何れ途絶え行く命、 そんなものに何を望む? 傾いた花に、 思慮を振りまくだけと。 形骸化した媒体には、 造られたモノが喚いた。 心臓の速度と同化して、 抵抗を拒むのか。 傀儡が開く道の先、 何時かの為に選別し、 「どうして?」と嘆く声はもう、 崩れて消え去るのか。 掬っても、 類も見ぬ程、 ナメクジが満たされていた。 何れ途絶え行く命、 そんなものに何を望む? 傾いた花に、 思慮を振りまくだけと。 真髄を通らず歩けば、 蝋が溶けずにいると言う。 有象無象に気を取られて、 戸すら開けられぬと言う。 掬っても、 類も見ぬ程、 ナメクジが砕けました。 何れ途絶え行く命、 そんなものに何を望む? 傾いた花に、 思慮を振りまくだけと。 夢で見た景色が、 揺らぎ溶けて、 覚えた儘でいてください。 全てなにかの所為です。