二重に押された印鑑に。
| 煌々と。 | 24 | |
| 306 | 奇を衒った揺籃に。 反駁、綴る言葉。 霧懸かる嵐影湖光 啓発、籠る詩が。 未熱な儘、希う。 両極に燻らす観測。 幻聴、霧懸かる茜色。 耳を劈く鳶の群れ。 精巧に作られた贋作。 未だ逃げられないの… 振翳した盃に。 二重に押された印鑑に。 |
| ↡ (XX×VIII Ver.) | ||
| 141 | 改訂、改竄、虚偽に呑まれ、 悪戯を零した雷鳴に。 折り目、 繋いだ点と■が 宛先不明と嘆く。 希う紙と過ぐる赫、 彼の鼓を敲く戯け者。 欠けた◯の寂しい様で、 戯言を灼いた軽率に。 零落、零細、似非笑われ、 傲慢を覆った免罪符。 継ぎ目、 掠れた線と■が、 真偽不明と囁く。 逢魔が時、靄が繕う。 物憂げに騙った金盞花。 待てど待てども此処には無い。 幾重にも連なる後悔と。 欠けた◯の寂しい様で、 戯言を灼いた軽率に。 希う紙と過ぐる赫、 二重に押された印鑑に。 改訂、改竄、虚偽に呑まれ、 滲む誰かの色は。 |
| ↡ | 25 | |
| 409 | 改訂、改竄、虚偽に呑まれ、 悪戯を零した雷鳴に。 折り目、 繋いだ点と■が 宛先不明と嘆く。 希う紙と過ぐる赫、 彼の鼓を敲く戯け者。 欠けた◯の寂しい様で、 戯言を灼いた軽率に。 零落、零細、似非笑われ、 傲慢を覆った免罪符。 継ぎ目、 掠れた線と■が、 真偽不明と囁く。 逢魔が時、靄が繕う。 物憂げに騙った金盞花。 待てど待てども此処には無い。 幾重にも連なる後悔と。 欠けた◯の寂しい様で、 戯言を灼いた軽率に。 希う紙と過ぐる赫、 二重に押された印鑑に。 改訂、改竄、虚偽に呑まれ、 滲む誰かの色は。 |
| 赫[short] | 30 | |
| 311 | 練り歩く赤色の妖怪が、 神さびた道の終わりへと誘う。 篝火を焚いて、日を待つ払暁。 門の外、怪訝な音が蔓延る。 嗚呼、 意味をなくし、 音も消え、 縮れた紙が巻き付く。 食い違った筆圧が、 螺旋を紡ぐのです。 二重に蛇行する、 亡骸を引き摺る貨車の跡。 幾重に伸し掛る、 貴方と契った約束の枷。 記録は改竄されるでしょう。 |
| 👌 | 19 | |
| 166 | 赤に染みる、 散り散りに。 紅が沁みる、 それでも。 赫に染まる、 契りに、 印字される、 「改竄」。 朱は混ざる、 寂びた手紙。 茜空に、 託した。 ああ、 ああ、 薄れゆく誓いを、 二重に押して。 |