全てなにかの所為です。
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ただ塞いで枯れた芽は、 秤を堕としました。 聞こえていますか? 覚えていますか? 骨の髄まで砕く。 轟いた声の宿主に、 続く道は断ちましたが。 いまだ脳裏に過り、 見詰められていました。 只者囁く戯言に、 惑わされては骨を断つ。 破棄された聖書を破るのも、 仕方の無いことで。 多次元を魅了している、 全ては忘れられていく。 ただ塞いで枯れた芽は、 秤を堕としました。 聞こえていますか? 覚えていますか? 骨の髄まで砕く。 最適化された此の世には、 刺激が足らぬと嘆くが。 醜さは伝わらないだろう、 仕方の無いことだ。 追憶にふける私を、 嘲笑わないでくれと。 後ろを振り返っても、 得るモノは無いですが。 ただ辛いのです。 もう戻れないと、 気付きたくは無かった。 ただ塞いで枯れた芽は、 秤を堕としました。 聞こえていますか? 覚えていますか? 全てなにかの所為です。 |
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何れ途絶え行く命、 そんなものに何を望む? 傾いた花に、 思慮を振りまくだけと。 形骸化した媒体には、 造られたモノが喚いた。 心臓の速度と同化して、 抵抗を拒むのか。 傀儡が開く道の先、 何時かの為に選別し、 「どうして?」と嘆く声はもう、 崩れて消え去るのか。 掬っても、 類も見ぬ程、 ナメクジが満たされていた。 何れ途絶え行く命、 そんなものに何を望む? 傾いた花に、 思慮を振りまくだけと。 真髄を通らず歩けば、 蝋が溶けずにいると言う。 有象無象に気を取られて、 戸すら開けられぬと言う。 掬っても、 類も見ぬ程、 ナメクジが砕けました。 何れ途絶え行く命、 そんなものに何を望む? 傾いた花に、 思慮を振りまくだけと。 夢で見た景色が、 揺らぎ溶けて、 覚えた儘でいてください。 全てなにかの所為です。 |
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携帯を落としたら、 通知音が鳴っていた、 次第に怖くなって、 震えてしまいました。 黄昏時に記した音、 弾む夢に身を任せ、 小刻みに揺れ 手が悴む、 静かに悶えました。 溢れ出た液体が、 固体化して体を成す、 覗き込んだ中には、 邪魔者だらけだった。 小刻みに揺れ 手が悴む、 弾む夢に身を任せ、 黄昏時に記した音、 全てなにかの所為です。 |
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遺言と共に飾られている、 瑠璃色に光る花束、 静かに揺らぐ香りが、 反発を招くのか? 知らぬ間に、 嬲られたこと、 今でも覚えていますか? それは意識の間を、 操る様なモノで、 誰一人忘れられぬ、 悲劇を生み出して仕舞うのです。 それは只者らが、 殺めた様なモノで、 逃げ出そうとしていても、 出口が見つからないのでした。 戯言一つでの、 計画的な其れは、 未だに不分仕舞で。 全てなにかの所為です。 遺言と共に飾られている、 |
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携帯ゲームから電池が、 ひとつだけ抜かれた。 揺さぶられ閉じていく、 それを眺めていました。 誤魔化し続けた唄の中、 既に街は崩れていた。 不明瞭な言葉 夢の中、 忘れないでください。 沸点を超えた甘い水、 増えては消えて行く。 蔑まれ壊れる、 それを助長しました。 不明瞭な言葉 夢の中、 既に街は崩れていた。 誤魔化し続けた唄の中、 全てなにかの所為です。 |
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追い求めた正の音が、 歪曲し見捨てられていた、 理由もなく針で刺しては、 背徳を楽しむの? こじ開けて、 涙を流し、 今すぐに去るべきで。 やがて見慣れた精神論者が、 蔑むモノであり、 眺め哂う声は、 意味も分からず儘です。 檻に閉じ込められて、 言語すら忘れていく、 唄に残る言葉も、 全てなにかの所為です。 追い求めた正の音が、 |