うわごと。
.谵语ᚋ | 695 | |
24096 | 冷たい罅から漏れる、 歪んだ鐘の音。 痙攣する文字列が、 摩天楼を閉じ込め見下ろした。 向かい合うエントロピー、 骨髄は許されるのか。 ひたり、ひたり、吐き出す虚像。 真夏の夜の下、 嗚呼、蛻が殺される。 屹度誰かの所為で。 凍える肉体を遺した、 不可視の爪痕が、 水銀の底を満たし、 虚ろな鏡が割れていました。 変革するパラダイム、 ゆっくりと蝕まれてく。 独り、独り、生み出す模造。 騙る愚者の言葉、 嗚呼、ヤツメの穴が開く。 其れも誰かの所為で。 背中合わせのシントロピー、 骨髄は許されぬまま。 ガチャリ、ガチャリ、呑み込む鼓動。 総ては夢の中、 嗚呼、蛻が死んでいる。 屹度■■■の所為で。 |
:谵语ᚌ | 668 | |
25160 | 矛先を絶たれたモノは、 俯く退路を怯懦だ言う。 反転した影が帰投した後、 断橋を渡り歩く。 境界線は継穂となり、 音の無い螺旋が音を上げる。 粗暴な糸が劫火に灼かれ、 記憶を盲いたのです。 砕けて散ったイニシアチブ、 鴉が集うその道端に、 猖獗を極めたゼノフォビア。 震え出す二対の針、 喰らい付かれた酔生夢死。 端倪する星が見える時、 胎児の夢は彼方。 標的を定めた的が、 冒涜的な衷心を撒く。 何をか言わんやだと吐く翅が、 ラザロ兆候を垣間見ていた。 四肢を失った時計台、 苦しむ姿には目を開けず。 昔日のアキネジアを見返す、 黒い憤懣の燚。 溺れて呻き、 骨を穿つ厭世主義者。 廻り出す光に、 足を掬われていたのか。 底のない汚泥の跡、 向ける視線は三寸先。 気付かぬ間に胚を宿されて、 喰い破られ朽ちてゆく。 口を針で縫い合わせたところで、 意味の無い谵语と化す、 きっと誰かの所為で。 震え出す二対の針、 喰らい付かれた酔生夢死。 端倪する星が見える時、 胎児の夢は彼方。 震え蠢く無数の針、 髄を喰われた酔生夢死。 悪戯に覗いた星たちも、 気付かぬまま溶けてゆく。 虚ろなままの譫妄を、 見せられていたのか。 |
∴谵语ᚍ | 862 | |
30957 | 秒針が刻まれた指先で、 真澄鏡を手繰り寄せ、 倨傲を引き付けた重力が、 冀う愚者を嘲るのです。 微睡みの中で火を付けた、 唾棄することすらも憚られる、 追い立てた筈の真澄鏡が、 わたしの鏤骨を食む。 礼賛者が、 波に呑まれて、 行き場を失い、 酔い癡れる。 絶無に覗き込まれて、 見目形が鏤刻され弛む。 剥落した喩えが表す、 其れが連なり、讒言にあう。 噛み合わず断ち切られた、 夢の中は酷く軽薄で、 命が身罷る音を立てる、 きっと誰かの所為で。 暗がりの中で弧に消えた、 頓に潤けた位置で円描く。 指先に宿るアポトーシス、 故に遺れ餓死する。 蔑んだ末、 協和を隔て、 色即是空に目を附ける。 瑕疵を衒うエントロピー、 脳髄は盈虚を砕く。 産み落とされた弐つの蔭、 拍動を止めて、 彷徨い続けた。 絶無に覗き込まれて、 見目形が鏤刻され弛む。 剥落した喩えが表す、 其れが連なり、讒言にあう。 噛み合わず形骸化した、 夢の中は酷く軽薄で、 命が身罷る音を立てた、 きっと誰かの所為で。 |
‽ | 9725 | |
合作 | 403549 | みしらぬあぜみちのさきで ぼくはきみをさがしてまわる トンネルをぬけたさきにいたのは ひからびたうみぼうず こっちにちかづいてきて にげようとしてころんだけど あかいカラスがないたとき それはうみにかえった もうきみには あえないようだ あかいカラスが ないたから きみとすごした ひびを ぼくは わすれないよ (でも) もうきみには あえないようだ あかいカラスが ないたから きみとすごした ひびを ぼくは わすれないよ ほのぐらいまま かえれなくなった あかい███が 鳴いたから ひろいわすれた きおくが ██を もとめてるよ |