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罅割れた両の手で、 溶けた夢がもう掴めずに、 浅ましい色だけは、 何時も消えぬ様で。 罅割れた両の手で、 意味を測る事が出来ずに、 崩された熱平衡が、 脳裏を灼くのです。 糸を燃やした体系の、 車輪を付けた鳥たちが、 押し潰されて、 悶え苦しみ、 己が羽を取り去るのでした。 可笑しな音が響き、 ウミガメは泣いていた。 帝釈天に見咎められて、 魂が弾けるのです。 見たいモノだけ見えず、 体は寂れたので、 嗤う人等が、 烏兎匆々と、 恥を識るでしょう。 全て衆愚の所為です。 中身を取られたインテンションとか、 高尚化された人間論が、 乗っ取り壊し、 ドットが消えて、 そっと掴ませ、証拠を吐いた。 何で眠れないの? ああ、 懺悔が足りないの? それなら一生一人で、嫉妬を拾って、 屹度幸せになれるはずだよ! 言の刃が渦を巻いている。 心は碧を凪いでいる。 独鈷を切り出し、 勅許を下され、 もっと過ちを犯すのか? 膏肓を数え、 往々としても、 とうとう無駄になる。 何で?如何して? 驕る言葉が、 遠く聞こえてた... 上辺を忘れられなくて、 捨てられた筈の過去さえ、 引き摺り出して、 責め立てられて、 自己矛盾に苦しむのでした。 木々が嘆いた、 旧い部屋の片側、 それは諸説紛々で、 夜空へと堕ちる鴇達には、 戻る術を教えられず居た。 嗚呼 嗚呼 可笑しな音が響き、 ウミガメは泣いていた。 帝釈天に、見咎められて、 魂が、弾けるのです。 見たいモノだけ見えず、 躰は、錆びれたので。 虐げた愚か者に、 正義を認めていた。

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2024-12-18(ver.1470)

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