まぬ毛
心の中 | ||
591 | いつも忘れていた 敷かれた鉛が十二時を指す 綺麗な十字架と 遍く彼が消えていました 壊れ 嘆き そして 死んでも いつも貴方は笑っている 毎年迎えるひがらには 新たな世界が見えた 視界が急に白く光るのなら 取るに足らない愚者でしょう 愛し 貶し そして 揺らぐ あなたは何処ですか ここは私だけの世界でしょう? 御霊の導きよあれ (反転) いつも叶えていた/壊れていた 離れる二人の関係を断つ/綺麗な音色が響き 廃れたゴミ箱と/明日になればいい 嘶く私が生きてます/そう信じていた 狂い 歪み あとは 消えても/その後は いつも彼等を愛している/思い出せず 毎年迎える誕辰に/底には頭文字を取られていた 数多の量の楔が/処刑台があり 終いが急にやって来るのなら/視界が急に見えなくなったのは 取るに足りない愚者と成れ/貴方が急に消えたから 愛し/憎悪 貶し/嫌悪 そして/全て 揺らぐ/食らう あなたは何処ですか/あなたはここですか ここは私だけの世界でしょう?/一人孤独は寂しいでしょう? 御霊の導きよあれ/御霊の導きよあれ (反転) 明日が来れば 今日が終われば 大丈夫 大丈夫 そう信じた 明日は来ずに ██████ |
あなたをよんでるこえがする | ||
増え続ける人の波、 飲み込まれてたらいつの間にか、 鬼さんこちら手の鳴る方へ。 引き寄せられていた。 /だけど、 消えてゆく緊張と、/暗い夜に光る鳥は、 膨らむ罪悪感に駆られ、/身動きとれずに這いつくばって、 あざとい標識朽ちてしまい、/目を背けて帰ろうとして、 立ち塞がれていた。/帰路は消えていた。 ただ君のことを呼ぼうとして、/ほら貴方を呼んでる聲がする。 口の外には入れない、/ただ耳を塞いで立ち尽くす、 ただ明日には進まなきゃだから、/助けに来たよと君の聲、 蓋をして帰った。/闇が周りを塞いだ。 ほら貴方を呼んでる聲がする。/ただ君のことを呼ぼうとして、 ただ耳を塞いで立ち尽くす、/口の外には入れない、 助けに来たよと君の聲、/ただ明日には進まなきゃだから、 闇が周りを塞いだ。/蓋をして帰った。 消えてゆく緊張と、 膨らむ罪悪感に駆られ、 あざとい標識朽ちてしまい、 立ち塞がれていた。 もう昨日すらも離れていく、/まだ昨日を待ってる僕がいる、 夢の中には帰れない、/でも夜は瞼を開かない、 ただあまりにも遅すぎたよ、/迎えに来たのは千羽鶴、 大口に飲み込まれた。/入口に追いつかれた。 まだ昨日を待ってる僕がいる、/もう昨日すらも離れていく、 でも夜は瞼を開かない、/夢の中には帰れない、 迎えに来たのは千羽鶴、/ただあまりにも遅すぎたよ、 入口に追いつかれた。/大口に飲み込まれた。 ただ君のことを呼ぼうとし/ほら貴方を呼んでる聲がする 口の外には入れない/ただ耳を塞いで立ちつくす ただ明日には進まなきゃだから/助けに来たよと君の聲 蓋をして帰った/闇が周りを塞いだ ほら貴方を呼んでる聲がする/ただ君のことを呼ぼうとし ただ耳を塞いで立ちつくす/口の外には入れない 助けに来たよと君の聲/ただ明日には進まなきゃだから 闇が周りを塞いだ/蓋をして帰った |
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306 | 胎内を蠢く、 豊満な記憶とか、 一人残らずきえていくと、 最後は此処に着いた。 煌びやかな音色が、 私の心を只管抉る。 貴方の背中を追い抜きたくて、 貴方の死体を踏んでいた。 然り、手には横線滲む傷、 虹色に光る此の世界。 白い夜空に木霊するのは、 吐く蝶共の唄声。 一人で泣いてたら蛇が垂れた、 火種、灯すことなく。 地雷と化す様は、 谿壑の底で終わる。 一人残らずきえていくと、 最後に彼に告げる。 実は腐り、 木々等は彩って、 貴方の墓場から栄えた花は、 汚く濁って枯れ果てていた。 怒り、手には反故重ね燃えても、 鉄格子に触れたまま揺らぐ。 白い夜空に木霊するのは、 白鳥共の唄声。 独りで鳴いてたら蛇が垂れた。 火種、灯すことなく。 白い夜空に木霊するのは、 吐く蝶共の唄声。 一人で泣いてたら蛇が垂れた、 火種、灯すことなく。 白い夜空に木霊するのは、 吐く蝶共の唄声。 一人で泣いてたら蛇が垂れた、 火種、灯すことなく。 |