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終わりが近づき、 嘆き悲しむ孤独な人が、 救いを求め、 有り得ない競争関係に踏み込んだ。 偽りの声、 疑いの目は向けることなく、 笑い嗤われ、 警告は耳に届きはしないのです。 灯火は消えて、 暗い狭い部屋の中、 壊れた時計を眺めていた。 動き出しても、 何も変わりやしないと知っても、 目を閉じて逃げていたけど、 焦燥が上空へと連れていく、 信じられるものすらも何も無いが、 協調を保つことが出来れば、 言葉の重みは見つからないが。 冗長な情緒を圧縮しては、 無意味で無価値なモノと捨て去られて、 妙な感じを醸し出した、 全て自惚れの所為です。 成果を上げて、 顰蹙を振り撒いた愚者達は、 網の中から抜け出せず、 藻掻き続けているのか。 霧の中、 足跡は██を失ったが、 視点を切り替え、 夢見心地な感情に浸ってみた。 軋轢が生じ、 歪み溶けた箱庭の、 玉石混淆な時の間に、 想いを馳せつつ、 境界線を照らして、 支離滅裂であり破綻するけど、 抽象的な態度を理解して、 断絶の手前まで隠れ続けた。 悠長な結論を消し去って、 不可逆性を知らしめていたのか。 流用された空想の世界は、 ありふれたモノだけが漂っていた。 空洞を覆い尽くすようにと、 ぐしゃりと物も言えず沈みゆく。 目が覚めて全てを理解し、 途方に暮れ嘆いた。 あなたが最後に見た光景は、 誰にも知られず、 正常に消える。 焦燥が上空へと連れていく、 信じられるものすらも何も無いが、 協調を保つことを諦め、 全てを果敢に曝け出すのです。 流用された空想の世界は、 ありふれたものだけが漂っていた。 空洞は覆い尽くされた、 全て███の所為です。 脳の奥で鳴り響く声に、 耳を澄ましてしまったが最後、 砕いたはずの結晶が、 輝いてしまうのか。