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冷たい罅から漏れる、 歪んだ鐘の音。 痙攣する文字列が、 摩天楼を閉じ込め見下ろした。 向かい合うエントロピー、 骨髄は許されるのか。 ひたり、ひたり、吐き出す虚像。 真夏の夜の下、 嗚呼、蛻が殺される。 屹度誰かの所為で。 凍える肉体を遺した、 不可視の爪痕が、 水銀の底を満たし、 虚ろな鏡が割れていました。 変革するパラダイム、 ゆっくりと蝕まれてく。 独り、独り、生み出す模造。 騙る愚者の言葉、 嗚呼、ヤツメの穴が開く。 其れも誰かの所為で。 背中合わせのシントロピー、 骨髄は許されぬまま。 ガチャリ、ガチャリ、呑み込む鼓動。 総ては夢の中、 嗚呼、蛻が死んでいる。 屹度■■■の所為で。