震える声が聞こえた、 遥か、遠く。 叶わぬ恋を望んだ、 終わる、星で。 ふたりの糸がほどけないように、 固く結んで歩いて行こう、 瑠璃色の星の 空間中継が、 途切れる日まで。 どれだけ遠く 離れていても、 君の手を最後まで 繋ぎたい。 濡れぬ先こそ 露の涙に、 忘れられし勿忘草が咲く。 色のない地平線の、 遥か、上を。 君の足跡が滲む、 風に、揺られ。 きりニつつ間れテ みえな苦なって ガ螺クたノな化 スてラれ手イた キっ十この差き ダれニモしられずに よいにしずむの どれだけ遠く 離れていても、 幽霊の浜風に 逢いたくて。 濡れぬ先こそ 露の涙に、 忘れられし勿忘草が散る。 夜明け前の燈火は、 今にも消えてしまいそうで。 ふぅっと息を吹きかければ、 杜若色に染まるでしょう。 どれだけ遠く 離れていても、 幽霊の浜風に 逢いたくて。 濡れぬ先こそ 露の涙に、 忘れられし勿忘草が散る。 どれだけ遠く 離れていても、 幽霊の浜風に 逢いたくて。 濡れぬ先こそ 露の涙に、 忘れられし勿忘草が散る。 震える声が聞こえた、 遥か、遠く。 叶わぬ恋を望んだ、 終わる、星で。