想い出の枯葉が飛び去る前に
全てあなたの所以です。
https://youtu.be/nssRA8IH5RA
名の無い星が空に堕ちたら模倣
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2021年2月12日
2024年6月21日10:22
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私の懐の中、 かつての街が溶けていた。 その日も強い風の日で、 呼ぶ声は届かなかった。 言の葉を交わしたこと、 あなたは忘れて往って。 届けようとしたけれど、 目にした時は、 いなくなってた。 儘よ、 夕暮れの空を歩く、 冷めない記憶を望みながら。 想い出の枯葉が飛び去る前に、 あなたと約束を交わしましょう。 虚の空の向こうは、 翳りの街が混ざっていて。 名前の付かない凪の日は、 次第に綻びてゆく。 いけのまわり/どうしてどうして はしりまわって/わすれるの なにもしらず/なにもおぼえて わらいあってた/いないのかな てをふりながら/いくらこえを どうしても/よびかけても あなたのせなか/わたしのせなか おいつけなくて/おってこなくて 儘よ、 夕暮れの空が滲む、 凍った記憶を擁しながら。 想い出の枯葉が飛び去る前に、 せめて一言だけ届けたい。 数え唄の調べは、 とうに忘れられ。 読み返されてゆく度に、 幸せの意味が変わるのです。 儘よ、 夕暮れの空を歩く、 冷めない記憶を望みながら。 想い出の枯葉が飛び去る前に、 あなたと約束を交わしましょう。 儘よ、 夕暮れの空が滲む、 凍った記憶を擁しながら。 想い出の枯葉が飛び去る前に、 せめて一言だけ届けたい。 想い出の枯葉が飛び去る前に、 あなたとの約束思い出して。 私の懐の中、 あなたの顔が廃れていた。