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練り歩く赤色の妖怪が、 神さびた道の終わりへと誘う。 篝火を焚いて、日を待つ払暁。 門の外、怪訝な音が蔓延る。 嗚呼、 意味をなくし、 音も消え、 縮れた紙が巻き付く。 食い違った筆圧が、 螺旋を紡ぐのです。 二重に蛇行する、 亡骸を引き摺る貨車の跡。 幾重に伸し掛る、 貴方と契った約束の枷。 記録は改竄されるでしょう。
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練り歩く赤色の妖怪が、 神さびた道の終わりへと誘う。 篝火を焚いて、日を待つ払暁。 門の外、怪訝な音が蔓延る。 嗚呼、 意味をなくし、 音も消え、 縮れた紙が巻き付く。 食い違った筆圧が、 螺旋を紡ぐのです。 二重に蛇行する、 亡骸を引き摺る貨車の跡。 幾重に伸し掛る、 貴方と契った約束の枷。 記録は改竄されるでしょう。