全て孤独の所為です。
弊履 | ||
想う、何処か懐かしいこの感覚、 無意味と投げ捨てたあの頃の記憶、 自分を隠し続けていたわたしに、 手を差し伸べてくれたのはだあれ? 笑う、誰かの姿を横目に見る、 ずっと逃げ続けていた自分に浸って、 「何故なの?」と問うあなたの視線の先には、 ありふれの日常が在った。 孤独と虚無の渦へと吸い込まれていく。 愛情という名の偽善者が、 わたしの心を縛っていく。 容を吸い取られ、 羨望の夢を描いて行くのです。 想う、夕暮れの中ひとつの信号、 雨粒に打たれて彼を思い出す、 聞こえてくるのは静かな蛙の声、 意味を与えてくれたのはだあれ? 香る、草木にからだを寝かせ虚ける、 濁った空にわたしの思いを伝えて、 迷いも無い一筋の光が指す先、 荒んだ街並みを見ていた。 哀れと簡略された此の世に呑まれてく。 愛情という名の偽善者が、 わたしの心を縛っていく。 容を吸い取られ、 羨望の夢を描いて行くのです。 |
・[short] | ||
苦しみは消えることなく、 目から離れずに、 輝きの外に広がるのは、 逃げ惑う電子の渦。 苔の生えた岩に靠れて、 亡き人を寂しがれば、 虚栄に満ちた心が揺らぐ、 戻れなくなりました。 丑三つ時の廃墟の中で、 遠く鳴いている、 輝きの外に広がるのは、 青く錆びる繁華街。 虚栄に満ちた心が揺らぐ、 亡き人を寂しがれば、 苔の生えた岩に靠れる、 全て孤独の所為です。 |
‾ ‾[short] | ||
安らぎを求め、 嘆く、 嘆く。 泣き崩れた愚者は嫉む、 拠り所を求め、 捗る、 捗る。 欲望邪知者に操られて。 |
‾ ‾[extended] | ||
合作 | 1530 | 流れ着いた、 そこは昧く、 顔はやがて、 融けて行くだろう。 引き上げた、 錆びた魔法が、 語る物を、 魅せてきました。 病みの照らす方へ、 歩く、 歩く。 安らぎを求め、 嘆く、 嘆く。 泣き崩れた愚者は嫉む、 拠り所を求め、 渉る、 渉る。 欲望邪知者に操られて。 手指を削って、 悩み、 噎び、 寂をも真似る。 全て孤独の所為でした。 安らぎを求め、 嘆く、 嘆く。 泣き崩れた愚者は嫉む、 拠り所を求め、 渉る、 渉る。 欲望邪知者に操られて。 星空で数えてて、 月夜を凝らして見ていた。 |
弊履(旧) | ||
変色した木の裏が、 気になり覗いてみたら、 身体が痺れてしまい、 地面に溶け出しました。 只 人真似に傘を差した、 操られたロボットは、 一粒の涙も流せずに、 只 噎び泣くのだろう。 人生の末路には、 何が残るのでしようか。 自己嫌悪と糠喜びが、 繰り返されるだけなのか。 浅薄な言葉で、 励まされた愚者たちは、 生き甲斐を見い出すことが出来ず、 行き倒れて征くのだろう。 頭蓋骨は砕け散り、 萎びて行くのでした。 粘り気が失われ、 腐敗していくのだろうか。 悲しみに暮れている、 見慣れないカエルたちに、 欲望に駆られ触ってみたら、 トゲが皮膚を貫いた。 身を委ねる場所すら、 遭逢することはなく、 時と労力だけが虚しく、 消え去って征くのでしよう。 自暴自棄に陥って、 暗闇の中を彷徨い、 ようやく出会した液体は、 わたしの亡骸でした。 心の中は、 腐り果てていました。 虚無感しか感じれなくなりました、 全て孤独の所為です。 |
‾[short] | ||
暗間の中で、 汚濁された沼の底に浸かる、 意味さえも見い出せずに居る、 蛙が虚しく鳴きました。 彼の名前すら、 覚えていないわたし。 そんな人間に、 居場所などあるのだろうか? 見失ったモノは二度と、 戻りはしないのだろうか。 身体が痺れ、 動けなくなる、 何も為さぬまま。 何時か歴史は逢絶え、 形だけ残り、 あとは放棄される、 それに意味はないのでしょう? 全て孤独の所為です。 |
❄️❄️❄️ | ||
インスト曲 |