: 673
: 37
明らかに燃ゆる 時化た疑問詞 雨模様の踏切と 創られた火蹴り 次第に包み隠す、 鮮明な火蹴り。 プラシーボの波紋は、 躰を握る。 怪訝を介し 今宵を泥む 電柱を 霧と共に 先を見失う儘に 真を惢え、 汝の刻を呪い、 嫌う筈の己を、 嘆き只殺すか。 厭世が摂理、 白々明けの乖離と、 鎖で閉じた運命を、 鴉に見做し。 怪訝を介し 今宵を泥む 電柱を 霧と共に 先を見失う儘に 真を惢え、 汝の刻を呪い、 嫌う筈の己を、 嘆き只殺すか。 厭世が摂理、(化現を介し) 白々明けの乖離と、(今宵を泥む 殿中を) 鎖で閉じた運命を、(錐と共に 迷え) 鴉に見做し。