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: 24028

夜もすがら、貴方を思うでしょう。 青く沈む方へ、煙を吐いた。 可惜夜と呼ぶには、寂し過ぎて。 振り返るのも、遅すぎたよ。 ——夏浅し、夕暮れ。 取り零した翠雨は、 盲目的な声を、 許してくれるでしょうか。 ほうき星の上、 ごめんねも言えないまま、消えた。 果てしなく遠い彼方の空に、 想い初める、 息ができない。 心恋揺らぐ、 指先で触れたら、解けそうで。 憶那に成るのが怖いなら、 風を伝えてください。 時を経れば、淡宵葵。 白んでいく残りの月を、見上げた。 当たり前に、貴方が居るうちに。 小さくなった服を、吸い込みたい。 ——拝啓、あの日固く結んだミサンガ。 傷は、痛みますか? そちらは、晴れていますか? ほうき星の上、 ありがとうは今日も、届かない。 果てしなく広い宇宙の向こうの、 どこかに貴方はまだ居ますか? 愛しているのに、 認めたらすぐに、壊れそうで。 果てしなく遠い彼方の空へと、 消えてしまったよ。 屹度、どこにも居やしないでしょう。 分かりたくないけれど、もう逢えないよね。 幸せさえも、苦しいけれど。 この罪悪感も、 過去に生きた証さ。 ほうき星の上、 ごめんねも言えないまま、消えた。 果てしなく遠い彼方の空に、 想い初める、 息ができない。 心恋揺らぐ、 指先で触れたら、解けそうで。 憶那に成るのが怖いなら、 風を伝えてください。 嘘でもいいからさ、 さようならだけでも、いいからさ。 果てしなく広い宇宙の向こうの、 どこかに貴方はまだ居ますか? 愛しているのに、 認めたらすぐに、壊れそうで。 果てしなく遠い彼方の空へと、 消えてしまったよ。 果てしなく遠い彼方の空へと、 消えてしまったよ。

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2024-12-18(ver.1470)

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