賽の目Ⅱ
くろみうむ
https://youtu.be/5kg706QlLHE
K²模倣 海色のイルカと出会った日には模倣 下書き オリジナル模倣
2022年12月31日
2024年9月29日14:03
: 1293
: 44
雪が降りしきる中ただ、 過去に囚われた影法師、 先も見えず手のひらから、 滑り落ちた甘い旋律。 電子の世界の片隅、 腐りかけた己の自我が、 行方知れず彷徨っていた、 道無き道を掻き分けて。 いつまでも冷めない熱や、 賽の目が示した物や、 桜散るあの光景も、 昏い過去に染まった。 憧れを追い続けて、 たどり着く場所に何を見た? 不完全な塗り絵の痕、 一目見れば醜くて、 意味の無いこと重ねていると 落胆したワレモノは、 1人ただ孤独に眠り、 記憶の中に籠った。 そんな時光が射した、 その石は磨けば光ると。 今は汚れてたとしても、 いつか報われると語る。 その言葉に心動き、 彼は再び立ち上がった。 まだ見ぬ未来を求め、 旅の支度を始めたよ。 歪みが生んだ不条理も 夢現の混ざる時も イルカと会ったあの場所も 細胞に刻まれてる 今まで作り続けた、 意味を立てる為の楔が、 風化して消えていっても、 その呪いは解けなくて、 重い十字を背負い続ける 運命だとしてもなお、 傷つきながらも何度も、 繰り返し歩み進む。 意味の無いことと思っていた。 追いかけてた全ての歩み。 それが全て意味あることと、 君が教えてくれた。 形の見えない未来、 そこに僕は何を描くか? それはまだ分からないけど、 これだけは言えるだろう。 音に狂って真似事をした その積み重ねはいつか、 僕を助ける力に、 昇華されていくのでしょう。 あの時から時が経ち、 どこまで歩いてこれただろう。 過去を振り返り気づいた、 積み重ねた物の数。 たとえどれだけ小さな歩みでも、 続けてきたのならば、 いつか見たあの光景に、 近づいているのでしょう。 これは別れではないのです。 また何処かで会いましょう。