過言(全てGehennaの所為です。)
妙法 | 40 | |
1151 | 然れど、 底を覗き、 目に映るのは、 虚無熨すモノだ。 然れど、 齟齬を識れば、 髑髏と果つ事、 避けられよう。 位相を為す度、 針は過ぎ、 予定調和は何時? 不制御、秩序。 形骸化した鎖の、 片の端は途切れ、 無可有の先、 向かうは価値、 散りばめました。 蔓延るヴィクティミズム は贖わない、 教科書系自叙、 追随者が編んだてにをは、 貴方方の呪縛を愛した。 然し、 粗忽の形、 肌を刺す様な、 超空洞の構造。 然し、 顧れば、 弎の仔猫に似た性、 枯れ果てよう。 あなたは誰でもなく、 私は私でしかなく、 有耶無耶にされた個性は、 植え付けられた意思とは? 2点に行き着く図形や、 無色に意味づけた偶像、 一次元に至る迄も、 曼荼羅を辿る。 輪廻を終えようと、 永続こうと、 輪郭を持たない部屋は在る。 形骸化した鎖の、 肆の奏はいつか、 漫ろ歌が、 及ぼす罠、 実に滑稽で。 朽ちる泡沫の骨、 風見鶏なる継承、 A一つならぬと拵えた所以 定めはなく切り落とされていた。 時を廃した正午、 義務を廃した焦土、 |
ダチュラ | 136 | |
3423 | 隅を見てみるとそこにある 花が一つ散っていた 気になったので口に含むと 胃の淵がせり上がってきたから 只管に唇を縫い付けてたら 蕩けた蘂が 私と混ざり拒絶を起こし 憑りゐらば隨に寝た 囃す度に幻惑供が 彩り来る目眩し 宛ら暈の花散りぬれど アサガオは実を遺す 饗にする事が過ちならば 眺めるべきか 然れば私は醜き者 故に啜り泣くのだろう 高天原に 望む青とか 虚はそれらを摑むのでした 絶望と呼べねども 虚無に因る寂寞は 徐に心根を引き裂くと マニエリスムを嗤う 仄かに香るベルに見紛うような花弁達 翳り落とし誘い坐します 丫を導く為に 何が求められているのか 何を以て是とするか 倦ねることが常ならば 仕来りを汲むべきか 憖に八百万の句を継げば 意は褪せ朽ちる 不甲斐なさと狂躁を溢す 嘲りを聴かぬように サクリファイスとか パラノイアとか 形而下すらも視れぬ節穴を 「〓〓〓〓〓〓〓」とすること すらも能わずに 慣例に付き従うことをも 反駁することをも 出来ぬのなら鳴りを潜め 謂く白面の咎を 諾うべき? 分からなければ 須く朽ちて逝く本望 |
絵空事mimic | 74 | |
1265 | からだ中が継ぎ接ぎされた、 食ひかなぐる者、 狭霧に救う其の声が、 連夜に響もすのは何故か? 揺蕩う音或いは声が、 鼓膜に触れたら、 問いがあると嘯くのは誰、 バチルスとは徒爾。 足は遅く、 羽は脆い、 望まぬキマイラも恐らく 溢れることになろう 霹靂く雷の如く 穏やかならぬ噪音 耳を塞げど無意味なら 人格を遠く離して 五里霧中の静寂の中で、 嬰いだ地図を見、 景色を観ず殺された、 彩りはとうに尽きていた。 電信柱が折れて来た、 息は絶えていた、 恙無くと言い散らすことも、 慎まれていた。 長短とは、 何を以て、 呼ばわれる事になるのか 羊はまた問うていた 曙に枯れた花の、 花弁が地に落つ音 あの動悸に溺れれば 苦しみも溶けるのです。 囀り方が、 忘れられなくなりました、 全てGehennaの所為です。 干からびた叫びが、 逢魔時に響いてた 鵺の呼び声耳澄ませ 棺に入る時 灼然たる安らぎ訪れ、 絵空事の微睡に 閉じてく瞳思うのは 人格を深く愛して |