りを待つと言う。 もし明日の日が昨日と繋がっていても、 何も変わらず、 故君の声は泡沫のようになって、 夢を見るのです。 何時か見た夢の様に、 崩れるのです。 身動き一つすら取れずに、 只落ちてゆくだけで、 今まで全ての旅路は、 意味を成さないのです。 此処に無い物追い求める意味はなく、 知る由も無く、 只待つだけなら此処にいない方が良い、 そう思うのです。 もし明日の日が昨日と繋がっていても、 何も変わらず、 故君の声は泡沫のようになって、 夢を見るのです。 何時か見た夢の様に、 消えてゆくのです。 辿り着いた答えの中で、 貴方の声を探る、 残された言葉を元に、 形成されていくのです。 身動き一つすら取れずに、 只落ちてゆくだけで、 今まで全ての旅路は、 意味を成さないのです。 全てに意味なんて無くて。 |
| 已己巳己 | ||
| 忘れうることの無いものと、 形骸化したあなたの音は、 此処に無いのです、 まだ感じないのですか、 冒涜や罵りを、 受け止めきれず、 あなたが消えてゆく。 忘れられた旋律たちを、 掘り起こしては、 望まぬ事を繰り返し続け、 考えたくないのです、 あの人の帰りは、 空が赤くて、 戻ってはくれない。 考えてみれば、 理解できたはずで、 愚かさを悔やんで、 でも続けてしまうの。 追いつこうとして、 狭めた帰り道、 求めることも今、 意味が無いのですから。 |
| ➡︎➡︎➡︎ | ||
| 穴の開いた目で、 色を見ることなく、 偶像崇拝をして、 真実を遠ざけてゆく。 穴の開いた目で、 目を逸らすことなく、 止め処なく繰り返して、 愚かとも言えるのでした。 彼が見せた幻想、 狂信者を作り出しては、 白鳥の歌を 何度も繰り返すの。 不快な音を鳴らせば、 それも良いの感じる者、 滑らかに溶けた亡骸、 まだ残っているのです。 忘れたいことを覚え、 記憶に残り続けては、 気づけば戻れなくなって、 死に至るのです。 全て意味の所為です。 傷のついた身で、 遠くは見えなくて、 自分だけ考えては、 傷ついてもやむを得ずと、 傷のついた身で、 駆け巡りは出来ず、 日が暮れる時までは、 逃げ出さないといけないの。 墓場の様な物、 分からず終いでいるままで、 誰も逃げることは 出来ないのでした。 刷り込まれては、 立ち止まりは出来ず、 何時も傍にあるが、 誰一人存在に気づかない物なので。 不快な音を鳴らせば、 それも良いの感じる者、 滑らかに溶けた亡骸、 まだ残っているのです。 忘れたいことを覚え、 記憶に残り続けては、 気づけば戻れなくなって、 早まる鼓動すらも、 届かないの。 |