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先天性の後悔により 私に 生まれ 育ってしまった 憎しみや苦しみを抱え 何事も無いかの 様な 平常を 保とうと逃れようと 藻掻いて 淫らな鬱憤や汚らわしい愛撫 に呑まれ 又果てた憎悪が 快楽と為りて 離れてくれないのです。 甘い 甘いくらい 噛んで薙いで 触れて 前髪を撫でる 穢らわしく 「なんで?なんで?」とか もっと奥の方へ 阿婆擦れに撒く表裏 イタイ イタイだとか 何もない身体じゃ 肉欲を満たす 犯されてしまって 待ってよ 暗い 辛い だけどさ 靠れ込んだその末路か。 正解や不正解という言葉を信じ込んでしまったような私には中途半端という言葉が大層毒の様で汚らわしく濁る夜に呑まれて消えていくそんな私の姿はどっちつかずに感じられてしまい常識すら逸脱してしまうのです。 「酷い、酷い。」だとか 吐いて愛で辮んだ 恥晒「嫌い」 嫌わないで 「待って、待ってくれ」 なんでもっと早く ごめんねと泣く声に。 苦い 苦いそれじゃ 切って 貼って 擦れた 注がれて終わる 終わりへ征く 「なんで?なんで?」とか もっと所為を付けて 草花枯れる様に 痛い 痛いけれど 何度吐き出された イタズラに愚弄 棄てられてしまった 僕の声 iの乗と濁り 靠れ込んだその対価 腐れた花弁 戻せもせずに そんな与太話すらも 今はとても遠い幻。 求めた願いじゃ 眩んで沈む 揺らす張りぼてと交りて 止めないでいて。