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改訂、改竄、虚偽に呑まれ、 悪戯を零した雷鳴に。 折り目、 繋いだ点と■が 宛先不明と嘆く。 希う紙と過ぐる赫、 彼の鼓を敲く戯け者。 欠けた◯の寂しい様で、 戯言を灼いた軽率に。 零落、零細、似非笑われ、 傲慢を覆った免罪符。 継ぎ目、 掠れた線と■が、 真偽不明と囁く。 逢魔が時、靄が繕う。 物憂げに騙った金盞花。 待てど待てども此処には無い。 幾重にも連なる後悔と。 欠けた◯の寂しい様で、 戯言を灼いた軽率に。 希う紙と過ぐる赫、 二重に押された印鑑に。 改訂、改竄、虚偽に呑まれ、 滲む誰かの色は。