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流れ着いた、 そこは昧く、 顔はやがて、 融けて行くだろう。 引き上げた、 錆びた魔法が、 語る物を、 魅せてきました。 病みの照らす方へ、 歩く、 歩く。 安らぎを求め、 嘆く、 嘆く。 泣き崩れた愚者は嫉む、 拠り所を求め、 渉る、 渉る。 欲望邪知者に操られて。 手指を削って、 悩み、 噎び、 寂をも真似る。 全て孤独の所為でした。 安らぎを求め、 嘆く、 嘆く。 泣き崩れた愚者は嫉む、 拠り所を求め、 渉る、 渉る。 欲望邪知者に操られて。 星空で数えてて、 月夜を凝らして見ていた。