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湧き出る水に手を伸ばし、 言葉を失うなら、 軽佻浮薄に唆され、 幻に囚われた。 何を求めて廻るのか と、尋ねているのなら。 潮の満ち引きに惑わされて、 歩き方を知るでしょう。 儚いモノほど価値がある、 それを渡しません。 昇る火に目を奪われ、 思考が止まるでしょう、 千篇一律と言い難き、 匂いを辿るのです。 血の池を渡る先に、 光が見えました、 揺蕩う鼠は、 人を騙すのです、 烏滸の沙汰だった。 湧き出た水を持ち運び、 砂漠に花を咲かす、 色即是空の教えには、 誰も従わないの? 儚く散りゆく列を見た、 未だ乞えています。 昇る火が美しくて、 盲目となるでしょう、 千篇一律と言い難き、 匂いを辿るのです。 忠誠心を忘れたなら、 命を絶つべきでしょう、 揺蕩う鼠は、 人を騙すのです、 笑い話だった。 泡沫が儚くて、 憑りついてしまいました、 全て貴方の為です。 儚いモノほど価値がある、 それを渡しません。 昇る火に目を奪われ、 思考が止まるでしょう、 千篇一律と言い難き、 匂いを辿るのです。 血の池を渡る先に、 光が見えました、 揺蕩う鼠は、 人を騙すのです、 烏滸の沙汰だった。 蛍火を追い掛けていた、 後戻りはしません。