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涼風を感じて、 あなたと二人歩いてゆく。 呼ぶ声が愛おしくて、 いつまでも一緒にいたかった。 遠い日の思い出抱いて、 今を生き急いでいます。 幼い頃を思い出し、 寂しさ薫る帰路につく。 あの時の風を肌に感じる、 それは穏やかでつめたいまま。 星降る夜を歩いてゆく、 思い出は思い出のままで。 仄明かりの中を、 一人淡々と進んでく。 気がつくとあの場所にいた、 聞き慣れた声が聞こえてきた。 そのこえのすがたがみえて あまりにもなつかしくて あなたとまたはなしたくて 思わず声を掛けていた。 あの時の風を肌に感じて、 それは穏やかでつめたくて。 星降る夜を歩いてゆく、 思い出のまま終わらぬように。 あの夏の事など、 もう忘れてしまったけど。 今でも夢に 見ています。 これからも。 あの時の風を肌に感じる、 それは穏やかでつめたいまま。 星降る夜を歩いてゆく、 思い出は思い出のままで。 あの時の風を肌に感じて、 それは穏やかでつめたくて。 星降る夜を歩いてゆく、 思い出のまま終わらぬように。 涼風を感じて、 あなたと二人歩いてゆく。