まるろん
妹、マジでペットボトル開けられない爽健美茶だけでなく十六茶も麦茶もダメだった。え、ペットボトル開けられない女の子可愛い。女の子、ペットボトル開けないで針をペットボトルの下にブッ刺して垂らしながら飲んだ | 43 | |
合作 | 1111 | 妹、マジでペットボトル開けられない 爽健美茶だけでなく 十六茶も麦茶もダメだった。 え、 ペットボトル開けられない女の子可愛い。 女の子、ペットボトル開けないで 針をペットボトルの下にブッ刺して 垂らしながら飲んだほうがいいよ! |
かくりよのきつね | 102 | |
合作 | 2620 | その池に近づいた子は水面に消えた。 私は彼を理解しようとしていました。 その森は誰もが恐れる深淵の落穂葛 私は一つ踏み入れました。 暗澹たる木枯し。 遠くより私を覗く狐が飛び跳ねる。 その先の妙に巣食う彼岸花。 紅き光は血の如し。 夕顔落つ時、冷たき戦慄に駆け出す。 玉鬘廻る意識と伸びる腕 その影に掴まれて息を止められる 彼岸花の巣 私の胸に咲く 永久の都にて彼に出逢う その池に近づく者は深淵に飲まれる。 私は彼に理解されたかったのです。 その森は誰もが恐れる悠久の落穂葛 一里塚を一つ無視しました。 妙に聳える幹の 側に住む狐の祠その先にあるのは 諦観を鏡に映す池の淵 黄昏過ぎて夜の淵 深淵淀みの 温かい欲望満ち足る 玉響の下弦を巡る秋の虫 美しさに囚われ足を掬われる。 歪む水面と戯れのスイレン 伸びる腕を掴まえ安堵を得る。 伽藍とした"私"を覗いていました。 悶えずにはいられないのです。 それは私の望むもの全て。 破滅を導く理の全て。 玉鬘廻る意識と伸びる腕 その影に掴まれて息を止められる 彼岸花の巣 私の胸に咲く 永久の都にて彼に出逢う 玉響の下弦を巡る秋の虫 美しさに囚われ足を掬われる。 歪む水面と戯れのスイレン 伸びる腕を掴まえ安堵を得る。 それは私の亡骸 それは彼の抜け殻 それは私の亡骸 それは彼の抜け殻 それは私の亡骸 それは彼の抜け殻 それは私の亡骸 それは彼の抜け殻 それは私の亡骸 それは彼の抜け殻 それは私の亡骸 それは彼の抜け殻 それは私の亡骸 それは彼の抜け殻 それは私の亡骸 それは彼の抜け殻 |
もりのからすのたつじんじゃ | 213 | |
5698 | ふかいやまの そのさきに ふるびた じんじゃをみつけた ふしぜんなほど しろくぬられた からすがそこにたっていた ちかづいて よくみてみると めがくらむほどまぶしくて いまにも うごきそうなからすが まえをむいていた くさはおいしげり ゆくのにはとてもやっかいで つゆがのったはを やどにしてすすむのでした ないた しろがらすが やまのうえで さびしそうに てをのばした むれのなかに ひかっている しろがらすが あかくそまった ゆうやけに のまれる ごしんぼくのはが いっせいに ぼくのほうをむいて ゆれ ざわめいてきたのでした ちかづいて よくみてみると めがくらむほどまぶしくて いまにも おちてきそうなはが したをむいていた くさはおいしげり ゆくのにはとてもやっかいで つゆがのったはを やどにしてすすむのでした とんだ はのつどいが なだれをうち たのしそうに みをつつんだ いろとりどり ひかっている はのつどいが はなはさき つちにかえり とりは しずかにねむる かぜがふき はがゆれて つきはかけたまま ないた しろがらすが やまのうえで さびしそうに てをのばした むれのなかに ひかっている しろがらすが とんだ はのつどいが なだれをうち たのしそうに みをつつんだ いろとりどり ひかっている はのつどいが |
せみのとびまわるまち | 114 | |
