じぇらーる@タグ付けP
あおぞらおさかな | 4 | |
118 | 昨日の天気のことでした 魚がたくさん泳いでた 朝露に飲まれてさ かなり不気味でさ でも 明日の天気は晴れでした お空の雲も消えてった 青空が広かったので 怖くなりました お魚は 静かにと揺れてく 影が消えればいいか 皆様 明日になるのは悲しいと 嘆く 明日は来ないけど ただお魚消えてった 嗚呼、お空は青いまま 昨日は変わらずやってくる 雨は変わらず降らないが お魚だけ濡れてった 雨さえ降りそうにない 消えずに残るかな |
すぅさいど | 15 | |
252 | 1瓶飲み干した牛乳 軽く鼻につく危険な匂い ゆったりとした流れには 誰も抵抗はしなかった 口元にあるヘルペスが 軽く空気を撫ぜました 死にものぐるい掻きむしる どこか救いを求めてた こぼれた言葉消えていく 軽くヘルペス撫ぜていた ガラスの言葉指していた どこも沈まぬ舟でした 聖書 刃物 麻縄持って 何も 何も 残らない いちご ゆめも 喰らえるように はじめ からは (なにもない) ひとくち吐き出した牛乳 破裂した音が危険な匂い ひっそりとしたルールには 誰も反発はしなかった 聖書に書かれてるあの言葉 焼いたアンモニア危険な匂い 鬱屈とした世界には 誰も抵抗はしなかった 行方 しれず 口元にある ファンと ファンに 麻縄が 未来 だけは 喰らえぬように 残機 残り どれくらい? 1口含んで牛乳 軽く鼻につく危険な匂い ゆっくりとした浸食に 誰も抵抗はできないや 一息 吐き出した牛乳 軽くくらんでいくホントの景色 そっと逸らした現実は 誰も壊せないはずでした 人様迷惑をかけないで 軽く括ってた麻縄ポツリ くっと縛った首元は 私の決意を表した |
身のない話 | 60 | |
793 | 線香花火日が暮れて 眺めてた提灯消えて 狐がそっと眺めてる 炎に飲まれて沈んでく 唐傘持ってついて行く 雨が降る花火大会 通り雨も知りません 神隠しなら知らないや 誰かが持った受け皿で 赤子の腕を捧げたら カエンダケが生えてきて 村ひとつ分飲み込んだ 神様の呪いと恐れ 彼岸の花は咲かずに 籠の中の閉じ込められた 着物に身を包んでいて 神様今日も見下ろして 狐に全てを任せ 現世の供物食べきれず 呪いは解かれず沈んでる 鳥居の向こう消えていく 狐火魔が出た夜に あなたに囚われ溶けていく 見えない影か着いてくる |
諸事情により.mp4 | ||
229 | 車窓の光は眩しくて カーテンコールは鳴り止まず 今際の時に一人きりで泣いていた。 白濁した光は透明で ナースコールは止まらずに あの世を繋ぐ橋はどこかへ落ちてった。 凍る際の戯れに 椎名の木の実は崩れてく あの夏みかんの思い出は 消えてしまうのでしたかな 貴方のカメラは見ています 名前を呼んではくれないか 緋色の空には届かない 咎には君だけ縛られる 貴方の瞳を見ています 名前を忘れてくれないか 本当に笑っていたのかは 君だけ縛られ知っている 紅い鯱の戯れに 小さく降るは雪の数 あの実る木の実の思い出は 消えてしまうのでしたかな 貴方のカメラは見ています 名前を呼んではくれないか 緋色の空には届かない 咎には君だけ 縛られる 貴方の瞳を見ています 名前を忘れてくれないか 本当に笑っていたのかは 君だけ縛られ 知っている。 |
排他的思考とその末路について | 20 | |
347 | むかしむかしのそのむかし あなにおっこちたおうさまが だれにもしられずうめられて きめらはきっとしらんぷり くうそうのせかいも わるくないなとおもいました あしもとはいぜん あついままで きめらはどこかいった/けいこうとうがなつかしくて にくしみをのこしたままで/なみだがこぼれおちてしまったよ つみはいぎょうにかぶせたよ/やけただれたにくかいは しらぬごうもあるのだと/「まぜたいきもの」でしたので |
禁則事項 | 10 | |
188 | 雨音が鳴る世界で 行ってはいけない場所がある 僕たちは好奇心に負けて 入ってみることにしました そのなかは意外と明るく 入ることを誘う様です 僕たちはなぜか怖くなって こしをぬかしてしまったよ あの日見た夕焼けは 僕らに隠しているよ 誰かがまた一人 違う気がするのです 僕らは一つかわらない 鏡はきっとうそをつくの 明日も今日も知っているのだ 赤い髪の毛のあの子より とある日の新聞紙には 勝手な憶測載っていた あそこにあった気がしていたはず 子供たちの x x x 僕らは一つ交わって ■■■はきっとみえないから 明日も今日もぶつかり合うの 赤い髪をした怪物と 埋め立てられた思い出も |