ただ塞いで枯れた芽は、 秤を堕としました。 聞こえていますか? 覚えていますか? 骨の髄まで砕く。 轟いた声の宿主に、 続く道は断ちましたが。 いまだ脳裏に過り、 見詰められていました。 只者囁く戯言に、 惑わされては骨を断つ。 破棄された聖書を破るのも、 仕方の無いことで。 多次元を魅了している、 全ては忘れられていく。 ただ塞いで枯れた芽は、 秤を堕としました。 聞こえていますか? 覚えていますか? 骨の髄まで砕く。 最適化された此の世には、 刺激が足らぬと嘆くが。 醜さは伝わらないだろう、 仕方の無いことだ。 追憶にふける私を、 嘲笑わないでくれと。 後ろを振り返っても、 得るモノは無いですが。 ただ辛いのです。 もう戻れないと、 気付きたくは無かった。 ただ塞いで枯れた芽は、 秤を堕としました。 聞こえていますか? 覚えていますか? 全てなにかの所為です。