合作 | 3022 | 街を出る 私の背中に張り付く 妙な冷気が後を押す 周りに人は見えず 只一人道を進む 道は細くなり 草々はそれを支配し みずみずしい香りがして 体を冷やした 霧の巣食うトンネルが 出口を隠している 蝉の声が聞こえる 出口はすぐそこに 五十五段の石段と 鳴くアブラゼミ 蟲たちは私を覆い 絶えず飛び回るのでした 山を出る 周りを絶えず飛び回る 蟲もやがて姿を消し 彷徨える雲の下 只一人道を歩く アスファルトの道 陽炎はそれを支配し 跳ね返る陽の力が 体を濡らした 霧の巣食うトンネルが 出口を隠している 蝉の声が聞こえる 出口はすぐそこに 飛び回るその石段と 鳴くアブラゼミ 人々は此処に集まり 彷徨い続けるのでした 歩き呆ける人々と それを見降ろす蟲 空を見上げ雲がかかり 雨が降り出す 五十五段の石段と 鳴くアブラゼミ 蟲たちは私を覆い 絶えず飛び回るのでした 飛び回るその石段と 鳴くアブラゼミ 人々は此処に集まり 彷徨い続けるのでした |
繰り返される朝 | 26 | |
合作 | 434 | 目が開いた。 小鳥の囀りで 私は生きていることを 認識する。 昨夜あったことが思い出せない。 彼女の匂いだけが残るこの部屋で、 私はまた今日を始める。 顔を洗い、ふと顔を上げた時、 それが彼女ではない誰かだったことを、 彼は気づいてないだろう。 また鳴いてあげようか。 顔を洗い、ふと顔を上げた時、 それが彼女ではない誰かだったことを、 彼は気づいてないだろう。 また鳴いてあげようか。 顔を洗い、ふと顔を上げた時、 それが彼女ではない誰かだったことを、 彼は気づいてないだろう。 また鳴いてあげようか。 |
イカスミ | 42 | |
合作 | 899 | 電柱を見上げました。 絡みつく烏賊の足先が ジリリ、と焦げる瞬間 黒い夜の天井が落ちた。 暗む私の脚の爪先に流れてゆく 罪が 心地よい成分を溶かした。 歪む/廻る あなた/きみがわたし? 嗚呼、視界が眩む時/嗚呼、直ぐに消えるからね /待っていてね 頭/頭 溶かされて呂律が回らないのです。/溶かされて意識が消える。 蛸の大地を踏みしめ 蛍烏賊の歓楽街を するり、と抜けて行きます。 輪廻は終わり始めてました。 電柱を見上げました。 絡みつく烏賊の足先が ジリリ、と焦げる瞬間 黒い夜の天井が落ちた。 崩れ消えた。/崩れて消えた。 解け出す海馬の線が乱れる。 あなたとわたし、導かれていたの? 生きるには長い日々に麻酔かけたら 空も飛べるよ。 目を閉じて願う唄 届いて 夕日に駆け出した! 涙が落ちた。 それは下らない誤りで ポツリ、と街灯を蹴る。 輪廻は終わり始めてました。 電柱を見上げました。/電柱を見上げたら 絡みつく烏賊の足先が/首が折れ曲がった。 するり、と解ける瞬間/するり、と溶ける瞬間 黒い空の天井が落ちた。/黒い私に 光、差した。/光が差した。 |
パンツとシャツでぐだぐだしてたら、妹に服着ろって言われた。「これから風呂入るから良いだろ」って反撃したら妹が「はぁマジきも、親の顔が見てみたいわ」って言って母親大爆笑、時間差で俺も大爆笑 | 30 | |
合作 | 572 | パンツとシャツでぐだぐだしてたら、 妹に服着ろって言われた。 「これから風呂入るから良いだろ」って 反撃したら妹が 「はぁマジきも、 親の顔が見てみたいわ」って言って 母親大爆笑、 時間差で俺も大爆笑 |
俺が血液型でどういう特徴があるのかみたいなものを見てたら妹が「そんなの意味ないよ、じゃあ聞くけどお兄ちゃん、同じ誕生日、同じ血液型の人間が同じ性格、同じ考え方だと思う?」って言ってきて、全裸で正座した | 29 | |
合作 | 635 | 俺が血液型で どういう特徴が あるのかみたいなものを 見てたら妹が 「そんなの意味ないよ、 じゃあ聞くけどお兄ちゃん、 同じ誕生日、 同じ血液型の人間が 同じ性格、 同じ考え方だと思う? って言ってきて、 全裸で正座した。 |